06/11/28 22:46:33 awMTKvDK0
全員の視線が相川に集まる。見つめるというレベルを越え、凝視していた。相川はそれを
気にしないようにしながら、4人に満遍なくぎこちない笑顔を振りまいた。そしてカウン
ターの上に丁寧に、4個のコーヒーカップを並べた。4個とも模様が違う。けれど大きさ
は同じ。相川の手が震えているせいか、小さくカチャカチャと音がした。
「村松さんご注文のエスプレッソを4つご用意しました。さ、みなさんどうぞこちらへ!」
何かを振り切るように、元気な声を出す。奇妙な雰囲気に下山と迎が顔を見合わせた。村
松も大きな目をキョトンとさせている。入り口に立ったままの筧は、ガルシアに即されて
中へと進んだ。そのままガルシアの巨体が出口を塞ぐ。
「さ、どうぞカップのある席にお座り下さい!」
相川がカウンター内から改めて4人を呼び寄せる。真っ先に筧がカップに歩み寄った。1
個1個、コーヒーの香りをしっかりと味わうように、必要以上に顔を近づけている。なに
もそこまで顔を寄せなくても、と迎は思った。筧はそれほどコーヒー通だったろうか?微
かな香りの違いや濃さにこだわるほどコーヒー好きだったろうか?確かに筧の様子は異常
なほどで、液体の薄さ、濃さの違いまで見ているようだ。まるで体でカップを隠すように
して念入りに調べている。1つのカップを選ぶと、ようやくその前の席に腰を下ろした。
「さ、村松さんも。ご注文のエスプレッソですよ。下山さんも迎も」
不審そうな顔つきで村松が席を立つ。残りの2人もカウンター中央に集まる。そしてそれ
ぞれが適当に選んだ席に座った。特別コーヒーにこだわりは無い。エスプレッソと言われ
ても、濃いコーヒーというぐらいしか知らない。目の前には申し分ない香りが立ち上るコ
ーヒー。カウンター越しの相川が姿勢を正した。
「では、ご説明致します。これからみなさんにこのコーヒーを飲んで頂きます。自信作の
エスプレッソです。エスプレッソの作り方は念入りに練習してきたんです。嫁さんもOK
出してくれました。とっても美味しいと思います。………でも」
内緒話をするように、そっと身を屈めた。
「でもこれは、ロシアンコーヒー」
明るい口調で語りたかったようだが、肝心の箇所で声が震えた。
126:「89・ロシアンコーヒー 2/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/11/28 22:47:59 awMTKvDK0
「ロシア製のコーヒーってわけじゃなくて、このうち3つは美味しい普通のコーヒー、た
だし、残りの1個だけ………毒が入ってます」
言葉の意味を理解し、4人の表情が凍りつく。
「このトラップは、この店に選手が4人揃ったらスタートだったんです。4人も同時に集
まらないと思っていたんですけど……やっとスタート!」
相川が高らかに宣言した。
「さ、どうぞお飲み下さい、冷めないうちにどうぞ」
カップに手を伸ばす者などいない。ただ緊張感に満ちた時間が流れた。
下山はチラリと出口の方を見た。仁王立ちしているガルシアを突破するのは無理なようだ。
深呼吸をする。事態はとんでもない方向へ行き着いてしまった。しかも最悪な状況。席を
選んだ時点で、飲むコーヒーは目の前のものに決まってしまっている。
生き残れる確率は4分の3。比較的高いとは言える。だが……
(なんだよ……なんでこんな………ここは中立地帯だろうが!)
誰も自発的に戦いなど起こしてはいないのに。
(なんでこんな時に、ここに来ちまったんだ!)
