競走馬でエロ小説を書くスレat KEIBA
競走馬でエロ小説を書くスレ - 暇つぶし2ch10:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/11 02:40:55 kAR1BG+y0
>>4
第一話
「これが…ジュライカップを勝った脚なんだね…。」
チロチロとブラックホークの舌がアグネスワールドの肌を伝う
「やだ・・・こんなのやだよぉ・・・」
いやいやと首を振るアグネスワールドだが、
その懇願などブラックホークには聞こえない、聞こうとしていなかった。

11:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/11 02:42:23 Xy/SAhpL0
なんかスィープがツンデレになってるが、ツンデレ=ダンムーってのが競馬板の共通認識じゃなかったんか?

12:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/11 02:46:20 kAR1BG+y0
>>5
第一話
DQN国王「だから僕の予想に乗ってれば鉄板なんだよ?わかった?」
追高生「でも自分で予想もしたいし…。」
DQN国王「だれが口答えをしていいと言ったッ!!」
バシ!!バシィ!!
追高生「あうっ!!う…ぁ…っ。」
DQN国王「どうやら先に教えてあげないといけないことがあるみたいだ…。」

そう言ってDQN国王は体育倉庫の鍵を閉めた。

13:追高生 ◆D.I/O.H1so
06/06/11 02:47:39 dppX44t9O
>>11
両方ツンデレ

14:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/11 02:49:04 XkuYbsaJ0
ファストタテヤマ×ブゼンキャンドル

15:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/11 02:52:58 A/i8JESb0
そーなのかー

ダンムーは高飛車お嬢様タイプだろうが、スィープは?

16:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/11 02:54:08 kAR1BG+y0
>>2-3
第二話
「それじゃまた明日ね。」
「明日も会ってくれるんですね~先輩?」
「べ、別に会いたい訳じゃないんだからね!仕方なくよッ!」
自分の発言が恥ずかしかったのか駆け足で馬房へと帰っていくスイープトウショウ。
その姿を見送ってからディープインパクトも帰路についた。
「?、一雨きそうだな…。」
なにげなく、インパクトはそう呟いた。

17:追高生 ◆D.I/O.H1so
06/06/11 02:59:14 dppX44t9O
>>15
彼氏彼女の事情の雪野
って分からんよな
例えて言うなら平凡な家庭の長女
>>16
ハァハァ

18:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/11 03:00:13 kAR1BG+y0
>>10
「どうだい!僕のッ!」
「痛いッ!痛い…痛いよぉ…抜いて!抜いてぇ!」
ブラックホークは強引にアグネスワールドの不浄の穴へと剛直を突き入れていた。

ガクガクガクガクとアグネスワールドの腰が揺れる。
なんとかして痛みから解放されたい、必死に抵抗する。
しかしそれさえもブラックホークを興奮させる起爆剤になっていた。
二頭はぎっちりと繋がっていた。

19: ◆D5DSmOL5eE
06/06/11 03:01:00 HgL8/2pA0
ゆきのんみたいな有名キャラ出して何がわからんよな、だ。

20:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/11 03:09:01 kAR1BG+y0
>>16
第三話
「ここにも…いないか。」
シルクボンバイエがそう呟く。
「どうしたんですかボンバイエさん。」
「ああディープ君か、実はデュランダルさんを探していてね。」
「聖剣デュランダルさんですか?」
「そう、実はね…。」
そこでディープインパクトは衝撃の事実を聞く。
短距離界の王者として君臨していたデュランダルの恐るべき裏の顔。
話を全て聞き終わる前にインパクトはスイープトウショウの馬房へと駆け出していた。

「はー、今日は疲れちゃたわ。身体を流して早めに寝ようっと。」
ふんふんふん~、鼻歌を歌いながらシャワー室へと向かうスイープトウショウ。
同時に、寝藁の上から何かが動いたのに気付くはずもなかった。

21:りさっち二号 ◆Y2krUB/5pg
06/06/11 03:09:42 L07PvLpaO
( ^ω^)ハァハァ

22:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/11 03:12:37 kAR1BG+y0
>>14
「タテヤマくん美味しい?」
「─( ゚ ∀ ゚ )たてやま~!!」
「えへ、嬉しいな。)
「─( ゚ ∀ ゚ )たてやま~!!」
「えっ?…嬉しい…私も…好き…。」
「─( ゚ ∀ ゚ )たてやま~!!」
「…うん…ずっと一緒だよ…。」

23:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/11 03:22:33 kAR1BG+y0
>>20
第四話
「きゃぁあああ!!」
悲鳴が響き渡る、スイープトウショウの悲鳴。
だがすぐに聞こえなくなる。
「むぐっ!!もごもごッ!!」
「ハァ…、大人しくしてくれないかなぁ。俺も困っちゃうんだよねぇ。」
バキィ!とスイープの頬に拳を突き上げるデュランダル。
「ね、痛いだろぉ?俺も痛いんだ…心がね。」
一目で分かる正気を失った目、涙が溢れる。
「大丈夫大丈夫、痛い事はもうしないからさあ。」
デュランダルの唇が無理やりにスイープトウショウと重ねられる。
「んんっ!!…っ……」

ガラガラ~
「スイープ先輩?いますか?」

24:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/11 03:33:45 kAR1BG+y0
第五話
「これは…。」
乱れた寝藁に、飛び散っている白い液体。
只事ではないのはすぐに分かった。
「先輩?スイープ先輩~!!」
「おぉ、ディープじゃないか」
「ブラックタイドの兄貴!」
そこに現れたのはピザ化したディープの全兄。
「スイープちゃんならさっき身体流しにいったぞ~。
 偶然見かけてなぁ~はっは」
「身体?シャワー室か?」
インパクトはまたしても聞き終わる前に走り出していた。
ブラックタイドの股間は烏賊臭かった。
「(危ないところだった・・・弟の彼女で自家発電してたなんて言えない…。)」

25:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/11 03:34:36 kAR1BG+y0
寝ようw

26:追高生 ◆D.I/O.H1so
06/06/11 08:05:48 dppX44t9O
第五話の続きキボン
別の人でもいいから

27:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/11 10:32:46 1SuK3GrHO
デュランダル十番勝負
アローキャリー・ビリーヴ・レディブロンド・サーガノヴェル・
ファインモーション・オースミコスモ・シーイズトウショウ・
ダンスインザムード・テイエムチュラサン・
(負かせられなかった)ラインクラフト

競馬エロSS界では(そんなのあるのかよ)シンボリクリスエス引退後、
デュランダルは凌辱物の主役張れる器だと思っていた。

28:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/11 15:34:28 Qh7HRVzh0
サアァァァァ・・・・
「ウッ・・・ウゥ・・」
泣きながらシャワーを浴びるスイープ。

カタン!

「ハッ!だ、だれ・・・?」
柱の影からから現れる白い顔。
「あ、あなたはシルクボンバイエさん!」
「うれしいねえ~僕のこと知っているんだ。大した成績収めてなかっにさ」
「それはもう・・・(誰だって一度あの顔を見れば忘れないわよ・・・)
そ、それで何の御用ですか?」
「いや別にね、さっきはお楽しみだったんじゃないかな~なんて思ってね」
「!!い、一体何のことですか・・・」
「あれ?分からないなら別にいいけど。さてそろそろディープと約束があるから
失礼するよ」
「!?ま、まって・・・一体何が望みなんですか・・・」

29:追高生 ◆D.I/O.H1so
06/06/11 15:45:06 dppX44t9O
ディープ×スイープの純愛キボン

30:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/11 16:28:18 kAR1BG+y0
第六話
「望み、ねえ…。」
すりすり、と自分の物をさすりながら続ける
「僕は種牡馬になんかなれっこないんだ、このままじゃ引退したら一生乗馬さ。」
「……。」
「だから今だけ君に慰めて欲しいんだ。それくらいいいだろ?
 そうすればディープには何も言わないであげるよぉ。」
「…ッ! ……わ、わかりました…。」
「いい子だ。」

ちゅ…ちゅぱ…れ…ろ…れろ…。
「はぁあ~、イイよぉ。凄くイイ。」
スイープの小さな口には薄汚れたシルクボンバイエの肉棒が咥えられている。
「スイープちゃんの舌って凄くザラザラして…気持ちいいよ。」
「…ん…じゅ…る……んんんぅ!!」
シルクボンバイエはスイープの頭を鷲掴みにし、自分の良い様に動かした。
「ハァハァ…ハァハァ…うっ!ぉおおおぉぉぉ!!
 いいよスイープ!このまま口に出すよ!うおおおおぉおイクぞぉおおお!!!」
「…!!んっ!んっ!!うんんんんんぅぅうう!!!!」
ドクッドクッドクッとスイープトウショウの口内に白濁液が注がれる。
「ゲホッ!ゲホ…。」
あまりの量に吐き出してしまう。
「ゲホッ…これ…で…黙っていてくれるんですよね…げほっ…。」


「……はぁ?そんな約束してたっけ?」
「そんな、酷い!」
「こんな前座で済むわけないだろぉ~。」
シルクボンバイエの口から醜く垂れた涎。
あまりの嫌悪感にスイープトウショウは吐き出しそうだった

31:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/11 16:29:58 kAR1BG+y0
七話だった

32:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/11 17:57:32 mFy7dMm30
「安心しなよ。ちゃんと避妊はしてあげるから^^
今、君を妊娠させちゃうとさすがに困るからね~」
慣れた手つきでコン○ームを装着するボンバイエ。
「お願い・・・やめて・・・」
「やめる?ここまでやっておいて今更何を言っているんだい。
もう後戻りなんて出来ないんだよ・・・
さあ、これからが本番だ。たっぷり楽しませて貰おうじゃないか」

バタン!!
「ヤメロッ!!!一体彼女に何をしようとしているんだ!!!この白面野郎!」
「おや、ディープ。約束の時間より大分早いじゃないか。直ぐ終わるから
ちょっと待っててくれよ^^それとも君が僕の相手をしてくれるのかい?」

33:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/12 01:31:03 zDuO11ttO
ワロスw
追高生の反応もワロスw

34:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/12 07:38:37 xApVYYZ10
「ふざけるなっ!」
ボンバイエに飛び掛るディープ。ボンバイエはそれを余裕でかわす。
「ディープ・・・余り僕を怒らせないほうがいいと思うな~競馬では君には
勝てないけど、格闘で僕に勝てる奴なんてそうそういないよ^^」
ボンバイエはそう言うと、懐からラジカセを取り出しおもむろにスイッチを押した・・・

イ○キッボンバイエッ、イ○キッ、ボンバイエッ・・・
・・・数分後、そこにはぐったりと倒れているディープの姿があった。

「実はね~僕の本当の目的はディープ、君だったんだよ。
君は小さくて可愛いし、何より競馬界のアイドルだからね!1回食べて
みたかったんだ^^」
「ぼ、僕は男だ・・・」
「それが何?関係ないよ。スイープちゃんと一緒に可愛がってあげるからね・・・」

・・・・・・・数時間後、生き生きとした白い顔で歩いているシルクボンバイエと
故障か?と思わせるほどよろよろの脚取りで歩くディープ、スイープの姿が目撃された・・・

35:追高生 ◆D.I/O.H1so
06/06/12 08:19:38 2Rv3+TCMO
うわああああああああああああああああああ
↓こそ純粋なディープ×スイープキボン

36:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/12 21:07:41 fWvx/fgS0
第十話
「ごめんなさい…ごめんなさい……。」
何度も何度もそう呟く。スイープトウショウの瞳からは大粒の涙が溢れていた。
小さく華奢な身体をそっと支えるインパクト。
「私…汚されちゃった……ッ…ひっく…。」
「…スイープ先輩。」
インパクト自身もボンバイエによって汚されていた。
だがそれでも目の前の少女を救いたかった。
強く、何よりも強く、そして優しくスイープを抱きしめた。
「ディープ……、ディープぅ!うわぁああん!!」
「もう大丈夫…僕がずっと一緒にいますよ…。」


