06/11/06 06:30:24 JrseDFkU0
「一面やっかぁ」
カエルスーツを脱ぎ捨てると、縦じわでよれよれの帽子を整えた。栗の前に立ち頭を踏む。
既にブロックを叩き、俺のキノコは俺の食事を待つ。
身体を横にして↓を押すと、タヌキスーツを持ち上げて、地蔵がそこにあった。
「俺のヒゲ一本の99upだぜ」声に出していう。
「男はやっぱ99up」
やおら土管の脇から、ズルムケ状態の仮性包茎ノコノコを取り出す、手にコインをたっぷり取り、逆手で亀の頭を踏み回す、
「ポキョッ、ポキョッ」音が俺の1up中枢を更に刺激する。
「ノコノコたまんねぇ」ジャンプに合わせて、身体を上下させる。
「男の99upにゃあこれだよ」フラワーを吸い込む。
「スッ、スッ、スッ、スッ」体からデカくなり、やがてコスチュームが真っ白になる。
「ノコノコ、ノコノコ」「配管工の1up」
頃合いをみて中身を引き抜く。俺は自分のこの甲羅が好きだ。
緑色の甲羅だけがブロックに残り、ぶらぶらのハダカガメのバックに、ファイアかまして、両足で踏み、左足で100ポイント引っ張り、右足で200ポイントと点を稼ぐ。
亀の上の俺は、キノコ王国一のヒゲ男になっていた。
「ちきしょうピーチに見せてやりテェよ」最高潮が近付くと、いつもそう思った。ダッシュをもう一度効かせ、ポイントを追加すると、1upへ向かってまっしぐらだ。
「99機になってやる」「甲羅一本のほんまもんの増殖」
「うりゃ、そりゃ」「ポコッ、ポコッ」甲羅をはじきながら、1upをめざす。
「たまんねぇよ」足の裏から、激しいうねりが起こった。やがて奔流となり、俺を悩ます。
-降りてぇ- -もっと踏みてぇ-相反する気持ちがせめぎあい、俺は崖っ淵に立つ。
「きたっ」俺は膝を直角に曲げ、それに備える。残機upは堰を切ろうとしていた。
「まず1up ! 」「ぶちっ」
ポイントを押し分けて、初1upがしゃくり出される。
制限タイムが過ぎ、目の前が現実に戻る。