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ブラジルのパウリスタFCでプレーするDF笠井健太(20)が、南米NO・1を決める
リベルタドーレス杯に出場する可能性が出てきた。一昨年、プロを目指してブラジルに
渡り、同年12月にプロ契約。昨年はU-20(2軍に相当)に所属し、今年晴れて1軍に
昇格した。出場すれば、日本人では3人目の快挙。同チームの元日本代表FW呂比須
ワグナー・アシスタントコーチ(37)も高く評価している。
ブラジルに渡った笠井が、夢を実現する瞬間が迫っている。04年4月からサントスの
練習に参加、同年12月にパウリスタと2年のプロ契約をした。昨年は2軍でレギュラーに
定着し、今年1月に1軍に上がった。2月にはリベルタドーレス杯の登録メンバー28人に
入った。出場すれば、01年のセロ・ポルテーニョMF広山望(現東京V)04年のグアラニ
FW福田健二(現スペイン2部カステリョン)に次いで日本人3人目、Jリーグを経ていない
日本人では初の快挙となる。
笠井はもともとFWだったが、運動量を買われてサイドバックに転向した。ポルトガル語も
完ぺきに覚えて「ブラジル人以上にポルトガル語を流ちょうに話す日本人」と地元紙で
報じられた。最初はプレーや判断力の速さに戸惑った。「練習中に考えすぎて気持ち悪く
なった。先の先まで考えないとボールを取られてしまうから」。そんな中で鍛えられ、力を
付けた。
良き理解者がいたことも大きかった。ホンダFCでのプレー経験を持つマンシーニ監督や、
昨年からアシスタントコーチを務める元日本代表FW呂比須氏は、日本人に対する理解が
あった。呂比須コーチは「彼はフィジカルも強くてキックも正確。スピードもある。潜在能力は
十分。あとは信用、出場機会を得るが必要」と期待する。
笠井は「高いレベルでやれて、楽しくて仕方がない。リベルタドーレスに出ることが今の目標。
優勝して日本に行ければ最高」。現在、パウリスタはグループ3位につけている。12月に
日本で開催される世界クラブ選手権で凱旋(がいせん)帰国することも、遠い夢ではない。
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