「捜査官、やはりシルクボンバイエが動いてますね。」
「なるほど…やはりデュランダルは捨て駒だったか。
 引き続き背後関係を探ってくれ。」
カチッ、と煙草に火を付ける。
サンライズペガサス捜査官の最後の捜査が始まった…。

37:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/12 21:15:27 fWvx/fgS0
第10.5話~ Coffeebreak ~

「ふっふぅう!!!ダンムーたんッ!ダンムーたんんん~~!!!」
お世辞にも立派とは言えないそれを高速でしごくブラックタイド。
おかずは留まる所を知らなかった。
「レクレドールちゃん…今…気持ち良くしてあげるからねぇ~~。」
「だ、駄目だよアラバスタん!!自分から動いちゃ!うっ!はぁぁ~@」
「イック…イクよ!マリアヴァレリア様ぁぁあ!!!!ドクッドクッドクッ…。」

タイドの夜が明けるのはまだ先の事――

38:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/13 02:55:58 g9fVKSsN0
ワロタw
サンペガ捜査官の最後の捜査に期待

39:追高生 ◆D.I/O.H1so
06/06/13 16:34:17 xpleCETVO
>>36
GJ!!
もっとエロゲっぽいのキボン

40:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/13 16:58:12 fr0dtQlhO
ラインクラフトに負かされた男達×ラインクラフト激しく所望
職人さん頼みます〃

41:うすお
06/06/13 17:19:28 j/Fg/2a80
ラインクラフト「ふふふ爺や早くいらっしゃいなこっちよー!こっち!」
デュランダル「はぁはぁ お嬢様 待ってくださいまし 爺には酷でございます」
ライン「だらしない爺やね 本当に昔陸上の選手だったの?」
デュランダル「これはこれはお嬢様にかかれば叶いませんな(しかしお美しくなられた
   これなら年明けてからのヴィクトリア女学院の寮生活も問題あるまい)
   しかしお寂しゅうなりますな。つい此間まで一人でお休みになることもできなかったお嬢様も
   ついにはお一人の寮生活・・・」
ライン「あーら もうアタシは立派なレディよ。なんだって出来るわ」

ヴィクトリア寮

エア「(ふん気に入らない子)そうだ!あの子を3年生に告げ口しよう」
・・・・

ライン「きゃああーーーーっなっ何をなさるの!無礼な」
らずべり「へへへお嬢様のいうことは違うねえ 何をなさるの だってw」
シュクル「むいちまいな そこの1年」
デラ「はっハイ!」びりりりぃ
らずべり「そ~れ」ぴらーーーっ
ライン「いっいやあぁぁぁあああああ」
シュクル「あはははは この子生えてないよ!んまぁ~お嬢様は違うねえ真ッピンクだよw」
   「あーーーーーはっはっはっはっは」




42:うすお
06/06/13 17:26:43 j/Fg/2a80
ライン「ひっくひっく・・・(負けてたまるか!)」
  
ラインは気づくと寮の地下に降りて泣き伏せていた
すると地下のかなたから光が・・・近づくと男と女の声が

「っぇーー・・・しょーー・」

ラインは覗くとそのおぞましい光景に思わず唇を振るわせた

エアグルーヴ「離せ!離せぇえええええアタイは男なんて嫌いなんだ!やめろ!やめろおぉぉ」
ダンスインザダーク「お、お、お、お父たま ぼ、ぼ、ぼぼくもつつつ突っ込んでいいのかな?エアグルーヴちゃんの
        お、お、おまんまにwえげっえげっ」
サンデー「・・・・」
ダンス「お父たまの遺影もいいと言っているンだな これが ボクもグルーヴちゃんが好きなんだなw」
エア「この変態のボンボン野郎 アタイはアタイは男になんて男になんて」
ダンス「ぼぼぼぼぼくのは太いんだな」
アエ「あああああーーーーっっうううう~~~ち、チクショオ あおお~~あ~~」

ガチガチ・・・
ラインはその光景に目を奪われるtともに足がすくんで動けなかった

「兄さまの部屋の前で何をしている!」
ライン「びくっ」

メジャー・ハット「おやおや 誰かと思えば君は・・・w」

つづく



43:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/13 17:30:44 fr0dtQlhO
うすびぃさん、おもしろいれす

44:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/13 17:33:42 vMEm52w50
うすってなにげに博識だよな

45:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/13 17:36:53 W/mBee/O0
うすお面白いようすおw

46:うすお
06/06/13 17:41:19 j/Fg/2a80
ツボは入れられた瞬間

エアの名前がアエになっているところね

47:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/13 17:43:42 IcqtdbYG0
そんな解説はイラネ

48:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/13 17:47:46 fr0dtQlhO
うすびぃさん続きお願いします

49:うすお
06/06/13 17:54:23 j/Fg/2a80
カモシカのように透き通った足を反転させ
必死にもと来た道へと引き返そうとするも
その細い手首を二人の男にしっかと捕まえられてはどうすることも出来なかった

その新緑まぶしい木苺の蕾を思い行くままに
交互に丹念に口ですぼまれ時には甘噛みされ悲鳴とも嗚咽ともとれる
初めての声にふと爺やの顔を思い出すライン・・一人

ダイワメジャー「二本挿しはお好きですか?」ニコッ
ライン    「ふえ?」
ハットトリック「同時に行くぞ」
ダイワ「おう!」
二人「ふんぬ!!!」



50:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/13 18:21:06 fr0dtQlhO
いいなぁ

51:追高生 ◆D.I/O.H1so
06/06/13 18:26:00 xpleCETVO
うすびぃ来んなよ~

52:うすを
06/06/13 18:27:40 j/Fg/2a80
なんかメジーと服部
サンシャインとアシュラマンみてえだな

53:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/13 18:40:37 fr0dtQlhO
この話はこれで終わりですか?

54:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/13 21:18:12 rX9HZitm0
「ペガサスー、ダイタクヤマト課長が呼んでたぞ」
「おお、そうか。ありがとうサカラート」
コンコン
「ヤマト課長、ペガサスです。失礼します」
「ペガサス、最近ボンバイエを調査しているようだな」
「はい!あいつは相当あくどい事してますよ、必ずしょっ引いて見せます!」
「いや捜査は打ち切りだ・・・今後ボンバイエに関わることは許さん、いいな」
「え!?な、なぜですか!!あいつの横暴を黙って見過ごせと?納得できません!」
「話は終わりだ。通常業務へ戻れ」
「そ、そんなバカな・・・」




55:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/13 21:18:54 rX9HZitm0
とある廃墟ビル。
「ヤマト君。首尾はどうだったかな?」
「はッ、ペガサスには釘を刺しておきましたゆえ、ボンバイエ様にこれ以上
ご迷惑は・・・」
「うん、さすがヤマト君は優秀だね~ありがとう」
「そ、それでボンバイエ様・・・約束の件は・・・」
「ああ2歳牝馬だね・・・分かっているよ。ヤマト君とはこれからも良い関係を
維持していきたいからね。隣の部屋にいるからたっぷり楽しんでおいで~」
ヤマトはその言葉を聴くやいなや、嘶きながら駆け出した。
そして間もなく部屋から牝馬の悲鳴が聴こえだした・・・
「やっやめて・・・私、まだデビュー前なの・・・んっ」
「フェヘヘヘッ~!やはり若い仔は最高だぜぇ~おらっしっかり舐めな!!
気持ち良くしてやるからよぉ~」
「あああっ! いやっ! いやああっ!」


「やれやれ、中途半端に偉くなるもんじゃないねぇ。
普段ヤレない分ヤマトも随分と節操がなくなってきてるし~
まあそのお陰で僕も好きに動けるんだから、文句は言えないか・・・」



56:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/13 22:53:01 TW61Hx750
第十三話

「一体どういう事なんだ…。」
気付けばシルクボンバイエの捜査をする者は一人も居なくなっていた。
あの時自分の後に呼ばれたサカラートは
「…悪い事は言わない、ペガサス…これ以上首を突っ込まない方がいい。」
酷く怯えた表情でこう言った。

それでもサンライズペガサスは一人捜査を続けた。
一人聞き込みを続け、通常業務もこなす。
朝の寒気が古傷に染みた。

「パガサスさん、今日も調べ物ですかぁ?熱心ですねー。」
資料室長のスマイルトゥモローが声をかけた。
「ペガサスですけど…。と、これだな…。随分奥に収められてるな。」
サンライズペガサスはシルクボンバイエ絡みの過去資料を徹底的に調べた。
そして不可解な事に気付く…、
どの事件でも最終的には捜査が打ち切りになっていたのだ。
「最近の捜査での担当は…バランスオブゲーム刑事、か。」

57:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/13 23:10:44 TW61Hx750
第十四話

「バラゲーさんなら何か知ってると思い、話を伺いに来ました。」
ずずぅ、バランスオブゲームは一口茶をすすった。
「バラゲーさんは勝っても勝っても出世しなかった、
 でも貴方の仕事ぶりには誇りがある、僕はそう信じています。」
また一口、茶をすする。
「君には話しておこうか…。」
バランスオブゲームの口が静かに動いた。

「―――ここまでは知ってるはずだ、捜査をしても揉み消されてしまう。」
「ええ、記録でも私の実際捜査でもそうなっています。」
「ではこれは知っているかな、シルク軍団がダイタク軍団を買収した、と。」
「シルク軍団が?」
サンライズペガサスは思わず聞き返した。
「…公にはされていないが数年前からすでにダイタク軍団はシルク軍団の傘下に入っている。」

ダイタク軍団とは競走馬界の治安を維持するいわば警察の様な物である。
サンライズペガサスやバランスオブゲームもそこに所属している。
そしてシルク軍団とは裏の世界で暗躍するDQN達の集まりである。
本来ダイタク軍団とシルク軍団は対立している筈だ。

58:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/13 23:20:34 TW61Hx750
第十五話

「そんな…そんな…!」
「認めたくないのはわかるが現実だ…、私もそれを知り此処へ左遷された。」
「それで笠松に…。」
「ここもいい所だがね、今日君と会って決心が付いた。」
バランスオブゲームは続ける。
「やはり奴等を許す訳にはいかない…、
 私ももう一度表舞台に出よう…君と一緒に。」
「バラゲーさん!」
ペガサスとバラゲーはがっしりと握手を交わしていた。

「ボンバイエはやっかいだが…黒幕は別にいる。」
「そうでしょうね、シルク軍団……あいつか…。」

「「シルクジャスティス。」」
二頭の声が重なった――

59:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/13 23:33:18 TW61Hx750
第十六話

「先輩、今日の稽古が終わったらどこか行きませんか?」
「べ、別にいいけど?丁度暇だし…。」
「じゃあローゼンクロイツも連れてきますね。」
「何よ…二人きりじゃないの!?」
「嘘嘘、冗談ですってば。」
「!?馬鹿ッ!!」
「あはは、僕だってスイープ先輩と二人きりがいいですよ!」
そういってディープインパクトは坂路コースを一周しに走っていく。

「ホントに……バカ…。」
そういうスイープトウショウの頬は紅潮し、心臓の鼓動は外まで聞こえるかの様だった。
ボンバイエが起こした事件から数週間、
皮肉ではあったがあれから二人の距離は少しずつ、そして確実に縮まっていた。

60:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/13 23:54:40 TW61Hx750
第16.5話~ Coffeebreak ~

