06/08/28 04:26:38 D17GNDc00
太陽系に惑星は九つ。一番遠い惑星は冥王星―。そんな常識が、約80年ぶりに変わる。
国際天文学連合(IAU)が、これまで米国人の発見ゆえに惑星と定義されてきた冥王星の存在を見直したためだ。
1930年2月18日、米国人クライド・トンボーによって発見された「新惑星」冥王星はアメリカの科学力の勝利の象徴であり、誇りでもあった。
アメリカの代表的キャラクター、ミッキーマウスの忠犬の名がプルート(冥王星の英名)であることからも、それがわかるだろう。
しかし、先の中東での失態を始め、最早米国至上主義は通用しない。NASAが新発見の天体を惑星とゴリ押ししようとして今回の結果に至ったこともさらに滑稽さを増す。
然るに我が国はどうか。相も変わらず米国に中心軸を置く外交姿勢のままでは、星の世界以上に時代の趨勢(すうせい)から取り残されていると言わざるを得ない。天文学者たちの勇気から学ぶ事は多い。
ディズニー社では矮小(わいしょう=ドワーフ)惑星に降格されたことを不満として、「白雪姫と7人のこびと」のキャラクターの「こびと(ドワーフ)」たちがプルートを自分たちの仲間に迎え入れる用意がある、と発表した。
なんという傲慢、まるで三文芝居ではないか。どこからかハイホーの響きが聞えてくるようだ。