06/10/01 11:20:20.45 3WWeACngO
>>295
男「……それでな、先週なんか朝会で雄叫びあげて一躍有名になったんだぞ」
女「えぇ!?本当かなぁ?」
俺は以前の女について話していた。女が以前の俺に関わる行動の一切覚えていなかったからだ。
男「本当だって。あれはびっくりしたなぁ…」
わずか数日前の事なのに、そのことがまるで何年も前の事みたいに懐かしむ気持ちが胸に込み上げてくる。
いつの間にか、俺の中で女の存在は“非日常”から欠かすことの出来ない“日常”へと変わっていた。
女「それで…」
男「ん?」
女「なんで、私は雄叫びなんかあげたの?」
男「そ、それは……」
まさか、“俺に告白するため”だなんて言えるはずがない。
女「お願い!教えて!何か大事な事を忘れてる気がするの!」
女は身を乗り出して、俺の手を両手で包むように握る。
男「え、えーと……」
女「じーーーーーー」
女に見つめられた俺が返答に困っていると、
女友「いやぁ皆の衆!元気かい?!」
女友が勢いよく入ってきた。