ガチムチの六尺兄貴のガイドライン 8尺目at GLINE
ガチムチの六尺兄貴のガイドライン 8尺目 - 暇つぶし2ch392:水先案名無い人
06/11/12 13:39:19 HmzwbMqh0
「昼食やっかぁ」
ランチタイムギリギリに入店すると、縦じわでよれよれのスーツを整えた。
カウンターの前に座り、体を落ち着ける。
既に腹をペコちゃんにし、俺の胃は俺の食事摂取を待つ。
顔を横にして厨房を見ると、店主に怒られた、留学生がそこにあった。
「泡のついたコップのお冷だぜ」声に出していう。
「男はやっぱ大山ハンバーグランチ」
やおら厨房の脇から留学生が、ズルムケ状態の仮性包茎看板を取り込もうとするが、店主に説教をたっぷり食らい、
逆手でジャンボ用皿をこね回す、「ヌリュッ、ヌチョッ」音が俺の不快中枢を更に刺激する。
「お待たせしました」ランチ到着に合わせて、胃袋を上下させる。
「ほー いいじゃないか こういうのでいいんだよこういうので」ハンバーグを頬張る。
「はふ、むぐ、むぐ、むぐ」顔から熱くなり、やがて頭の中が真っ白になる。
「豆腐、豆腐」「バンビさんの弁当」
頃合いをみて他の客が次々に出て行く。俺は自分のこの孤独な食事が好きだ。
白いエプロン姿がカウンターの前に残り、ぶらぶらの厨房のバックに、汗垂らして、首を振り、右手で手刀くらい、
両手でヌルヌルと皿を洗う。厨房の中の留学生は、日本一の苦学生になっていた。
「ちきしょうこれしか喉を通らネェよ」怒り最高潮が近付くと、いつもそう思った。
ハンバーグをもう一度効かせ、千円札を追加すると、店主へ向かってまっしぐらだ。
「腕を折ってやる」「個人輸入一本のほんまもんの男」
「孤独で、豊かで」「帰れ、帰れ」口論しながら、クライマックスをめざす。
「出て行け!」店主の腕から、激しい押し出しが繰り出された。やがてアームロックとなり、腕を軋ます。
-許してぇ- -もっと折り曲げてぇ-相反する気持ちがせめぎあい、俺は崖っ淵に立つ。
「痛っイイ」店主は膝を直角に曲げ、骨折に備える。関節は限界に達しようとしていた。
「あ、やめて! 」「それ以上はいけない」
アームロックを押し分けて、留学生が止めに入る。
真っ白い時間が過ぎ、目の前が現実に戻る。



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