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スレリンク(newsplus板)
JR中央線の電車内で痴漢行為をしたとして、東京都迷惑防止条例違反の罪に
問われた都内の男性会社員(39)の控訴審判決が14日、東京高裁であった。
白木勇裁判長は、罰金30万円とした1審・東京地裁判決を破棄し、逆転無罪を
言い渡した。判決によると、男性は昨年5月12日午前10時半過ぎ、通勤途中の
電車内で、突然、前にいた無職女性(当時22歳)に「痴漢、やめてください」と
言われ、腕を捕まれた。無実を証明しようと、女性を連れて中野駅事務所に行ったが、
現行犯逮捕され、約1か月間、警視庁中野署に拘置された。
女性の証言を全面的に採用した1審判決に対し、この日の判決は、<1>下半身に
何かが触れたのを痴漢と思い込んだ可能性がある<2>スカートをたくし上げるという
大胆な行為があったとは考えにくい―と指摘。「犯罪の証明がない」と結論付けた。
判決言い渡し後、白木裁判長は、男性が混雑していない車内で女性のそばで向かい
合っていたことから、「電車の中では女性と離れて立つのが、マナーです」と説諭した。