「著作権侵害だぁあ!俺の名前ェ!損害賠償!損害賠償ォォ!オオー!!」
ローゼンクロイツは地獄耳だ。
先ほどのディープインパクトとスイープトウショウの会話を盗み聞きボルテージは最高潮だった。
「じゃあ本人に言えば…。」
併せ馬をさせられるヴィータローザはげっそり胃潰瘍ガリガリゴールデンキャスト状態である。
「奴は三冠馬、俺はどうみてもGⅢ馬です、本当にありがとうございました。」
「………。」
話を聞かない弟分、
あまけにその日に限って橋口の調教はロングだったのだ。
「ハァ…ハァ…はっしぐちさぁん~。」
「先輩ってそっちの気ですかぁ?えんがちょ><」
「ちっがーーーーう!!!!!」

橋口厩舎は今日も賑やか――

61:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/14 00:08:51 tG7MBlvc0
訂正:あまけ→おまけ

62:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/14 00:15:31 nhPPCs2p0
種牡馬の種付け官能小説
スレリンク(erocomic板)

種牡馬の種付け官能小説part3
スレリンク(erocomic板)

63:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/14 00:18:09 tG7MBlvc0
ほほぉ(・∀・)こんなスレもあったのね

64:うすを
06/06/14 00:56:30 iPRj5+Oz0
◎⑫グレイスティアラ
○⑧モンヴェール
▲④チャームアスリープ
△②シェルズレイ
△①スターオブジェンヌ
☆⑬オリビアフォンテン

⑫→④⑧→①②④⑧⑬ 3連単

65:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/14 06:38:03 jZi/6EFU0
「ボンバイエ!待ちかねたぞ」
「すみません。ちょっと立て込んでまして・・・それで何の御用でしょう、ジャスティス様」
「うむ、最近またサツの動きが活発になっているようだが大丈夫なんだろうな?」
「もちろんですよ。ぬかりはございません。私に全て任せて下さい」
「おお!頼りにしてるぞボンバイエ!」
「ええ、お任せを。(いざとなれば全ての罪はアンタに被って貰いますから・・・)」


「さーて、用事も終わった。久々にオーシャンちゃんに会いに行くかな」


「あっ,ああぁっ!・・・ボンちゃんっ! 凄いっ! あああっ,ダメぇっ!・・」
「ここが気持ちいいのかい?」
「んっ・・うんっ・・いいっ・・・・」
「くくく・・・こんなところオペの旦那がみたらどう思うだろうね」
「い、いわないでっ・・・あの人のことは・・・あんっ」
「ねえオーシャン、実はお願いがあるんだ・・・」
「・・はぁっ・・・はぁっ・・・な、なに?あなたの頼みならなんでもきくわ・・・」
「君と同期でサンライズペガサスって男がいただろ?君が一番人気だった
天皇賞で一緒に走ったりもしていた・・・」
「う、うんっ・・・はぁ・・ペガサス君がどうかしたの・・・?」
「 彼さぁ、種牡馬になったんだけどなかなかお相手がいなくてねえ
そうとう溜まっているみたいなんだ。今度つれてくるから1回お相手してくれないかな・・・」


66:追高生 ◆D.I/O.H1so
06/06/14 08:25:10 MXbHLOMKO
うすびぃカエレ
ディープ×スイープ書いてる方GJ!!!!!!!!!!!
いい感じになってきた

67:りさっち二号 ◆Y2krUB/5pg
06/06/14 08:45:58 iX3b0sabO
( ^ω^)ハァハァ

68:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/14 22:43:06 uzjGk4Wa0
Vシネマの世界みたいだな…

69:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/15 01:40:49 rThu28o+0
第十八話

サンライズペガサスとバランスオブゲームが独自に捜査を始めて数日、ふと電話が鳴り響いた。
プルルルル、プルルルル。
「…はい。!?…もしもし、もしもし?」
「ペガサス君どうした?」
「…タレこみです、今夜阪神競馬場にシルクボンバイエが現れる、と。」
サンライズペガサスは眉間にしわを寄せて言った。
「明らかに怪しいが…さて…どうしたものか…。」
バランスオブゲームもまた渋かしい表情で答える。
「…危険ですが虎穴に入らずんば何とやらです、バラゲーさんはサポートをお願いできますか?」
「そうか、わかったよ行ってみよう。」

「……(しかし今の声、何処かで…。)」

70:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/15 01:50:02 rThu28o+0
第十九話

「タレこみの時刻だな、特に誰もいないが…。」
サンライズペガサスは注意深く慎重に辺りを見回すが誰も居ない。
唯一見当たるのは距離をとった場所にいるバランスオブゲームだけである。
「!、…今のは?」
一瞬ガサッと音がする、音の先は暗闇が支配する路地裏。
サンライズペガサスは少しずつ路地裏へと足を進める。
虫の鳴き声が酷く不快に感じた。

「…来てくれたのね。」
暗く狭い路地へと入った瞬間死角から声をかけられる。
「君は!?」
「待ってたのよサンペガ君。」

71:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/15 02:11:23 rThu28o+0
第二十話

「今日の稽古は終わり、と。」
近々出走するレースのために余念のないディープインパクト。
芝コースから戻ろうとするといつもの様にスイープがいた。
「先輩お待たせ。」
「べ、別に待ってないし…待ってなんか…、その……、ずっと待ってたもん。」
「はは、それじゃ行きましょうか。」
いつもの会話だった、違った事といえば主導権が変わった事か。
スイープの用意した朝食を一緒に食べる。
二人は朝のこの何気ない時間が何より好きだった。

「ふー、御馳走様。美味しかったです。」
立ち上がろうとするディープをスイープが引き止める。
「食べカス付いてる!」
小さく細い指がディープインパクトの口元を伝った。
「全くもう…子供みたい。」
「すみません、…でも先輩も食べ残し付いてます…。」
「えっ?私そんなもの……ん…っ!…」

不意に、スイープの唇にはディープの唇が重ねられていた――

72:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/15 02:25:06 rThu28o+0
第20.5話~Intermission ~

「オッス俺三冠馬ディープインパクトの全兄、ちょっとお茶しない?」

「…私、これから稽古があるので…。」
「ごめんなさい、好きな牡馬がいるんです…。」
「貴方がお父様のサンデー様だったらよかったのに…。」
「きんもー☆」

「………。」

コネを使い必死に女の子へアタックするブラックタイド。
右手に飽きていたタイドはついに女の子に狙いを定めたのだったが成果は芳しくない。
そのうちにブラックタイドは左手を使った。

73:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/15 04:20:46 gTS7xDvMO
ほっしゅ

74:追高生 ◆D.I/O.H1so
06/06/15 08:38:56 FZM+sbAZO
>>69-72
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

75:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/15 19:09:22 jGrlaCvv0
優良あげ

76:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/15 23:47:45 Gy+UXruF0
>>27
それ(・∀・)イイ!!

77:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/16 01:05:04 tgerCoC60
第二十一話

突然のキスはほんの一瞬だったがスイープトウショウにはそれがとても長く感じた。
「御馳走様でした、先輩。」
ディープインパクトは今度こそと立ち上がろうとする。
そんなインパクトの腕をぐい、とスイープトウショウが再び引っ張った。

「……だよ…。」
「…先輩?」
「やだよ…これだけじゃやだ…。」

そう言うスイープトウショウの表情にいつもの清楚さは微塵もなく
とろんと上気した顔、紅潮した肌はインパクトをどきりとさせるには十分だった。

78:追高生 ◆D.I/O.H1so
06/06/16 01:08:33 dk1RFpVTO
ネ申キタ━(゚∀゚)━!!


スイープ(*´Д`)ハァハァ

79:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/16 01:21:50 tgerCoC60
>>76
1個目1/2

「アローキャリーちゃんって僕の事好き?」
「好きな訳ないでしょ!」
「ふーんそうなんだぁ…。」
「女の子の事貼り付けにしといて何が好き、よ!笑わせるんじゃないわ!」
そういうアローキャリーの身体は四肢全てが鎖のような物で繋がれている。
「へぇえそんなこと言って良いんだあ~ふーん。」
「ちょっ…どこ触って!バカ、やめなさい。」
「綺麗なおっぱいだねぇ、全くいやらしいもんだ。」
「い、いい加減にしないとほんとに怒るわよ!」
「怒ってもいいけど、その前にキャリーちゃんを気持ちよくさせちゃうからねぇ。」
そういって胸を揉みしだくデュランダル。
「……ん…く…ぅ!」
必死に声を殺すアローキャリーだが身体が火照ってくるのが自分でも分かる。
「それじゃ徐々に下の方も、と。」
ぐちゅぐちゅとアローキャリーの秘部に指を沈めていくデュランダル。
「あららエッチなキャリーちゃんはもうびしょびしょだねえ、これなら指をいれる必要もないか。」
そう言ってデュランダルは自らの一物を取り出した。

80:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/16 01:40:02 tgerCoC60
2/2

「…ひっ。」
今まで不本意ではあるが興奮してしまっていたアローキャリー
だがそれもデュランダルのいきり立った肉棒を見た瞬間一変した。
「今から僕のが君の中に入るからねえ~。はぁはぁ…。」
そういってデュランダルはアローキャリーの秘部に肉棒を当てがう
「やだ…やめて!やめてぇ!」
「それじゃ…挿れるよ。」
ずぶ、ずぶぶぅ!
デュランダルは容赦なく膣内へ自身を挿入していく。
「あぎぃいい!痛いッ!抜いてぇ、抜いてぇえ!!」
アローキャリーが悲鳴をあげるがそんなことを聞くデュランダルではない。
と、ペニスの先端が何かに阻まれる。
にたり、といやらしい笑いを浮かべるデュランダル。
「キャリーちゃんの処女膜、僕が貰うからね。
 キャリーちゃんの初めての男は僕になるんだよ……んうっ!!」
瞬間力を込めるデュランダル。
ブチと、一気に処女膜を突き破った。
「―――ッ!!!!!」
アローキャリーはその衝撃に声にならない声をあげる。
「ぅぅ…痛い……痛いよぉ…。」
ぼろぼろとアローキャリーの頬を涙が伝う。

デュランダルの宴は始まったばかりである。

Fin

81:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/16 01:44:09 i0wa86bX0
Finじゃ困るよw
続きキボン

82:27です。言い出しっぺなので書いてみます
06/06/16 11:34:13 54OWR9xi0
デュランダル十番勝負・ビリーヴ(2003年スプリンターズS)編 1/2

デュランダルがビリーヴの馬房に忍び込んだ時、
ビリーヴはまさに自慰行為の真っ最中だった。
驚愕と羞恥のあまり完全に固まるビリーヴ。
デュランダルがのしかかっていっても、無抵抗のままだった。
無抵抗なのはいいのだが、こうガチガチだとどうにもならない。
それでも鬣から首筋にかけて愛撫を続けると、徐々にビリーヴの凝固も溶けてきた。
代わりに、口頭での抵抗がはじまる。
「ねえ、デュランダル君やめて、私たちパパが同じじゃない、何かあったらどうするのよ」
ここで止めても男は廃らないが、デュランダルはすたる。
うるさいのでビリーヴの口を塞いだ。
「んんっ……、はぁはあ」
「下の口がそんな状態になっているのに、説得力ないよねぇ~」
自慰行為に加え、デュランダルの愛撫のせいで
ビリーヴのそこは甘い香りを放ち、まさに溢れんばかりになっている。
相手の力が抜けたのを確認して、デュランダルは一気に自身を挿入した。

ビリーヴの瞳にはデュランダルに対する恐怖や嫌悪はあっても戸惑いはない。
充分に潤っていたそこが更に濡れ、
粘度の高い愛液がデュランダルに絡み付いてくる。
先程までの疑念が実際に挿入してみて確信に変わった。

83:27です。陵辱じゃないような気がします
06/06/16 11:35:34 54OWR9xi0
2/2

「ビリーヴさんって前にも誰かとやりまくっていたんだ~、や~らしいなぁ~」
「あ、あ、あ~ん、いやぁ、そんなこと言わないでぇ」
デュランダルの言葉に反応し、一気に締め付けてくる。
「僕も知っている馬かな~、誰だろう?」
「んん……そ、そんなの知らない」
いっそう、締め付けてくる。気持ちいい。
「もしかしてショウナンカンプさんかな~」
「!!!!」
適当に言ったら当りだったらしい。
そういえばこの二頭海外遠征も一緒だった。遠距離なのに頑張ったな。

だが、デュランダルの言葉に反応しすぎたビリーヴの中は恐ろしい事になっていた。
「やっべ、いっちゃうぅ」
外に出すのが間に合わず、ビリーヴの中にぶちまけてしまう。
薄れ行く意識の中でデュランダルはビリーヴの声を聞いた。
「もう!いくらスプリンターだからって早過ぎ!おまけに中で出すなんてサイテー、
 カンプがいなくなってからつまんなくなっちゃったなぁ」
そう捨て台詞を残し、ビリーヴはシャワーを浴びる為だろうか、馬房を出て行った。

完敗だった。引導を渡すはずだったが、対戦成績は1勝1敗もともと分が良いわけではない。
リベンジを誓うデュランダルの頭には、ビリーヴがもう引退だという事実は忘れ去られていた。

ビリーヴ編おわり・続くのか?

84:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/16 15:45:13 +jTCqGv1O
おまえらはスケジュールだな

85:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/17 00:11:34 3ibY8AazO




86:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/17 01:03:49 0lYLRM7M0
わっふるわっふる

87:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/17 10:15:07 VCIdGAKtO
10番勝負の続きよみたぃ

88:追高生 ◆D.I/O.H1so
06/06/17 10:17:05 gwWQMjpTO
スイープ×ディープの続きがワクテカ

89:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/17 11:36:50 olEzzlu90


   追高生きめええええええええ



90:追高生 ◆D.I/O.H1so
06/06/17 11:39:07 gwWQMjpTO
うっせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ

91:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/17 18:15:15 ietu50My0
「いやー!中に出さないでーー!」
「うるせー。お前は金で売られたんだよ。俺の好きにさせろ。ほら、縛られて
動けないだろ?叫んだって助けはこないんだよ」
「いやーー!離せ!あっ、あっ」
「お前感じてるんじゃねーの?ほら、そろそろイキそうだぜ。」
「だめー。御願い!外に出してーー。ヒェ!」
係員
「ほら、種付け終わったぞー。帰るよ」

92:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/17 19:17:25 FE0enknK0
URLリンク(lilurl.us)

93:追高生 ◆D.I/O.H1so
06/06/17 21:03:12 gwWQMjpTO
エロスレage

94:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/17 21:57:47 kxBftd6C0
ダンスインザダーク「グルーヴはきつかったわぁ~」
アグネスタキオン「でしょうねw見た目はほとんど男だし」
ネオユニヴァース「競走馬としては尊敬してますけど、女としてはちょっと…ねぇ」
ダンス「おまけにドSなんだわ。思いっきり蹴られたし。あれじゃあ、立つものも立たないって」
タキオン「www同情しますwww」
ダンス「笑ってるけど、次はお前じゃね?初年度からGⅠ馬出しちゃって」
タキオン「ちょっ…あり得るかも…」
ネオ「今年はスペさんだったらしいですね」
タキオン「災難だったなぁ、スペさんはw」
ダンス「グルーヴにスぺじゃあ、ザリオを超える男勝りも夢じゃないなw」
タキオン「恐っwww」
ネオ「それはキツイなぁwまぁ、不受胎だったそうですけど。もう一度チャレンジするようですね」
ダンス「スペ…合掌」
タキオン「話は変わるけどさぁ、どの娘とやりたい?」
ネオ「いきなりですねw」
ダンス「最近ではキストゥヘブンが圧倒的に可愛いと思う。血統的にやれそうも無いけどw」
ネオ「俺はアラバスタがいいですね。やっぱり葦毛はそそる」
タキオン「お前もアラバスタかよw俺もwあの娘は競争率高いだろ」
ネオ「ダンスさんの前でなんですけど、ムードも相当可愛いかと」
タキオン「異母兄弟だぞ?wまぁ、確かに可愛いが…」
ダンス「あれはやめとけ。わがまますぎる。しかも、ちょっと北村に気があるらしい」
タキオン「人間とwwwさすがダンス一族!只者じゃないw」
ネオ「逆に絶対勘弁って馬はいますか?」
タキオン「現役馬だと…」
ダンス・タキオン「スイープトウショウ」
ネオ「一致ですかw俺はそんなに嫌いじゃないけどなぁ」
ダンス「外見はね。ただ、性格が…」
タキオン「マジで恐いから。マ○コご開帳事件の後、マジ切れして池添殺すを連呼してたらしいw」
ネオ「それは恐いなぁ。池添君とのコンビは仲良しだと思ってたのに」
タキオン「それは無い。あいつはホントに人間嫌い。その中でも池添が一番嫌いなんだとさw」

95:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/18 01:11:30 z/TdsRAE0
age

96:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/18 01:55:35 ZyTRrKdw0
>>94
素朴にワロタwGJだ!
もしアイディアが沸いたら他の馬でも書いてみてくれ~

97:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/18 06:05:58 vV9MweWM0
>>77
第二十二話

気付けばスイープトウショウにのしかかられる体勢になっているインパクト。
スイープトウショウはそんなインパクトの下半身へと顔を寄せ、一物を咥える。
「……ん……っ。」
瞬間、生暖かい感触がインパクトの全身を駆け巡った。
「うああ…!」
「ん……きもひ…いい?…」
そんなインパクトの表情を見て笑みを浮かべるスイープトウショウ。
まだ咥えられただけに過ぎなかったが、
肉の感触、暖かさ、全てが堪らなく気持ち良かった。

「ん…ふぇ…もっと…気持ひ良く…ひて…あげう…。」
スイープトウショウは内頬を使いインパクトの亀頭を擦っていく。
「…ん…ちゅ…ちゅば……んっ…じゅる…ぅ…。」
舌が丁度カリの部分を擦り、頬が茎を締めあげる。
「……はう…ぅう…れろっ…れろ……んっ…、ふぇ…え…?…」

不意に、スイープトウショウの口からペニスが抜かれた。
スイープトウショウの口からはだらしなく涎がこぼれる。

「…ハァ…はぁ、先輩…これ以上されたら…はぁ…ハァ…。」
「…ぁ…っ…。」

今度はインパクトがスイープを押し倒していた。

98:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/18 06:06:36 vV9MweWM0
第二十三話

「先輩にも、気持ち良くなって貰わないと…。」
そう言ってスイープの秘部へと手をやるインパクト。
「ほら…もうこんなになっちゃってますよ…。僕のを咥えてて興奮してたんですか…?」
荒い呼吸を整えるようにインパクトが言う。
それにふるふると首を振って否定するスイープトウショウ
「…じゃあ今日はここで終わりにしましょうか。」
「…ぁ。」
完全に攻守は逆転してしまっていた。

「嘘ですよ…、先輩がちゃんとおねだり出来たらしてあげますから…。」
「お…おねだりって…。」
「出来ますよね?先輩?」

「ぁぅぅ………、……頂…戴…。」
「なんですか?小さくて聞こえません。」
「ディープの………頂戴…。」
「何が欲しいのが言ってくれないと分かりませんよ。」
「…ディープのおちんちん頂戴!!!私の中に挿れ…て…ぇ!!!」
「よく出来ました。」
スイープの絶叫とも言える懇願を聞いたディープは満足そうな表情でスイープの秘所に肉棒を突き入れた。
ずぶっ…ずぶぶ…ぶ……っ…。
「はあぁっ…!!入って……来て…る…!!」
スイープは歓喜の声をあげた。

99:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/18 06:07:17 vV9MweWM0
第二十四話

メリメリ、とスイープの膣内へと自身を突き入れるインパクト。
「…っく…凄い…、凄い締め付けて…来ます…、先輩の…。」
「あっ…あ…!!言…言わない…で…ぇ。」
そう言う間にも柔らかい肉壁がディープのペニスに絡み付いてくる。
あまりの気持ち良さにすぐにでも果ててしまいそうだった。
そのうちにコツ、と子宮口まで到達したのがわかった。
「はぁ、はぁ…奥まで…入りましたよ。」
「…うん…うん、入ってる…当たってるの…ぉ…。」
スイープの返答はしどろもどろになっている。
「…それ、じゃあ動きます、よ。」
ディープインパクトは律動を開始した。

「ぁっ……ん…!あぁ…ああん!」
ずちゅずちゅとぎりぎりまで腰を引いて、また突き入れる。
「あ…っはぁ!くぅっ!!あああぁ…!!!」
「先……輩…!!先輩ぃ!!」
ずっ!!ずっ!!ずちゅう!!
突き入れる度に襞が絡みつきこの世の物とは思えない快感が走る。
スイープの肉壷の奥へと夢中でペニスを捻じ込むインパクト。
しかし限界も近かった。
「先……っ輩……そろそろ……イ…くっ…!!」
「…うん!うん!!ゎた…わたしも…イ…ッ…、イきそう!!ぁあああああ!!」
ディープインパクトは限界までスイープの膣内を掻き回す。
そこにはもはや肉欲に見せられた雄と雌がいるだけだった。

100:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/18 06:08:06 vV9MweWM0
第二十五話

「先輩…!!…イき…ますよ!!!」
「私も……イッく……イクぅうう!!んぅうううう!!!」
ビクンビクンとスイープの方が先に限界を迎える。
スイープの身体に合わせてぎゅぅううと膣内の肉がさらに締まる。
とその時
「先…輩!?まずい…って…!!先輩ッ!!」
絶頂を迎え放心状態のスイープの両脚がインパクトの腰をがっちりと掴んでいた。
「いいの…出して…このまま…このまま中に欲しいのぉ…!…」
「せんぱ…スイープ…!!っく…おおぉおッ!!!」
ドクッドクッ…!ドクッ…!
ディープはスイープの膣内にありったけの精液を吐き出していた。
ごぽっと中に収まりきらなかった精液が流れ出す。
「…はぁっ…はぁ…はぁ…。」
「ぁあ…あ……おなか…熱い……。」
スイープは焦点の定まらない表情で呟いていた。


すぅすぅとインパクトの隣で眠るスイープトウショウ。
そんなスイープトウショウの頭をそっと撫でるインパクト。

その手はいつもの何倍も大きく、強く見えた―

101:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/18 06:10:26 vV9MweWM0
第25.5話~Intermission ~

ブラックタイドはその日何度目かの自慰を終え脱力していた。
「今夜はヤマニンシュクルたんにするかな…。」
そんなどうでも良い事を考えていた時である、厩舎の隅で一頭の牝馬がなにやらじたばたしている。

「どうかしたの?」
数発抜いていたからであろうか、冷静に対処するブラックタイド。
「あ、あの、馬具が着けられなくなっちゃって。」
「これか。」
そう言うなり慣れた手つきで馬具を着けていく。
「これはチークピーシーズって言って結構最近の馬具だからね、
 まぁ着けられなくてもしょうがないよ。それじゃあ。」
トコトコとそのままヤマニンシュクルの稽古場へと走っていくブラックタイド。
「あ!あの、お名前!…行っちゃった。」
「シークレットコード?どうかしたの?」
「あ、先輩。いえ何でもないです。」
「あら、あれブラックタイドじゃない。何処に行くのかしらねー。」
「さ、さあ…。(ブラックタイド様って言うんだ…。)」

102:追高生 ◆D.I/O.H1so
06/06/18 11:35:59 OA59p1iAO
やったああああああああああああああああああ
ディープ×スイープだあああああああああああああああああああ
職人GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

