06/09/16 12:37:23 OTM8OhER0
【産経抄】ネット掲示板等の「匿名」の場では倫理観もかなぐり捨てる…現代人の「二面性」に見る“不気味
スレリンク(newsplus板)
月刊紙が行った高校生の倫理観に関するアンケートによれば、半数近くが電車内での
携帯電話を悪いとは思っていないという。女子生徒が教室で化粧することも6割以上が
容認していた。しかし、この調査に興味を覚えたのは別の点からだった。
▼電車やバスで席を譲るという生徒は4割未満しかいなかった。それなのに近所の人に
あいさつするのは7割もいる。目上の人に敬語を使う生徒となれば9割に達する。
どう受け止めればいいのか考え込んでしまうが、実は日常生活でもしばしば経験している
ことである。
▼例えば、コンビニや昼食に行ったときの、若い店員たちの応対である。マニュアル通り
だとはいえ、実にていねいで礼儀正しい。ところがその一方では、禁煙の場でたばこを
吸い、電車内で化粧する。同じ若者たちでこんなにも違うのかと、目を疑ってしまう。
▼若者だけとはいえないこの二面性は、現代の「匿名社会」を反映しているように思えて
ならない。胸に名札をつけているような職場や公の場では、モラルや決まりをきちんと守る。
だがそこを離れて大衆の中に埋没した「匿名」の場では、倫理観もかなぐり捨てるのだろう。
▼インターネットを使った電子掲示板やブログ(日記風ホームページ)も、その匿名性が
しばしば問題になる。誰でも自由に閲覧や書き込みができる。そのため、匿名で他人を
誹謗(ひぼう)中傷したり、批判合戦したりということが日常茶飯事に行われているという。
▼「ヤアヤア我こそは」と名乗りあった武士の時代と違って現代は、プライバシー保護や
人権の名のもとに「匿名」が許され、幅をきかしている。それが時としてテロや犯罪に利用
されることになる。何だか、不気味な時代になったものである。
産経:URLリンク(www.sankei.co.jp)
そ し て こ の 記 事 は 匿 名 。