05/12/01 10:12:41 M2BwEwlQ0
俺は今は野球が大嫌いだが昔は、叔父さんとキャッチボールとかするのが好きだった。
正直上手くはなかったけど、叔父さんはそんな俺に優しく教えてくれた。
グローブを初めて買ってくれたのも叔父さんだった。
それでなんとなく叔父さんの勧めもあって小5の頃、小学校のスポーツ少年団の野球クラブに入った。
……でもそこはただのDQNの親と子供集まりだった。
特にそこのクラブはほとんど全員が小1から入っていて、もう輪みたいのが出来ていてとても排他的だった。
俺みたいな小5から入った奴には奇異の目と軽蔑の態度がありありと感じられた。
もともと野球なんて上手くなかったせいもあって俺は毎日怒鳴られっぱなしだった。
でもどんなに凹んでも帰ってきても叔父さんは俺を責めなかった。
叔父さんは独身で仕事以外にもやることがあったのに俺を見放すことはなかった。
ただ「なら、少しずつ上手くなろう」といつも練習に付き合ってくれた。
そんなある日、日曜日に練習試合があった。叔父さんも見にきてくれた。
俺は補欠だったから叔父さんには少し申し訳ない気持ちがあった。
試合はうちのボロ負け試合だった。
監督はDQNだからきれっぱなしで采配も投げやりだったのを覚えている。
そうのうち勝手にDQNの息子が投げたくないとか言い出して勝手にマウンドを降りた。
でなぜか俺がピッチャーをやらされた。
結果は散々だった…俺もピッチャーなんてやるのは初めてだった……
試合後俺は監督に叔父さんの見てる前で散々罵られた。
最後には俺ひとりでグラウンドの片付けをやれといって、他のチームメイトを帰しだした。
俺は仕方なく言われた通り一人でグラウンドの片付けを始めた。
そこに、その一部始終を見ていた叔父さんが怒って監督に文句をつけた。
……そのとき俺はこの監督を死ぬほど殺したくなった。
「あんた○○(俺)の叔父なんだろ?実の父親でもないあんたに文句を言われる筋合いはない」
「それに独身のあんたに俺みたいに子供を育てながら監督をやっている苦労はわからない」
叔父さんは黙って俺の手を引くとそのまま家に帰っていった。
俺は今になって後悔している…叔父さんが独身であることを監督に言ったことを……