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【中日社説】2006年8月29日(火)
取り締まりに偏りが
政党ビラを配り、逮捕・起訴された男性に無罪の判決が出た。いわゆる「左翼」や「反体制」の活動だけに
目を光らせては、警察の取り締まりに偏向があると言われてもやむを得ない。
ビラ配り無罪
まるで「ビラを配っただけで有罪」という流れができつつあっただけに、今回の無罪判決はそれにクギを刺したと
いえる。今後は警察当局により慎重な捜査が求められよう。
ビラ配布が有罪となった一例目は、昨年十二月。自衛隊宿舎でビラを配った市民団体の三人に、東京高
裁が「逆転有罪」を言い渡した。二例目は今年六月で、共産党機関紙などを配った社会保険庁職員が、
国家公務員法違反で「罰金十万円・執行猶予二年」という判決を受けた。
いずれも「イラク派兵反対」や「憲法を守ろう」などという政治的な主張が書かれたビラが対象となっていたため、
左翼や「反体制」を旗印にした団体を“ねらい撃ち”にする印象を世間に与えた。
同様の事件が続いただけに、警察当局による一連の取り締まりは、微罪に形を変えた「言論封じ」ではないか
という声まで上がっていた。
(※続きます)