さらに続きそうだ

103:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/18 12:25:27 gEXASgxl0
第一話
ある晴れた日の昼、ドリームパスポートはステップでも刻みながら歩いてい
た。
「サムソン君の根性には参ったなぁ・・」
競走馬界ではかなり温厚で人気のある馬である。
少しおっとりしすぎとも言われているが・・・

彼はまだ牝馬に恋をしたことなどなかった。だがいつかはしてみたいと思っ
いる。

突然彼に誰かぶつかってきた。
「ワッ、何?」
「アッ、ごめんなさい、ボーっとしてて・・」
振り返ると美しい顔をした馬がいた。
「どなたですか?」
パスポートは聞いてしまった。
「私?私、エアメサイアっていうの。
 あなたドリームパスポート君?」
何で知ってるんだろう。俺って有名?とか何とか思いながらパスポートは
見入っていた。
「あなたのことはよく知ってるわ。
 ごめんね、私最近疲れ気味で・・・」
「そうなんですか?俺でよかったら相談に乗りましょうか?」
「えっ、本当?私話し相手がほしかったの。じゃあ馬房に来てくれる?」
「いいですよ」
二人は初対面したのである。
だがパスポートはメサイアに一目ぼれしたもかもしれない・・・


104:追高生 ◆D.I/O.H1so
06/06/19 11:52:23 c4B/sTDZO











105:デュランダル十番勝負
06/06/19 15:34:02 389teeOH0
レディブロンド(2003年スプリンターズS)編 1/2


ビリーヴにこてんこてんにやられたデュランダル。ほうほうの体で逃げ帰る。
身体を洗って自分の馬房に戻っても気持ちは治まらない。
数刻の後には、返す刀でレディブロンンドのもとに出陣する気になってしまった。
いそいそと身支度を整え、F厩舎に向かって出発進行。
ビリーヴの時にはまだ中空にあった月も沈み、雨も降りはじめた。
こっそり行動するにはうってつけである。秋の夜はまだ長い。

デュランダルが目的の建物に近づくと、ガタゴトと音がする。
こんな時刻に何事か?と思ったが、起きている馬や人の気配はない。
気になったので音がする馬房を覗くと、所期の目的であるレディブロンドがいた。
「すごい寝相だね~」
思わず呟いてしまった。
レディブロンドは、馬房内をごろんごろんと転がり回っている。
動かなくなったかと思えば寝藁をがじがじ・・・・・・
姿勢を低くしてデュランダルは、馬房に忍び込んでみたが
レディブロンドの草食動物の本能を放棄したような豪快な寝姿に正直引いてしまった。
デュランダルらしくもなく、帰ろうと姿勢を変えた所で
運悪く転がってきたレディブロンドとぶつかってしまった。
しまったと思ったが、彼女は起きる様子はない。
それどころかデュランダルに抱きついてきて、
あろうことか目の前にあった彼の鬣を噛んできた。
どうやら、寝藁と間違えているらしい。
また気が変わったデュランダル。彼は器用に自分のモクシ(=頭絡)を外し始めた・・・・・・

106:デュランダル十番勝負
06/06/19 15:34:42 389teeOH0
2/2

背後の熱にレディブロンドは気付いた。
もともと眠りは深い。周囲がまだ暗い内に目覚めるのは異常といえた。
そんな彼女であっても、鬣を引っ張られたり首筋を甘噛みされれば流石に気がつく。
「ん?」
眠りが深すぎて、頭の働きがついていけない。
「反応が遅いね~そんなだから僕に負けちゃうんだよ~」
聞き覚えのある声。心臓を氷でえぐられたような衝撃が走る。
眠りの天国にいたレディブロンドはデュランダルによって蟻地獄へ引きずり込まれようとしていた。
「何で?!デュランダル君なの?」
返答代わりに寝藁がレディブロンドの口へ突っ込まれた。
逃れようとしたが、後脚は既に縄によってしっかりと固定されている。
デュランダルがモクシに仕込んでいたものだが、彼女は当然そんな事は知らない。

誰かが駆けつけてくる気配は全くなかった。
デュランダルにとっては好都合な事だが隣や向かいの馬房には誰もいない。
多少ドタドタとした所で、いつもの事なので誰も気にも留めないのだ。
そうこうしている内にデュランダルは進入を開始した。
初めのうちは彼女も何とか逃げようと身をよじっていたがそのうち諦めたのか大人しくなった。
双眸から涙が溢れたが、それもやがて止まり、
彼女は虚ろな目で虚空を見つめじっと耐えている。
デュランダルはビリーヴによって数刻前一発吸い取られている。
レディブロンドにとっては不幸な事に、その行為はなかなか終わらなかった。
「・・・・・・デュランダル君、こんなのやだよ」
最後に彼女が呟いた。哀しみだけを湛えた目で。憎しみすらないようだった。

だがレディブロンドはデュランダルが出てゆく間際、もう一言呟いた。
「でも、クリスエス君よりはましだよ」
同期で牝馬癖の悪さでは美浦一を誇る存在を、デュランダルが知った瞬間だった。

レディブロンド編終わり・続くの?

107:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/19 19:25:16 g/KYBBQDO
是非最後まで書き終えて下さい

108:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/19 23:09:20 Ws5shAol0
三個目

「うひひ、サーガノヴェルちゅわ~ん。」
ずりずりと詰め寄るデュランダル。
「やだ!やだやだやだァ!!来ないで!…やだ…来ないでよぉ!!!」
自分が出せる最大限の声で目の前の牡馬を否定するサーガノヴェル。
しかしその悲鳴はデュランダルの下半身を熱く滾らせるだけである。
「ぁあ~、その声…た、たまらなぁ~~~い!!ふぅふぅ~。」
ベトベトと涎を垂らし、身体をふるふると震わせ、
そこにいたのは栄光のG1馬とは程遠い生き物だった。
「ぁ…ぁ…、…怖い…怖いよぉ……。」
サーガノヴェルは既に恐怖のあまり失禁している。
と、コツンと壁が背後に迫った。
「…ひっ……。」
「あれ、行き止まりだねぇ~。残念残念。」
わざとらしくデュランダルが言う
逃げ場など始めから無かった、それでもデュランダルは確認するかの様に。
サーガノヴェルの中で、何かが壊れた―

Fin

109:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/19 23:12:02 Ws5shAol0
(`・ω・´)4個目だった

110:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/20 13:56:33 CEyjlrMF0
デュランダルの鉄砲玉っぷりに泣いた

111:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 02:21:00 fql3/CsxO
続きがんがれ

112:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 17:54:31 Sal/nAyJ0
もっと見たい!

113:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 20:55:42 luZMWbYx0
数年前に、同じようなスレで
「ファインモーション×タップダンスシチー」
「ファインモーション×シンボリクリスエス」
っていう名作が発表されたんだが、未だに保存してある。
てか普通に抜ける。

要望あればうpするよー

114:追高生 ◆D.I/O.H1so
06/06/21 21:00:40 Mi9cUWyqO
>>113
うp!!!
それをディープ×インモーに脳内変換

115:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 21:06:25 btc3JjW20
>>113
タップ×インモーはマジで傑作だった。
『燃える闇』(クリ×インモー)の前編は何処探しても見つからないので
うpして欲しい。

>>114
ほとんど強姦だが。いいの?


デュランダル×ファインモーション、書いてるけどどうしても凌辱にならん。どうしよう。

116:追高生 ◆D.I/O.H1so
06/06/21 21:10:33 Mi9cUWyqO
>>115
なら俺はいい





でもやっぱうp

117:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:03:35 PkrcGejo0
正直な追高生に少しだけ好感

118:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:08:16 luZMWbYx0
んじゃあ早速。
作者は確か「グレタプ」とかいう人だった。
ファインが負けた有馬記念の直後ぐらいに書かれた作品。

「ファインモーション×タップダンスシチー」

目の前をチョロチョロとうるさいメスだ。これが一番人気のやつか、なるほど、
みかけは悪くない。小奇麗に鬣なんぞ編んである。
スピードもありそうだ、兄貴が凱旋門を2着したらしいな。ま、オレにはどうでもいいことだがな。
ファインモーションか、しゃれた名だぜ、まったく。オレの名にはどんな意味があるんだろうな。
こいつとは4キロ差か・・湿った馬場には響いてくるぜ、前でやれて正解だったか。
おや、嬢ちゃんは動きがどうも変だな、オレのプレッシャーでも感じてやがるのかね。
そりゃねえな、うしろのコイントスあたりか。オレにも伝わってくるぜ、岡部のプレッシャーが。
ふん、逃げようとスパートしたがってるな、そうはさせるか、こんな面知れえ鬼ごっこは
初めてだぜ。
それにしてもうまそうなケツだ、これだけ筋肉がついてりゃ、締まりも良さそうだな・・。
オレもそろそろオンナが欲しいんだがな。
ここを勝てりゃ、ちょっとはチャンスがあるのかねえ。

119:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:08:48 luZMWbYx0
睨む目が、オレの前にある。
実質3歳最強牝馬。
それでも所詮3歳のメスの威圧だ、たいした効果もない。
狭い馬房に2頭、顔をつきあわせている。
なんでもオスに慣れさせるためだと、あのオッサンのやることはわからねえが、
クリスエスよりオレが安上がり、ってコトだろう、なめられたモンだ。
オレがなにもしない、できないとでも思ってんだろ。
G31勝馬とG12勝馬じゃ、格が違うってな。
タップはファインに1歩近づく、緊張が一瞬にして高まった。
「よらないで、なんであなたがここにいるの、出てって」
後のないファインは、虚勢を張るように言った、タップにすれば
そんな威嚇は可愛いものだった。
「調教師さんは、随分期待してるんだな、お嬢ちゃんに。これでもオレは2着したんだぜ、
そのオレがわざわざ嬢ちゃんのメンタルワークの相手か。受けるオレのテキもテキだがな」
「メンタル・・。必要ないわ、力がなかっただけよ。みんな、期待しすぎなのよ」
そう言ったファインの顔は疲れからか、青ざめてみえる。
飼葉の入ったバケツには半分以上も飼葉が残っていた。
「オレはお前さんほどは期待されてなかったしな、気楽だった、その差かね」
ファインは黙ったまま顔を背けた、興味がない、とでもいう風に。
「とにかくメンタルワークなんていいわ。帰って下さい、そんな風にみられてたら
ゆっくり腰もおろせないわ」
「そうもいかねえんだ、おっさんらが決めたコトだしな。ま、気にすんなって、
明日になりゃ出て行くぜ」
「・・・・・・」
ファインは何かいいたそうだったが、結局喋らなかった、諦めたように腰を落とす。

120:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:09:19 luZMWbYx0
もちろん警戒は解いてはいない。
もう一歩でも踏み込めば、遠慮なく噛み付いてくるだろうという気配。
目を閉じてはいるが、眠る気など毛頭ないようだ。
タップはやれやれといった風に、腰をおろす。
「ピリピリしてるな、まあ無理もねえけどな。そういやお前さん、出身は日本じゃねえよな、
オレと同じでどっかの外国だっけか」
「・・アイルランドですけど、憶えてませんよ。生まれてすぐに日本に来たから」
ファインはくせなのか、寝藁を鼻先で掻き分けている。
「アイルランドねえ・・。今イチイメージがわかねえけど、オレはアメリカだ。
ケンタッキー州。オレもすぐに日本に来たクチだ」
聞いているのか、いないのか、ファインは相変わらず寝藁を鼻でまさぐっている。

