06/09/15 22:53:59 C/FQSsEx0
続き
電波を受けて執筆したために引き起こされる悲惨な事故が絶えない。06年にジャーナリスト宣言が宣誓され、
電波記事はいったん減ったが、最近は微増の傾向がみえる。
記事の軽重が問われる「取材禁止」を逃れるため、電波記事を書いた後に提灯記事を書く者もいる。機嫌をとって、怒り
をさまそうということらしい。これなどは、電波記事で人を殺傷するかもしれないが構わない、そして被害者が
どうなっても構わないという「構わん罪」を二重に犯している。
記者本人の自覚が肝心だし、電波フレーズを書かせたデスク側の責任も重い。しかしもう少し広く見れば、いわば普通
の人を瞬時に殺人者に変える魔力を持つ新聞をつくり、売っている側も危機感を持つべきではないか。
販売部数が世界でトップクラスとか、一日で800万部を売ったといった業績も大事だが、被害者や、人を笑わせる
電波記事を一つでも減らす手だてをどれだけとってきたのだろう。「(麻薬を)吸って動かない人間」の開発に取り組む
新聞社もあるようだが、遅すぎてはいないか。
「あなたと周囲の人の安全のため、電波を飛ばすのはやめましょう」「権力は記者を狂気に変えます」「アジテーションやめます
か。人間やめますか」。こんな「警告」を車体や広告に掲げる時代が来ないとも限らない。