05/11/27 21:09:50 /uJ/NBAa0
コック長「どうだい?今日の僕の料理は。」
友人「ははは、いや今更感想も無いだろう。君の料理は
いつでも僕の中では世界一だよ、今日もね。」
コック長は目を細めた。
コック長「それはありがとう。ところで君の前の奥さんをこの前
見かけたよ。元気そうだったよ。君とここに来てた
時はいつも顔色が悪そうだったのになあ。」
友人の手が止まった。
それまでの笑顔が嘘のように突如顔はこわばっていた。
ガチャン!
と荒々しくナイフを置き、
友人「・・・そうか。・・その話は・・やめてくれないか?」
コック長「ど、どうしたんだい!?」
友人「君は・・・。最高の腕を持つ、しかし最悪の調理人だな。」
「失礼する。」
そう言っていそいそと店を出ていった。