「あーなんか、もよおしてきたな。ココでしちまってもいいか?ガマンできねえわ」
タップのその言葉にファインは驚いて顔を上げた。
「ちょ、ちょっと、なにするんですか、そんなことは外でして下さい!」
「ムリムリ、カギかかってるわ。隅でするからカンベンな」
タップは移動し、間もなく用を足し始める。
ファインは呆れていた。自分は緊張で尿意すら湧かないというのにこの馬は平然としている。
同時に、自分の威圧が取るに足らないものだと知らざるを得ない。
「お前さんもガマンしてるんだろ、見ねえからしちまいなって」
「ヒトの馬房で、よくできますね、ほんとに・・」
明らかに怒気をはらんだ口調だったが、タップに言ったというより呟きに近かった。
「悪かったな。しかし、ガマンは良くねえぞ、ま、オレはスッキリしたからいいけどな。おっと」
気が付けば股間部からだらしなく一物が頭をもたげていた。
メスの匂いにあてられたらしい、身体の反応は実に正直なものだ。
槍のように伸びた一物はファインの目からみればグロテスクな異物に他ならない。

121:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:09:49 luZMWbYx0
怯えに似た暗い光がファインの瞳をよぎる。
タップの理性はその欲情したモノに吸い取られていくようだった。
黄金分割。
馬の均衡のとれた体は慨してそう呼ばれるが、見れば見るほどファインの曲線は美しい。
遠慮なく鼻腔を割って入ってくるメス独特の匂い、心地よいそれが、さらにタップを酔わせる。
「いかんな、くらくらしてきた。目の毒だぜ、ホント」
タップは頭を振った、しかしそれでこの欲情が払える訳でもない。
相変わらず勃起したままの一物は、ファインの膣肉を想像し、張り詰めている。

ファインはもはや喋らなかった。目の前のタップを一個のオスとして認識している。
自分とは違う、性。
ニオイも、筋肉の付き方も、手入れがそれほどされていない鬣も、熱っぽく自分を
見つめてくる目も、まるで違うのだ。
ばさっ
寝藁が宙に舞う。ファインは立ち上がり、大きく前へ踏み込んだ。
タップの熱い息が耳にかかったが、構わなかった。
「どいてください」
言うとタップを押しのけて、馬房の入り口へと移動する。
「おっと。なんだ、外にゃ出られねえぞ」
「立て付けが良くないから、二、三回蹴れば開くわ。何度か試したもの」
ファインの頭には、ここから出て行くことしかない。
これ以上、たちこめたオスの匂いに耐えられそうになかった。
蹄の先で板張りの縁を引っかく。
タップはその様子を見ていたが、無防備にさらされたファインの背後に
無意識のうちに移動していた。

122:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:10:25 luZMWbYx0
「きゃあっつ」
タップの前脚が、ファインの肩にのしかかる。喉から、悲鳴にも似た高い声が漏れた。
何が起こったのか分からない、混乱し、身体を揺さぶるが、無駄なことだった。

がっちりと腹部を押さえ込み、タップはファインの首筋を噛んだ。

「は、放して」
ファインモーションが上ずった声を上げる。タップダンスシチーの身体がぴったりと密着し
執拗に首を攻めてくる。
ざらざらとしたタップダンスシチーの舌が、獲物をむさぼるかのように首全体を這い回る。
獲物
極上の肉

圧し掛かった相手を、見下ろす。レースで見たものと同じ、若い尻肉だ。
タップダンスシチーの興奮は、これ以上ないまでに高まっていた。
レース後にかいたであろう汗は、きれいに洗い流されて、鬣もきれいに編まれてある。
それを乱暴にといていく。
「いい匂いだ、たまんねえわ」
首筋に鼻面を押し付け、再び歯を立てる。
接触点からは程なく汗がにじみだし、体温が上昇していくのが分かる。
さらに逃れようとするファインモーションの前脚が、むなしく空を掻いた。
「おいおい、あんま動くとケガするぞ」
言って、もがくファインモーションの腹部をさらに締める。
「いやあっ!放してください!!」
「お嬢ちゃん、こうなることくらい、わかるだろ?オスとメスが同じ馬房に入れられて
何もないとでも思うのかい」
「そんな、こんな事・・。知りません!」
喘ぎながらファインモーションは言った。
「じゃ、教えてやるよ。どうなっちまうのかよ」
熱にうかされたタップダンスシチーの態度はもはや無力なメスを支配する凶暴なオスそのものだった。

123:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:11:15 luZMWbYx0
いきりたった一物を何度もファインモーションの尻へぶつけ、その度にファインモーションは
短い悲鳴を上げる。
「おー、なんかいい感触・・だな。一人でサカっても仕方ねえからな、こう感触がねえと・・」
タップダンスシチーは円状に腰を動かした。
ペニスの先がファインモーションの尻肉でのたうつ。
引き締まった臀部からくる弾力は、それだけで恐ろしいまでの快感だ。
オスの喜びに、ファインモーションを抱く前脚に、力がこもる。

「いやっ・・。」
発情期を迎えていないファインモーションの膣内はぴったりと閉じられ
異物の進入を拒んでいる。
しかし、それも時間の問題だ。
歯を食いしばり、タップダンスシチーの愛撫に耐えているファインモーションの口からも
タップダンスシチーと同じ、熱い息が漏れはじめていた。

目の前に母であるコカットがいる。いつになく緊張した様子で、立っている。
そして見慣れない牡馬。
漆黒の馬体を誇るその牡馬は、幼いファインモーションには恐ろしくさえ見える。
大勢の人間達が見守る中、それは行われた。
手綱を引かれた大きな馬が、指示されるまま、コカットへのしかかる。
母馬の種付けに仔馬が立ち会うのは普通のことだという。
幼いファインモーションは、その様子を目をそらすことなく眺めていた。
母に乗った牡馬がしきりに腰を振る姿は、滑稽にすら映った。

ファインモーションの心は覚めていた。
自分でも驚くほどに

124:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:11:41 luZMWbYx0
喘ぎが重なる。膣口にぴったりと押し当てられたタップダンスシチーのペニスが
ゆっくりと浸入してくる。
先ほどまでの荒っぽさはないが、回された前脚に力を緩める気配はない。
「うっ・・。ああっ」
さらに膨らみを増しながら、膣奥深くまで進んでいく。
オスを受け入れた事のない肉壁を、熱い巨棒がこすりあげていく。
「うっ・は・・あ・・たまんねえ・・熱いな、嬢ちゃんの中・・」
微塵の隙間もなく圧迫してくるファインモーションの膣内は、まさに極上の肉壁である。
思わずタップダンスシチーはため息を漏らした。
「んじゃー動くぜ」
耳元で囁くと、ファインモーションはやはり首を振った。
今やファインモーションのしぐさのすべてが、起爆剤となってタップダンスシチーを
高ぶらせる。夢中になって、腰を振り始めた。
ズッ ズッ ズッ
「ああっ、いやあっ、あんっ・・」
腰ごと打ち込まれ、馬房の床が激しく軋む。

125:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:12:07 luZMWbYx0
「もう・・いやっ・・」
上で腰を振り続けるオスの汗が、容赦なくファインモーションの身体を濡らす。
腰を打ち合う音、そして互いの息のみが馬房の中を支配している。
大振りに腰を打ち込まれながら、タップダンスシチーの肉棒を咥えこんだ秘裂からは
大量の愛液がしたたり始めていた。
「嬢ちゃんのが・・絡んでくるな・・気持ちイイか?」
タップダンスシチーの問いに、ファインモーションは只首を振る。
「んじゃ、もっとガンバラねーとな」
前後する速度を速め、さらに膣肉を犯す。
 ズプッ ズッ ズチュッ
「ああっ。あんっあっ。いやっ・・もう・・もう・・」
抗いながらも、オスの怒張をしっかりと受け入れて離さないのも事実だった。
リズムよく出入りする熱棒に、ファインモーションの若い身体は、反応せざるを得ない。
体重のかかる下半部のしびれが、意識をさらに膣内を犯すそれへと集中させる。

126:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:12:26 luZMWbYx0
「うっ・・あー、もうダメだわ、出すぜ、お嬢ちゃん」
タップダンスシチーはすでに限界にきていた。
たっぷりとファインモーションを味わったペニスは、精を放出する兆候をみせる。
ぶんぶんと首を振り続けるファインモーションの身体を、タップダンスシチーは
最後まで離そうとしなかった。
力の限り抱きすくめ、開放の瞬間を待つ。
ドクッ ドクッ ドクッ ドクン
「あああっ・・だめ・・ああうっ・んんっ・」
放たれた精は、勢いよくファインモーションの膣壁を打ちつけ、若い身体を
絶頂へと導く。
膣内が収縮し、放たれた精を、最奥へと導き始める。

「はあっ・・はあっ・・ははっ・・やっちまったなあ・・」
荒げた呼吸をそのままに、タップダンスシチーはファインモーションの首筋に口づけた。

127:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:19:57 luZMWbYx0
とりあえず以上。

クリスエスのやつはかなり長編だから
また時間を置いてからな。

128:追高生 ◆D.I/O.H1so
06/06/21 22:26:04 Mi9cUWyqO
>>119-126
乙です
もし競走馬関連の純愛エロパロがあったら是非改編よろ
ディープとだったら何でもおk
つかこのスレのせいでエロパロスレに初めて行ったわ

129:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:26:30 btc3JjW20
>>127
thx
伝説の「ファインモーションたんのエロ小説」スレ、読みたかったな・・・

130:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:41:47 luZMWbYx0
「燃える闇」

お互い、言葉を交わすこともない
ただ、馬運車に揺られるのに任せていた
同じように揺られているだろう馬たちも、思うことは一つだろう
選ばれた者だけが共有できる熱が、馬たちの心をはやらせる
中にはそうでない者もいるが。
「うー、おれ車苦手なんだよな・・。キミは?」
沈黙を破ったのはノーリーズンだった、すこしゲンナリした様子で、四肢をふんばっている
「別に・・普通だけど」
そっけないファインモーションの一言で、あっけなく会話は終わる
ノーリーズンはかまわずに続けた
「うらやましいな、おれは輸送の前は憂鬱になる。ガタゴト、ガタゴト、たまんないよ」
「そう」
ファインモーションはさほど興味を示せず、相づちを打つ
そんなやりとりが暫く続いた
特に考える事もなかったが、自分から話すほど、話題もない
それにグランプリを競い合うライバルということを、多少なりとも意識しているらしかった

キキー
急ブレーキが掛かり、車内が激しく揺れる、ファインモーションは傾く身体を
すんでの所で支えた
「おわっと」
それに遅れ、ノーリーズンも大きくよろめく
「ああ、びっくりした。なんか急いでるみたいだな・・。もっと気いつかってほしいよな」
ノーリーズンは、ぼやきながら体勢を立て直す
「いつものことじゃない、そんなの」
乱れた鬣を、首を振って正すと、ファインモーションは何事もなかったかのように
姿勢を直した
「ふーん、なんかイメージ違うな・・。連勝中の女の子って聞いてたからどんなコ
かって思ってたんだけど」
まじまじと、ノーリーズンはファインモーションを見る

131:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:42:11 luZMWbYx0
「面白くない奴よ、私は。悪いけど」
覚めた目で、見つめ返す
期待を抱かれることに敏感になったのはいつごろだろう。
それが速さでなく、気性にまでおよんでくると、ファインモーションはうんざりした
だが、目の前のノーリーズンは、あくまでそのもののファインモーションに
興味を示しているようだった
「いや、なんかカッコイイって思った。おれ、無敗とか憧れるクチなんだ」
言って、人なつっこく笑んでみせる
「憧れ・・・」
ファインモーションは意外なその言葉を反芻する
「おれ、皐月を勝ったときは嬉しかったけど、キミはあっさり2冠だもんな」

「私、負けたくないの。目標にしてるヒトがいるから」
はっきりと、主張する言葉。意思を表示するそれ
はっとした、こんな事を誰かにいうなど思いもしない事だった
「へえ、誰かな。三冠の、ラモーヌさん?」
興味深げにたずねてくる。ファインモーションはどんどん人の心に入ってくるノーリーズンを
どうもやりにくく感じていたが、不思議と不快ではなかった
「あ・・えっと・・」
その言葉を出すのがよほどためらわれるのか、ファインモーションにしてはめずらしく
表情が曇る
「・・兄さん」

132:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:42:50 luZMWbYx0
ピルサドスキー
日・米・英・愛・独でG1を6勝している
凱旋門に2度挑戦するも、いずれも2着に敗れ、スターホースの夢をあと1歩の所で逃している。
そのデビューはファインモーションのように鮮やかなものではなく、勝ち上がりにまで5走を要した。
それからの逆転。
エアグルーヴをハナ差でとらえたジャパンカップのあと引退し、日本で種牡馬生活を送っている。

「兄さん?はあ、兄さんか・・。」
ノーリーズンはうんうんと頷いている
「知ってるの」
「いや、でもキミが目標にするくらいだから、速いんだろうなって」
「それは・・そうかな」
あいまいに答えたものの、ファインモーションの心の内は複雑だった
実際は、兄の事はほとんど知らないといっても良かった
当歳の時に一度あったのみで、そのときの記憶も実にあいまいなものだ
深くたずねられた所で答えることはできない

そもそも競走馬として生まれたからには、血族すらライバルといえる
何事においても天秤にかけられる
それならば、血縁とよばれるものは、安らげる場所でもなく・・・。
目標
感情を一切廃した答えだ
兄の声すらも思い出せない。知っているのは記録のみである

ファインモーションは黙ったまま、目を伏せた

133:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:43:35 luZMWbYx0
「いいなあ、そんなの。身近な目標がいるのか。おれも目標になる姉さんか妹がいたらな」
ノーリーズンの明るい声で、ファインモーションの思考は中断される
沈む気持ちが、引き上げられる。そんな声だ
「・・ん・妹はダメか。妹に活躍される兄なんて、微妙な立場だな」
言って、ノーリーズンはすぐさま訂正した
その顔はことさらはずんでみえる
「プレッシャーもあるけど、なんかイイな、そういうの。」
ファインモーションは答えるかわりに首を少しだけ縦に振っていた
それと同時に、素直に心をさらせるノーリーズンをうらやましく思った
やがて一つの目的地につくと馬運車は止まり、後部のドアが開かれる
ノーリーズンは手綱を取られ、それに大人しく従った。ゆっくりと降りていく
「じゃ、日曜か。また帰りが憂鬱だけど」
「ええ、じゃあ」
馬運車を降りるノーリーズンを、ファインモーションは見送った
「雨、止むといいなあ。雨も苦手なんだ、実は」
ははっとノーリーズンは笑う
「そうね、私も」
冷たい風が車内に吹き込んでくる、終点は近い
遠くなっていく蹄の音とともに、馬運車のドアが閉まる

馬運車が再び走り出す、ガタガタと車内が揺れだすが、気にならなかった
ファインモーションは一人、物思いにふけっている
血族
半分ながら、自分と同じ血が流れる存在
自分にそれがあることを、いまさらながら考えていた
「兄さん・・か」
吐息まじりに呟いていた

134:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:43:54 luZMWbYx0
その日も朝は早かった
いつものように、日が昇る前に調教が始まる

ファインモーションは軽く追いきり、身体の調子を確かめていた
「まずまず・・か」
週末に大レースを控え、ピリピリしたムードが厩舎をつつんでいた
その主役を、どの馬も遠巻きに見ている
なにか遠いものを見るような目
「あと一本・・」
再び調教コースへ戻ろうとしたとき、聞き覚えのない蹄の音がした
はっと、その方向へ目をやる。気配というものに、ファインモーションはことさら敏感だった
厩舎の奥から一頭の馬がやってくる。それが自分をめざしていると知り
ファインモーションはわずかに警戒した

闇に溶ける黒い馬体
力強い踏み込み。一見して、ただならぬ気配を感じる
「誰?あなた」
ぴったりと馬体を併せてきたその相手を、ファインモーションは正面から見据えた
相手は首をかしげ、ややあってからファインモーションへと視線を合わせる
「知らないか、秋の天皇勝ったぐらいじゃ、知名度あがらんのかねえ」
淡々とした口調
「天皇賞・・」
ファインモーションは目の前の相手を見る
その名前はもちろん知っている。古馬混合レースでもトップクラスのグレード
いずれは自分も挑むかもしれないレースだ
たしかそれを勝ったのは、自分と同じ三歳。名前は・・
「シンボリクリスエス。まあ憶えとけよ、そのうち有名になる」

135:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:48:29 luZMWbYx0
「すごい自信ね、それは」
ファインモーションが言うと、シンボリクリスエスはわずかに鼻を鳴らした
「あんたも相当なモンだって聞いたんだがな。連勝中なんだろ。お互い、年寄りどもを
黙らせるのは気分がいいもんだ。そうだろ」
かなりの自信家のようである。だがそれが単なる吹聴でないことは
秋の盾を手にしていることで分かる
「言うわね、私はそこまで思ってないけど」

「はっ・・いい子ちゃんだな。まあいいわ、今日のこと聞いてんだろ。俺との併せ」
「聞いてたけど、まさかあなたとはね」
軽く併せる程度。そう聞いてはいるものの、果たしてそういくものかどうか、もう一度
目の前のシンボリクリスエスを見る
好敵手というものに、今だめぐり会ったことのないファインモーションは
その、力を秘めているだろう四肢を、じっと眺めた

「だるいんだよな、こんなの。さっさと終わらせて帰りたいんだわ」
退屈気にあくびを噛みながら、シンボリクリスエスは口を開く
その様子からは、レースの緊張感を微塵も感じさせない
「軽くなんてつまらないんでしょ。だったら、本気でやりしょう」
走る事に関しては、ファインモーションは積極的だった
天皇賞馬、古馬たちをねじ伏せた脚。その未知の瞬発力に、興味が湧かないはずがない
「ふーん・・」
シンボリクリスエスは、興味の目でファインモーションを見る
舐めるようなその視線が上下する。お互い目が合うと、シンボリクリスエスは目を逸らした

136:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:49:18 luZMWbYx0
「本気でやったらどう考えても俺の勝ちだろ。ハンデはいくらいる?」
「ナメないで、そんなのいらないわ」
ファインモーションはやや口調を荒げた
「ムリするなよ。牡馬と牝馬じゃ身体が違うんだ。そいじゃレースと同じ二キロでやろうか
もう乗せてんだ、錘。」
シンボリクリスエスは鞍の方へ、首を曲げた
「・・用意がいいのね、何キロ?」
「ぴったり二だ。やるなら模擬レースに俺もしたかったしな」
「じゃあ、お願いするわ」
「オーケー、ギャラリーなしってのも寂しいが」

ファインモーションはわずかに距離をおいて移動する。どうも、好きになれない
あからさまに他人を見下した態度。自信に満ちた笑い

スタート地点まで移動すると、距離を確認する。まだ暗いが地平線がはっきりと見える
白い息が目立つ
冷えた外気をまといながらも、その内は高鳴っていた
この相手は、どれくらい早いのだろう。ファインモーションは二度、脚を鳴らす
そして自分はどれくらい早いのか、見極める事ができる
「やっぱ、どうもやる気がイマイチだ。ひとつ、賭け勝負にしようや」
シンボリクリスエスはゴール地点を見ながら口を開いた
「賭け?どういうこと」
「負けた方が、勝った方のいうことを一つ聞く。面白そうだろ」
「いうこと・・ねえ。私が勝ったらあなたを好きにできるわけ?」
「ああ、なんなりという事をきく。あんたが負ければ、あんたが俺のいうことを聞く」
「別に、あなたにして欲しいことなんてないわ」
「そうかい、一晩中奉仕するぜ」
シンボリクリスエスは言って、腰を振る動作をした
「・・最低」
侮蔑のそれが、一瞬にして湧く。ファインモーションは目の前の相手を睨みつける
気持ちよく走る期待を、裏切られた気分だった

137:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:49:50 luZMWbYx0
「恐いな、冗談だろ」
シンボリクリスエスは、悪びれた風でもなく言った
自分の大した事のない冗談に、怒っているファインモーションが、よく分からない
そんな様子だ
「私なんかと、まじめに走れないってことなの」
真面目なファインモーションは、不機嫌のそれを顔に出す
「いや・・怒んなよ。そう怒ることでもないだろ」
「・・・・」
ファインモーションは、自分の足元へ、目をやる
こんな相手には負けたくない。絶対に
始めて抱く激しい感情だった
同時に自分の中に、こんなものがあるとは、驚きでもあった

「さって、じゃあいくぜ」
シンボリクリスエスはばさりと鬣を振る。大げさなその仕草
「負けないわ。あなたには」
やや白み始めた空を、その双眸が映し出す
風の冷たさは、もはや気にもならない
「なかなか、歯ごたえがありそうだな、あんた」
シンボリクリスエスは首を曲げ、ファインモーションへと視線を流す
そう言った、顔
牝馬にはない目
狂気のそれに近い、ぎらぎらとした光を放つ目
ファインモーションは、目を逸らした。怒りは一瞬にして消え去っていた

138:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:50:28 luZMWbYx0
二頭は一斉に駆け出した
ハナを切ったのは内ラチ側のファインモーションだった
ファインモーションは展開をすでにシミュレートしている
先行し、常に後ろのシンボリクリスエスの脚色からペースを決める
遅ければ放し、早ければ一馬身内に抑え込む
シンボリクリスエスの基礎スピードはかなりのもののようだが、案の定、抑えてあるようだ
ハナを争う気はないらしい
恐いのは直腺の末脚
平均して早いスピードを出せるファインモーションだが、切れる脚は持っていない
前半の貯金、そしてロスのないコーナーワーク
それが鍵になる
五馬身は離したかというところでシンボリクリスエスはスピードを上げた

ぴったりと後ろにつけ、射程圏内にいれながらの追い方だ
前をいくファインモーションは、自然、スピードが上がる
シンボリクリスエスは常にその半馬身後を追い続ける
とくに威圧感はない
ファインモーションにとっては前の、行く手を阻むような
プレッシャーの方がやりにくかった

139:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:51:21 luZMWbYx0
「このヒト・・」
ファインモーションがスピードをやや緩めると、それに従うように
シンボリクリスエスもスピードを落とす
逆に上げると、それに従ってスピードを上げる
「押さえ込まれてるのは私・・」
やや呼吸が荒くなる、思った以上に切れる相手のようだ
容易についてこられるスタミナの持ち主から、貯金をいかに稼ぎ出すか
かつてない、高揚感だった
シンボリクリスエスは常に半馬身を保ち、ピッタリマークしてくる
奇妙だと思ったのは、コーナーを回るときだった
只、ずっと後を追うその走法。コーナーを回る際にインを開けても、そこを突くことなく
ファインモーションの後ろをつける
あえてロスをする必要がどこにあるのか
「ほらほら、そんなんじゃ、ツッコんじまうぞ」
シンボリクリスエスの声。余裕のそれが、風を切って発せられる
これは併せではなく、かといってレースでもない

遊ばれている
かっと、ファインモーションの身体があつくなった

次のコーナーはインギリギリにつけ、一気にスパートする。コーナーは外に膨れようとするので
減速するものだが、ファインモーションはかまわずスピードを上げた
コーナーの終わりで、さらに加速する。一瞬だが左脚にかなりの負荷がかかる

140:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:52:01 luZMWbYx0
ガシャアン
金属音が響く
どうやら内ラチにぶつかったらしい
後方を見やると、案の定、シンボリクリスエスは膝を折って倒れていた
「・・お尻ばかり追ってるからよ」
ファインモーションは踵を返す。あっけなくレースは終わった
天皇賞馬。自分と同じ三歳馬。どんな相手かと期待した自分が馬鹿だったのか
最初から、真面目にやるつもりなどなかったのだ
モヤモヤしたものを振り切るため、ファインモーションはそのまま駆け出した
「まてよ、ケガしてるんだぞ、ほっとく気か」
後方から声が飛んでくる。その自侭な言い分に、耳を貸すはずもない
そのまま行こうとするファインモーションに、シンボリクリスエスは再び声を掛ける
「悪かった、頼むわ。手え貸してくれ。頼む」

