【免疫力】新聞-社説系の電波フレーズ2【息づかい】at GLINE
【免疫力】新聞-社説系の電波フレーズ2【息づかい】 - 暇つぶし2ch61:演出として音楽が流れることはあまりない。
06/04/18 22:46:14 pphbHMYS0
天人スレ住人って、いったい・・・

144 Name: 文責・名無しさん [sage] Date: 2006/04/18(火) 09:28:10 ID: Zh3UM0Zk Be:
    【天声人語】2006年04月18日(火曜日)付
     「私にとって『紙屋悦子の青春』は、あの時代を生きた若者たちに捧(ささ)げるレクイエムでもあ
    ります―」。映画監督・黒木和雄さんは、最新作のパンフレットに、そう書いた。

     8月の公開に向けて、試写会やパンフの印刷が進んでいた。そのさなかに脳こうそくで倒れ、75歳
    で急逝した。少年時代の空襲体験に基づく「美しい夏キリシマ」や、原爆投下後の広島を舞台にした井
    上ひさしさんの戯曲による「父と暮せば」などを監督、「あの時代」を庶民の目線で描き続けた。

     松田正隆さんの戯曲を映画化した「紙屋悦子の青春」は、昭和20年の鹿児島を舞台に、特攻で出撃
    する青年と、その友や知人の娘との交流を描く。タイトルを掲げる冒頭と最後を除いて、音楽が入って
    いない。

     現実の世界では、映画のように演出として音楽が流れることはあまりない。音楽を入れないことで、
    感傷に流れるのを押しとどめようとしたのではないか。映画では、その人々の日常が「時代」によって
    つくられ、また壊されてゆくさまが淡々とつづられる。

     やがて友と娘は結ばれ、共に老いたある日、夕闇の迫る中でこんな会話をする。「今日の続きのある
    とですか」と妻が言う。「うん……ずっと続くったい。いつまででん」。今日の続きが「ある」と言え
    なかった人たちへの鎮魂のように聞こえる。

     黒木さんには一度お会いしたが、静かなたたずまいの中に、生と死の深い淵(ふち)からもの見るよ
    うな面ざしがあった。作品は、「あの時代」を二度と繰り返さないようにという願いであり、伝言なの
    だろう。

146 Name: 文責・名無しさん [sage] Date: 2006/04/18(火) 12:08:25 ID: 182meuqS Be:
    漏れが彼女に捨てられたときに、オフコースの曲が流れたよ。粋な演出だた。


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch