06/01/29 14:05:59 MlZpl4h5O
小学生の頃、同じクラスのヤシんちに行った。
ソイツの姉ちゃんは高校生でキレイだった。 化粧してるのをボケーと見てた。
「何で見てるの?」 やさーしく微笑んでくれた。
「ち、ちゅーしたい!」おいら、とっさに言った。 姉ちゃん、頭なぜなぜして、オデコにちゅーしてくれた。
「口紅ついちゃったわね」 コットンでキレイにしてくれた。 おいら、コットンを奪って逃げた。
次の日、姉ちゃんに告った。
「お姉ちゃん、彼氏いるの」
おいら
「ならば、貴様を殺して永遠に我と共に」
姉ちゃん
「よかろう。来るが良い」 虚空を突き破る轟音。 空気を切り裂く甲高い音。 おいらの口から鮮血があふれ出す。 おいらの拳は僅かに届かず、逆に手刀が胸に突き刺さっている。 崩れ落ちるおいら。 おいら 「・・・これで、貴様は俺を忘れないだろう。ぐ・・」
姉ちゃん「忘れはせぬ。貴様の魂我が心と共に。」 「悲しき男よ。誰よりも愛深く、拳でしか愛を語れぬゆえに。」
死してなおその男の顔に浮かぶ表情は 喜びであったか悲しみであったか。
その時、一陣の風が吹いた。 愛に死んだ修羅の魂を運び去るように。