06/11/29 20:53:58.51 HQZ9wwCx0
「くっ! 全然身動きとれねぇ!」
『…………』
今も道行く人から白い目で見られているであろうことは想像に難くない。
こんなショッキングな場面、両親には絶対に見せられないな。
「ほんとどうするよこれ。死ぬほど恥ずかしいけど、助けを求めるしかないか?」
『……大丈夫……』
そう言うと、ちなみは何事もなかったようにむっくりと起き上がりやがった。
「な、おい! 挟まって出られなかったんじゃないのか!?」
『……出られないなんて一言も言ってない……』
「んぁーまぁいいや、とりあえずここから出るの手伝ってくれ」
『……うーん、どうしよっかなぁ……』
「ちょ、マジ頼む、悪い冗談はよしてくれ。このまま放置とか勘弁してくれよな」
『……タカシ、すごく無様……。バカみたい……。クスッ……♪』
側溝に突っ込んだままのオレの頭を優しく撫でるちなみ。なにこれ。すごい屈辱感。
「ま、まさか全て計算のうちか!?」
『……タカシが出られなくなったのは想定外……』
「じゃあ早くここから出してくれ! 末代までの恥となるだろっ!」
『……挟まってるタカシ……かわいいっ……♪』
「早く助けろぉー!!」
ニャーン
『……あ、さっきのねこさん……。待ってぇー……』
「おいこらーーッ!! 置いてくなぁーーッ!!!」
翌日、どっかのバカップルの奇怪なプレイ内容が近所中の噂になっていたことは言うまでもない。