キレて暴れたくもなる状況。しかしそんなことをしては真っ先に自分が殺されるのだろう。
誰かの何かによって。下山の手は震えていた。チラリと横目で隣を見る。筧の腕の震えが
見てとれた。4人がコーヒーを飲んだ次の瞬間、誰かが死んでいるのだ。最後の言葉も残
せず。最後の思いも託せず。
拒否権の無い選択。知らぬ間に選ばされてしまった運命。
(どうして………)
そんな言葉しか浮かばない。冷静に何かを考えようとするのに、何も浮かばない自分がも
どかしい。
「さ、冷めないうちに、どうぞ」
同じように緊張している相川が告げた。まだ手元が震えているらしく、それを隠そうと手
を組んだり揉み手をしたり忙しそうだ。
思わせぶりにグラボースキーが机をコン、と叩いた。
127:「89・ロシアンコーヒー 3/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/11/28 22:49:11 awMTKvDK0
最初に手を伸ばしたのは村松だった。
「………」
しっかりした手つきで、目の前にあるコーヒーカップを手に取った。
「……俺が注文したんだしな。頂くよ」
誰とも目を合わせることなく、カップを口に運んだ。唇に液体が触れる。熱すぎず、ぬる
すぎず、すんなりと飲める熱さだった。村松は一気に飲み干した。
「さ、みなさんも」
相川が即す。その右手に銀色に光る鋭いものが、まるで3人を脅すように見えた。
下山、筧、迎も慌ててカップを手に取った。そして3人同時に一気にコーヒーを飲み干し
た。味などわからないまま。
カチャン、カチャンとソーサーにカップが戻される。
誰も何も喋らなかった。
静かな時間、誰かのほんの少しの変化も逃さないように。
重苦しい沈黙。時計の針の音まで聞こえていた。
相川はもしもの時の為に銀色のナイフを握っていた。その手に脂汗がにじんだ。自分の作
ったコーヒーに毒を入れた。どのカップに入れたかは、自分だけが知っている。自分によ
って、誰かが死ぬ。自分が今、誰かを殺すのだ。
目の前に並んでいる4人の顔も、緊張感に満ちている。カップを見つめている者、机のや
や遠くを見つめている者、じっと俯いている者、目を泳がせている者。
(は、早く決着ついてくれ……俺の方が耐えられないよ……)
そう思った時、グラリと1人の体が揺れた。
そのまま前に倒れ、机に突っ伏す。カップが倒れた。
誰も何も言わないまま、その体を見つめていた。
もう動かないその体を。
【×筧裕次郎 残り・31名】
128:「90・ダブルトラップ 1/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/11/28 22:50:27 awMTKvDK0
「……筧、でしたね」
相川が呟く。少し声が喉に引っ掛かり、水を飲んだ。緊張は隠せなかった。
「トラップタイムはこれで終わりです。あとはどうぞご自由に」
「ご自由にって言われても、この島からは出られないんだろ」
「ええ」
村松の問いに、やや冷静さを取り戻しながら答える。また水を飲んだ。量が足りなくて新
しい水を注ぎ足し、それをまた飲み干した。
大きく一回深呼吸をしてから、下山が立ち上がった。手を合わせ、目を閉じて筧の体をそ
っと拝み、村松を見た。
「村松さん、どうします?」
「………脱出する方法を考える」
「1人で?」
「1人は厳しい。仲間を探す」
村松も立ち上がる。やはり目を閉じ、動かない筧の体に黙礼した。
もう戸口にガルシアはいなかった。自由に出入りが出来る普通の時間に戻ったのだ。
今は少しでも筧の死体から離れたかった。下山も村松もカウンターから距離を取った。
「………俺は、信じられますか?」
いつもよりトーンの低い下山の真剣な問いかけに、村松は小さく笑った。
「信じたいな」
「じゃあ、共同戦線張りませんか?1人で考えるより、2人で考えた方が有利です。脅す
つもりじゃないけど……俺を仲間にした方が有利ですよ」
下山は小さな機械を取り出した。
「俺の支給品、これなんです」
「………なんだ?」
村松が屈み込むようにしてそれを見る。
「………首輪探知機」
右手で簡単な操作をした。
「自分のいる近くに首輪があれば、ランプが点滅するんです。カーナビみたいな感じです
かね」
129:「90・ダブルトラップ 2/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/11/28 22:51:21 awMTKvDK0
現在の場所には2つのランプが灯っていた。
「……2つ?」
この店の中で首輪をつけた人間は4人。筧が消えて、残りは3人のはずだ。
村松と下山は揃って迎の方を見た。まだ椅子に座ったままの姿勢でいる。
「迎?」
