06/11/21 13:01:49 CJ0TSYpk0
インパールからの敗走撤退中に知り合った10歳以上年下の戦車兵に軽機と擲弾筒で
助けられた落ち合ったワシらは砲兵隊が遺棄していった88ミリ砲陣地へ。
そしたら戦車兵が放棄された乾パンやら薬箱やらを、捻りハチマキのワシ達に。
まぁたまには食糧にありつけるのもいいか、と思い喰っていたら、戦車兵が
薬見ながら泣き出した。ワシはあまりの想定の範囲を超えた事態にﾎﾟカーンとしてしまった。
戦車兵は素に戻って「・・・・オレは薬屋のせがれ。薬をみると泣けてくる」と恥しそうにワシらに言った。
そして変に臭い水をのませてくれたんだ。
英軍、攻撃再開。「ジャップは重火器を持っていない、一気に踏み潰せ！」とばかりに潰走兵の群れに射撃。
砲声を聞き、わしらはビクンビクンと身体を引き攣らせたが、眠ってしまった。
「はっ！はぁぁん、何で、何で眠ってしまったの？」チンコをしごく。
「メガネでガニマタの戦車兵が、乾パンくれて、あんた達を後方に連れて行けって」
「砂山、一人で死ぬ気ぃぃぃ？」
実話らしいです。きっと無理な司令部だけの独断で行った作戦というか、
ミスター88ミリ、我々は一体何をしたのだろう、と考えさせられた一夜でした。