06/12/28 13:19:41 u3pJEtCB0
水銀燈「…やっぱりそうなの 私のこと、ずっとそう思っていたんでしょう
自分より劣るかわいそうなドールだと 」
真紅 「それは…」
水銀燈「優しい言葉をかけたことも手をかけてくれたことも
私を哀れんでいただけ 上から見下ろして満足していたんでしょう」
真紅 「違う…」
水銀燈「自分が上だと…自分はお父様に愛されていると そう思って私を笑っていただけなんでしょう」
真紅 「それは違うわ… 違う… 私は…」
水銀燈「うるさい! …嫌な女。少しばかり恵まれてうまれただけなのに
たまたま上手く作られただけなのに…
私の存在なんて、あなたにとっては自分の価値を高めるだけだった 」
真紅 「違うわ! 私はせめて、サラのもとで幸せに暮らせるようにと思って…」
水銀燈「それが私を馬鹿にしているといっているのよ! 私をローゼンメイデンと認めてくれてなかった!」
真紅 「…だってあなたは! 」
水銀燈「あなたみたいなドール、アリスになれるわけがない! 」
真紅 「そ…そうよね、守るつもりで、あなたをこんなに傷つけてしまうなんて……
あなたの言うとおり、私にはアリスになる資格はないわ」
水銀燈「えっ? ご、ごめんなさい…私そんなつもりじゃ……
ついカッとなって…本気じゃなかったの。許して、真紅」
真紅 「ううん、私の方こそ、水銀燈の気持ちも考えずに、自分の考えを押し付けてた。
ごめんなさい。あなたは立派なローゼンメイデンよ」
水銀燈「真紅……」
真紅 「水銀燈……」
真紅・水銀燈「「…というわけで、ローザミスティカ寄越せ!」」
アリスゲーム開始