声をかける。その背中は微動だにしない。
「迎、もう大丈夫だ」
そっと歩み寄り、肩をポンと叩いた。途端に迎が口から血を吹き出した。
「ぎゃあっ!」
叫んで飛びのいたのは相川。迎の体も筧と同じように前のめりに倒れた。
「ど、どういうことだ?!」
下山が狼狽える。
「し、死ぬのは1人だって言っただろ?!」
問い詰めるように相川を見た。
「1人ですよ!俺は1個のカップにしか入れてない!」
必死な顔で相川が弁解する。
「お前まさか……っ!」
村松は一声叫ぶと同時にボウガンを相川へと向けた。
「迎のカップにまで毒を入れたのか!」
「1個だって言ってるでしょう!」
「そんな嘘誰が……!」
「嘘じゃありません!」
「じゃあなんで迎まで……!」
「まさか俺たちのカップにも……!」
ボウガンの狙いがしっかりと定められる。相川は壁際に逃げたが、鋭い矢の先も相川を狙
って動いた。
「解毒剤は!」
「そ、そんなものありませんよ!だから言ってるじゃないですか!」
「ンの野郎っ!」
130:「90・ダブルトラップ 3/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/11/28 22:52:43 awMTKvDK0
村松の人差し指が動いたその瞬間、バンッ!という音がした。村松の首元から赤とピンク
がかった何かが飛び散った。同時に引き金が引かれ、ボウガンから矢が飛び出す。矢は
相川の胸に当たったが、ガツッという音と共に床に落ちた。
大きく揺れた村松の体が、重心を失って床に崩れ落ちる。首元から赤い液体が溢れ出た。
思わず下山は両手で口を抑え、壁側を向いてしゃがみ込んだ。堪え切れずにその場で吐
いた。慌ててブランボーが濡れタオルを持ってくる。そのまま下山の背中を撫でた。
「ダイジョブ、シモ、ダイジョブ」
そう繰り返して。
相川は自分の胸元を見た。防弾チョッキがこんな風に役立つとは。この店に入れられる前
に与えられた。やはり着ていて正解だった。
そっと筧を見た。筧は席に座る前に、コーヒーカップを選ぶ振りをしながらポケットから
小さな瓶を取り出していた。そして、他の選手、相川からも見えないように注意しながら、
1個のカップにその中身を注ぎ込んだ。おそらく毒だろうと思った。
ここは中立地帯。殺し合いは許されない。奥の決闘部屋以外で殺し合いを始めた者は、首
輪が爆発する。そう入り口にも書いてある。
だが筧は人殺しをしようとした。
相川は止めなかった。何故なら、筧は相川が毒を入れたカップの前に座ったから。
そして、真っ先に筧自身が死んだ。
そして、筧の仕掛けた毒に迎がやられた。
それらを見て我を失った村松は、相川を殺そうとして、中立地帯規定通り首輪が爆発した。
(一気に3人も減ったのか……)
相川はコップに冷たい水を入れると、まだしゃがみこんで吐いている下山へと差し出した。
【×迎祐一郎 ×村松有人 残り・29人】
131:《OTHER SIDE・4 1/2》 ◆UKNMK1fJ2Y
06/11/28 22:53:55 awMTKvDK0
「リプシー、ちょっと止めて」
小雨が降り始めた海の上、大島が言った。
「え?あ、はい」
言われた通りおとなしく船を止める。逸る気持ちを抑え、手招きする大島の方へと歩み寄
った。
「少し、あの島に関する話をしておきたいんだ」
膝の上で手を組み、ネッピーとリプシーの顔を交互に見る。
「この船を借りる時にね、こんなことを言われたんだよ。『あの死の島に何しに行くんです
か?』って」
「死の島?」
2人が同時に問い返す。大島はいつもの笑顔だったが、それが大島なりの真面目な表情だ
ということは2人にはわかっていた。
「この島から人が消えた理由。少しだけ聞けたんだ。港で話してもよかったんだけど誰が
聞いてるかわからないし、君たちは目立ち過ぎるから場所を変えた方がいいと思って。だ
ったら海の上かな、と」
大島は鞄から1枚の地図を取り出した。双子島の見取り図だ。
「ここ、左下、この橋の先にある小さな島。ここに研究所が建ってるんだ」
大島が指さす。
「この研究所で、とある研究が行われていた。その実験結果が漏れてしまったんだ」
「実験って……?」
リプシーが尋ねる。不安げな瞳で、穴が開きそうなほど真剣に大島を見つめた。
「微生物、というか、細菌というか……まあとにかく、人間の日常生活にはあまり必要な
いものだね。むしろご遠慮願いたい」
132:《OTHER SIDE・4 2/2》 ◆UKNMK1fJ2Y
06/11/28 22:54:42 awMTKvDK0
「………島の人たちは?」
恐る恐るネッピーが尋ねる。大島は小さく首を横に振った。
「だ、だって、そんなことあったなら、報道されたって……!」
「揉み消されたんだよ。報道規制だ」
