06/03/01 02:22:59 2f1R7Dld
記録は続けたいだけど本音は言わない
チームのため、ファンのために
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>トーレ監督が翌日の松井欠場を明言した4月19日、私には予感があった。
>「この記録はたぶん続く」。その根拠は、松井の意欲だった。
>一夜明けた20日、松井は野球人生初の代走という形で、記録を継続させた。
>日米通算1268試合連続出場。最初の関門突破だったが、しかし決して意欲だけで
>継続させた記録ではない。周囲の配慮がなければ、途切れる可能性も十分にあった。
>20日の試合前、トーレ監督はまだ、松井の真意を計りかねていた。本人に直接尋ねても
>「チームの方針に従う」という答えしか返ってこない。
>そのため、記者との懇談で松井の話題が飛び出した時には、日本人メディアの反応をつぶさに観察していた。
>しかし誰も、松井の本音を代弁する記者はない。仕方なく、専属広報の広岡を呼んだ。
>「本当は出たいんです」巨人に入団した93年から松井を知る男の一言が、最終的な決断の決め手となった。
>取材にはいつも礼儀正しく応じる松井だが、一方で担当記者の間では「なかなか本音を言わない男」との
>人物像が固まっている。他人のひぼう中傷は絶対に口にせず、独りよがりなコメントもない。必ずチームのため、
>ファンのため、という話につながってくる。反対に、そこさえ見誤らなければ、本音を間違えることもない。
>広岡広報は「ちゃんと取材してれば、本音が見える選手」という。
>松井が本音を口にしなかった理由は、チームへの気遣いとファンへの責任の間で揺れたからだと思う。
>トーレ監督は本来、長いシーズンを見越して1選手の全試合出場を嫌う。しかし日本のファンは、
>ブラウン管の向こうで毎日、松井の雄姿を待っている。松井の意欲だけは、指揮官の心の中にインプットされた。
空気読んだトーレ監督、温情の代走起用