05/10/08 05:49:21 DzP4McwdO
以前に政界を追われた老人が、記者会見を開いた。
「私は不治の病に侵されています。余命は一年と宣言されました。」
突然の告白に記者団は戸惑うばかりだ。
「以前の私は汚い金を受け取り、国民の期待を裏切りました。」
「私に出来ることは、この体を世界のみなさんの健康のために捧げることだけです」
「恥ずかしながら、私には、もう、時間も資金も有りません。」
「この不治の病の治療法の研究のために、私は体を捧げます。
どうか、研究に必要なだけの金額を募金していただけませんか?」
その政治家の涙のおかげか、募金額は予定よりも多く集まった。
三年後、医師団の予想よりも二年以上長生きした後、政治家は無くなった。
治療を担当した医師団は、延命に効果があると思われる物を発表した。
その内容を以下に記す。
「松坂牛のステーキ・確実に国産である松茸、ロシア産のキャビア・
ツバメの巣・アワビなどの最高級の食材を食すること。
もしくは、異性に囲まれ思うがままに一日を過ごし、欲望のままに過ごすこと。
その他、通常の人間の欲望に現れる事の中のいずれかに、延命作用があると
考えられる。」