「で、でも、島の人達が急にいなくなったら……」
「過疎の島だよ。観光事業も無くなった」
大島がそっと呟いた。
「………社会から消された島なんだ」
その一言に、ネッピーがうなだれる。親しかった2人の友人を思い出したのかもしれない。
本土から離れた小さな島で起こった悲劇。それを引き起こしたのは人間だ。
「風が吹いてしまったんだよ」
大島の説明が続く。
「風……?」
「ああ、海流とかいろんな気象条件から、普段は研究所は風下なんだ。でも、ある季節に
は時折気まぐれな風が吹く。普段とは逆方向からやってくる海風が」
「その風が………島の人々を?」
「偶然が重なったんだ。細菌が漏れた。滅多に吹かない風が吹いた」
そして大島は大きく息を吐いた。軽く座り直して、再び2人を見る。
「港の人たちがね、時折研究所に向かうらしいスーツの男を見かけたそうだ」
何かを予感して、ネッピーは息を潜めた。
「ネクタイピンには、オリックスグループのマークがついていたそうだ」
リプシーが耳を塞いだ。
133:「91・チャンス 1/4」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/11/28 22:56:27 awMTKvDK0
突然木の上から落ちてきた男に、ユウキと平野恵一は慌ててその場から飛びのいた。
研究所への道のり、綺麗な花畑を抜けた。ユウキが何げなくそこに立っている木を蹴った。
そうしたら頭上から降ってきたのだ。
「後藤さん?!」
「いてて……」
長い銃を抱えたまま腰をさすっている。ユウキは小さく舌打ちをした。
(またオリックス組かよ)
平野が駆け寄って後藤を起こす。
「ゴッツさん、大丈夫ですか?」
愛称で呼びかけると、後藤は照れ笑いをした。
「すまん、居眠りしてたんだ」
「木の上で?」
「ああ、ここなら隠れられると思って」
「……その銃で狙撃する為にですか?」
ユウキの問いかけに後藤は悪びれることもなく答えた。
「まさか。少し休みたかったんだ。ずっと歩いてたし」
後藤は軽く伸びをすると平野を見た。
「阿部ちゃん見てないか?」
「阿部さん?」
「そう、阿部ケンじゃなくて、阿部ま、の方」
「見てないです」
「そうか……ま、そう簡単に見つかるはずないよな」
そう言って、銃を肩に掛け直す。腕時計を見た。
「日没まではまだいくらかあるな。まだ探せるか」
「阿部さん探してるんですか?」
ユウキが尋ねる。その目はじっと後藤の銃を見つめていた。
134:「91・チャンス 2/4」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/11/28 22:57:12 awMTKvDK0
「ああ」
「阿部さん、ヤバイんですか?」
「何が?」
「何がって………探すくらいだから」
「んなこと知らん」
飄々とした後藤の答えに、ユウキは心の奥で舌打ちをした。
「そうだ、ゴッツさん、一緒に研究所に行きませんか?」
平野が笑顔で問いかける。
「研究所に行けば、何かわかるかもしれないんです。行きましょうよ」
仲間を見つけた嬉しさなのか、平野の声も明るい。
だが、後藤は静かに首を横に振った。
「阿部ちゃん、見つけないと」
「研究所の方向にいるかもしれませんよ?それに一緒に行動してる方が安心ですよ」
やはり後藤は首を横に振った。
「島の端に行くのは人探しには向かないと思う」
「根拠は?」
「なんとなく」
平野は小さくため息をついた。後藤の対応は掴み所がない。これ以上説得しても無駄なよ
うだ。
いつの間にかさりげなく、ユウキは後藤の背後に回っていた。
ベルトに差している小型ナイフに手をかける。
出来れば近鉄組に限定しておきたかったのだが、そろそろ我儘を言ってはいられないよう
だ。時間は着実に減ってゆく。生き残りたいならより好みをしている場合ではないのだ。
平野や後藤と一緒にいると、どうも緊迫感が失われてしまう。特に後藤のにやけ顔は危険
だ。作戦かもしれない。それに、何よりも魅力的なあの銃。
(後ろから抱え込んで、ナイフで首をひとっ掻きだ。それだけでいい。恵一にはゴッツさ
んが武器を隠し持ってたって言えばいい。お前は狙われてたんだ、それに俺が気づいて助
けてやったんだって)
135:「91・チャンス 3/4」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/11/28 23:01:48 awMTKvDK0
体の後ろでナイフを握り直す。攻撃は一瞬だ。一撃で終わらせなければ。
(しっかり狙えよ……)
狙いを定める。定めようとしても、後藤の普段の癖なのか体が左右にユラユラ揺れている。
(落ち着けよ、こいつ……性格みたいにフラフラすんなよ!)
