06/06/30 12:14:15 LWvDzbHe
「お国のため」なら何でも許されるの?
市原市 赤井邦子(38歳)
ドイツW杯での日本の敗退が決まり、敗因の分析をする前に川渕会長の「失言」によって
早くも新監督へと話題を移ってしまいました。ジェフ千葉のオシム監督です。オシム氏は
ジェフの監督で契約はまだ続いているのに、それを無視しての指名に不快感を感じたのは
私だけではないはずです。
「お国のため」なら何をやっても許される。韓国の人たちを大量連行した戦前の日本のごとく、
オシム氏を赤紙徴集しようとする日本サッカー協会のやり方は許せません。協会のやり方は
小泉首相就任から加速を始めた日本の右傾化と無関係ではないでしょう。協会からオシム氏を
求められるジェフの経営陣の心中は察するに余りあります。
W杯は素晴らしい大会です。02年は韓国と共同で開催し、韓国チームの躍進には日本中が
熱狂し、賛辞を送りました。それをきっかけに韓流として韓国ドラマが私たちの日常ともなり、
遠くて近い国は、近くて近い国になりつつあります。
小泉総理の靖国参拝で戦前に日本が迷惑をかけたアジアの方々を傷つけています。
そのアジアの方々が今回の協会のやり方を見たらどう思うのでしょうか?戦争を体験した
私の母親は今回の件を「お国のためと赤紙一枚で爺さんを奪っていった昔の日本を見ているようで
怖い」と語っています。アジアの方もきっと同じ思いでしょう。
お国に尽くすのを光栄と思え、お国に大事な人を差し出すのは光栄と思え。
協会のやり方に疑問を持たず、ジェフサポーターの声を無視する今の日本に平和な未来は
あるのでしょうか・・・・。