06/10/01 16:59:29.25 3WWeACngO
>>339
女友「はぁぁーー」
男友「どうした?溜息なんかついて」
あたしが誰も居ない受付前の椅子に座って溜息をついていると、どこからか男友が現れた。
女友「なんでいるの」
男友「なんではないだろ?迎えに来てやったのに」
そんな約束してたっけ。
女友「そっか……ねぇ、男友?」
男友「何だ?」
女友「あたし、振られちゃった…」
自分で口にして改めて実感する。あぁ、あたしは男に振られたんだ。振り向かせる事は出来なかったんだ。
男友「そっか」
男友はさして気にもとめない様子で言う。普段なら腹が立つその軽さが、今はありがたかった。
男友「別に……泣いてもいいぞ」
男友の言葉に涙腺が緩みかけ、慌てて締める。
女友「ありがとう」
男友「俺の胸でな!」
女友「それは御免被る」
自慢気に胸を叩く男友に脊髄反射でそう言うと、彼は笑う。
男友「ひっでえ!」
ありがとう。