ようやく後藤の体の揺れが止まった。
(………よし!)
飛びかかろうとした瞬間。
「あ」
後藤がしゃがんだ。
態勢を崩しそうになったユウキが、慌ててナイフを隠す。
「おー、いい石だねー」
後藤が右手に拾い上げたのは、玉虫色に輝く小石だった。
「石?」
平野が覗き込む。
「なんかキラッて光ったから、気になって。綺麗だろ」
「ホント。水晶とか天然石の類ですかね?」
「どうだろ?俺が拾ったから俺の」
「誰も取りゃあしませんよ」
平野が笑う。後藤も笑いながら石をポケットにしまった。
(マイペース過ぎるよ、ゴッツさん……)
半ば呆れながらユウキは思った。どうやらここでこの人物を手にかけることは難しいよう
だ。平野ごと一緒に消せるのなら、それほど躊躇わないのだが。ラッキーカードは平野が
持っている。奪うことは簡単だが、研究所で何が待っているのかわからない。その為には
自分以外にもう1人いた方がいい。もしもの時の為にも。
それにしても自分の武器が心もとない。もっとしっかりした武器が欲しい。
136:代打名無し@実況は実況板で
06/11/28 23:02:30 3w1jccLAO
投下乙です!
137:「91・チャンス 4/4」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/11/28 23:02:54 awMTKvDK0
(神様が俺を諌めてるって?)
心の中で苦笑いをする。
(でもさ………)
ユウキの心は決まっている。
(そう簡単には許せないんだ)
すべて、もう決めたこと。
後藤が荷物を背負い直す。肩掛けを巧みに両腕に通し、荷物をリュックサックのように背
負っている。そして、両手で細身の長い銃を抱えた。
「じゃあ、行くよ」
笑顔で手を振る。
「ゴッツさん、気をつけて下さいね」
寂しげに平野が声をかけた。
「ああ、阿部ちゃん見つけたら俺が探してたって伝えてくれな」
「はい」
伝えたとしてもその後、会えるのかはわからないが。
眩しい夕陽の中、後藤が歩いて行く。
何かを予感するかのように、平野の視界の中でその姿は何故かうっすらと滲んで見えた。
【残り・29人】
138: ◆UKNMK1fJ2Y
06/11/28 23:08:04 awMTKvDK0
今回はここまでになります。
また突然、連投規制がかかったんですが、今回はすぐに解けました…
139:代打名無し@実況は実況板で
06/11/28 23:25:08 D95tj3lW0
投下お疲れ様です。
予感ってなんか意味深ですね。気になる・・・
140:代打名無し@実況は実況板で
06/11/29 02:23:04 h8PDM51Z0
投下乙です、いつも楽しみにしております^^
ブランボーの優しさにホレタ
141:代打名無し@実況は実況板で
06/11/29 07:21:32 5DCcl2wGO
142:代打名無し@実況は実況板で
06/11/29 14:41:27 wnA1CIORO
投下乙です!!
ぜひ後藤と阿部ちゃんには再会して欲しいなぁ…(´・ω・`)
143:代打名無し@実況は実況板で
06/11/29 15:40:12 XLWNKnhH0
投下乙でした。
村松・・・村松が死んだシーン読んだときリアルで村松ーっ!!って叫んじゃったよ。
しかし(゚∀゚)は可愛いなw
144:代打名無し@実況は実況板で
06/11/30 16:17:37 CA3H517S0
ほす
145:代打名無し@実況は実況板で
06/12/01 10:54:10 +yjheG340
捕手