ファインモーションはやや考えたのち、走るのを止め
仕方なくシンボリクリスエスの元へと、歩み寄る
いつまでもコースにいられたら、他馬の迷惑になる、と心の内で思う

「変なコトしたら蹴るわよ」
肩をかしながら、ファインモーションは言った
「サンキュー。この脚じゃ乗っかりたくてもムリだわ。っと怒るなよ」
シンボリクリスエスは遠慮なく体重をかけてくる。
僅かに汗をかいてた、中途半端なそれに、今だに気持ちがおさまらない
「あなたって、そういうタイプなのね」
ファインモーションは、顔も見ずに言った
「そういうって・・どんな」
「下品」
即答する
「ははっ、違いないな、オンナのケツ見ててラチに衝突なんてな」
愉快に笑うその姿を、ファインモーションは意外に見ていた

141:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:52:51 luZMWbYx0
黙ったままの顔は、恐ろしく精悍なものだ
じっと覗き込まれて悪い気はしないかもしれない
口を開かなければ、の話だが

「なんだ、軽く打ってるだけじゃない。そんなに痛いのかしら」
呆れた顔でファインモーションは言った
やや赤く腫れていたが、接触自体は大したものではないと思われた
まるで擦り傷を大げさに振舞って、気を引こうとする仔馬のようだ
「くそ、まずったねえ。藤沢の親父怒るな、こりゃー」
シンボリクリスエスは深刻な面持ちだった、右脚をかばうように立ち上がる
「厳しいヒトらしいわね」
「まあね。なあ、ここんとこ触ってみろよ」
シンボリクリスエスは言って、怪我を負った右脚をおもむろに突き出した
「なに・・」
蹄を曲げ、蹄鉄を首で示す
「これに秘密がある、早く走る・・。古馬攻略法。知りたいだろ?」
「また、ヘンな事・・」
疑いのまなざしを、ファインモーションはシンボリクリスエスへ向ける
「知りたくないか?」
今度はいたずらを企む仔馬のような顔、どことなく無邪気なものだった
怪訝に思いつつも、ファインモーションはいわれるまま覗き込んだ
「これ?普通の蹄鉄じゃない」
一般的なアルミ合金製であろう、蹄鉄だ
「あんたのと、違うはずだぜ。よく見てみろって」
見るとかなり磨耗しているようだ。鉄頭部が磨り減っている
「でも、これが・・?」
不思議そうにシンボリクリスエスへと向き合った

142:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:54:02 luZMWbYx0
『冷たい鉄』

夜が明ける、蒼と赤の不気味なグラデーション

黒い影が、ファインモーションの首に巻きついた
実際は、シンボリクリスエスが左脚を、首に回している格好
ファインモーションが、視線を向けて見たものは
シンボリクリスエスの右脚が自分の頭をかすめていく瞬間だった

同時に、思いもよらない重力が、かかった
その正体は、シンボリクリスエス
ファインモーションの身体の右側から、のしかかるような体勢で立ち上がっている
「いい眺めだ、後ろからだともっとイイんだろうな」
シンボリクリスエスは上から見下ろして、囁く
無感動な声
ファインモーションは驚いて、身を引いた。黒い闇にのしかかれているような感覚
ぞっとした
蹄鉄の、冷えた感触。凝縮された冷気を、肌に押し当てられている
首を上げて振り落とす格好をとると、シンボリクリスエスは大人しく、両脚を離す
蹄鉄が離れたあとも、そこは焼け付くように痺れていた
「あなた、脚・・?」
「これか」
右脚を、振ってみせる
その表情は、さきほどまで見せていた苦痛のそれではない
かといって、無邪気に話していた時のおどけた様子は微塵もない
獲物が罠にかかって静かに嬉々としている
そしてそれをあえて見逃してやる、といったものだ

143:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:54:40 luZMWbYx0
「わざとね、ラチにぶつかったのも・・!」
不自然な衝突、あまり気に留めなかったが、衝撃のわりには傷も大した事はなかった
充分に、受身の体勢を取ったからだろう
「ああ・・俺がそんなヘマ、すると思うか?」
いたずらのような可愛い企みとは無縁の、もっと得体のしれない企て

ファインモーションは、相手の言葉を待っていた
検討がつかないわけではない、パズルがひとりでに組みあがっていく

「意外と無防備だな」
シンボリクリスエスはわずかに笑んだ。喜びではなく、嘲笑

容易に意思を計ることができない。額に、前髪が張り付く。いやな汗が滲んでいる
「なんなの、あなた」

「簡単だ、あんたを犯してやろうと思った」
ファインモーションは、息を呑んだ
同時に、問いただすような目を向ける。それのみしか、反撃の余地がない
それが冗談などではないと、シンボリクリスエスは頷いてみせた
「だが・・まあ、俺のモノってのが、こんな単純なやりクチじゃ満足しないってのもある」
シンボリクリスエスは前脚を、軽く慣らした
重い闇から伸びた、四本の脚のように見える
「もっと舞台を作ってやらんと、オンナのケツみてただおっ勃ててるような、飢えた奴らとは
違うんでね」
その口調は、レース前のふざけたものと、同じだった
しかしその正体を知った今、ファインモーションはただ立ちつくしている

144:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:55:30 luZMWbYx0
「賭けレースはまだ続いてるってこった、ゴールしないかぎりな」
シンボリクリスエスは、明けていく空を、見上げている
太陽の弱い光で、おぼろげだった輪郭が浮かび上がっていく
走る為に生まれた、スマートな体躯だ
「有馬記念、先にゴールするのはどっちだろうな」
一人ごとのように呟くと、歩きだす

最後に見た顔、その目
なにか計り知れない闇の影が、ちらついた

ファインモーションは只それを、恐い、と感じた

145:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:55:53 luZMWbYx0
『ハンター』

厩舎に帰ると、案の定藤沢の親父が蒼白な面持ちでやってくる
なにか怒っているような口ぶりだが、いつもの事だ
さも聞いているように頷いてみせる。ひととおり説教し終われば、勝手に満足してくれる
馬の耳に念仏、とはよく言ったものだ

シンボリクリスエスは馬房に入る。中はきれいに掃除され、ボロも片してある
きれい好き、潔癖のきらいがあるのか、汚い馬房では落ち着かなかった
何もない殺風景な場所を好み、余計なものは何ひとつない
飼葉があったが、手をつける気にはならない
それよりも別のものが、今やあふれ出さんばかりの勢いで体内を巡っている
自前のアドレナリンが、脳内を満たしている
空腹だが、それも今や心地よい現象だ
取り替えられた寝藁の上に腰を下ろし、ややもすると思案をめぐらせる

ナイフを研ぐかのように、冷えた床で、蹄を摺った

大歓声。ターフを揺るがすかのような賞賛を、思い出していた
シナリオ通りには運ばないものだと、痛感したのはあれが最初だ

日本ダービー。競争馬として最高の栄誉
生涯一度きりの、レース
ゴール版手前、外をいく俺の更に大外から、やつは跳んできた
タニノギムレット。広い流星を宿した額

完敗だ。俺の差し足の、さらに上をいく末脚。忌々しいまでに、鋭い

調教をつみ、俺はやつに匹敵するほどの末脚を磨いた。すぐにいかれる蹄鉄は
その証拠だ
完全な破壊者、冷酷なハンターとして、破壊してやるつもりだった

146:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:56:20 luZMWbYx0
だがやつは勝手に壊れ、あっさりと競争生活に幕を下ろした
今年の春ごろには、ガキづくりにでも励んでいるだろう
それは勝ち逃げ以外の何者でもない。再戦は流れてしまった、永久に
この先いくら勝ったとしても、自分が負けたという事実、唯一届かなかった勝者として
やつは賞賛され続けるだろう

向けるべき矛先を亡くし、やややる気を喪失していた
菊を回避し、古馬たちが目指す天皇賞へ出走した
高いレールを敷くことで、破壊する価値を、自らに課す

天皇賞。三歳馬としてバブルガムフェロー依頼の快挙
だが、心は晴れなかった
何かが決定的に不足していた

シンボリクリスエスはゆっくりと立ち上がった
その目がはっきりとした獣性を帯びてくる

ファインモーション
こいつに巡り会ったのは邂逅だろう。純粋なやる気に満ちていたあのころを思い出す
勝負を踏みにじられ、明らかな怒りをみせる、あの、顔
敗北
一度もその悔しさを味わっていない、ターフの駆け引きの残酷な結末も

シンボリクリスエスは甘いもの少しづ愉しむように、今日のやりとりを反芻する
自分を見る目、蔑み、怒り・・怯え
それを思い出すだけでゾクゾクとしてくる。始めての、感覚だ

147:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 22:56:58 luZMWbYx0
下腹部の変化が、痛いほどに分かる。限界まで露出した性器が、脈打つ
だが、頭はあくまでも冷静な思考だった

走った感覚は、すべてインプットしてある
スタートは抜群によい、そこから他馬を押さえ込む競馬
スピードもかなりのものだ。ペースを握られると厄介だろう
だが、捌けるか
連戦の猛者たちを、そのたなごころのまま操れるのか
シンボリクリスエスは、荒い息を吐き出した

新たな標的だ

ハンターは、獲物が弱ったところを仕留めるのがいい
狩った後は自由だ

148:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 23:02:00 luZMWbYx0
『晩冬賛歌』

雨は止んでいた。手綱を取られ、周回する
いつものことながら、品定めをする視線が集中する
ファインモーションは、足元の具合を確かめていた
出走前に、アルミニウム製の軽量のものに、打ち変えてある
「一番人気か、すごいな」
側に来たノーリーズンはやや気色ばんだ様子で言った、緊張している様がありありとみえる
「みたいね、あまり目立ちたくはなかったけど」
二番人気、シンボリクリスエス
自分のすぐ後ろから、あの得体のしれない闇が、迫っている
緊張以上の不安感、それを振り払うように首を振った
「あまり眠れなかったわ。先生もピリピリしてて」
「おれも。なんかすごいトコにきたなって実感するよ」
しみじみと話すこの牡馬も、ライバルに違いないのだが、話していると多少緊張が和らいでいく

「若いな」
前をいく栗毛の牡馬が、口を開いた
「ナリタトップロードさん」
ノーリーズンが羨望のまなざしを注ぐ。相手は首をまげ、こちらを振り返った
場慣れした感がある踏み込み。屈強な身体つきは、完成された古馬のものだった
首を前に倒してあるく姿勢は、独特のクセだろう
「俺は、最後だ。いろんなヤツらと走ってきた、菊を勝ってから、ここはもう四度目になる」
ノーリーズンは、先輩であるナリタトップロードの言葉を、聞き逃すまいと
真剣に耳を傾けている
四度・・
納得がいった、こんな緊張感を過去三度、体験している
それ故の余裕。そわそわと歩く三歳馬達とは、歩様まで違ってくる
「着も拾えなかったがな。情けないもんだろう」
言うと、目を閉じた。これまでのレースを、懐古しているのかのように見える

149:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 23:02:17 luZMWbYx0
「いいえ・・」
ファインモーションは意外に思った。馬同士の力関係というものは、なんとなく
わかるものだが、ナリタトップロードのそれは、勝者のそれに近い
ナリタトップロードは歩幅をおとし、ファインモーションを振り返る
「ここを勝てるのは、皐月以上に早いやつか、ダービー以上に運のいいやつか、
或いは菊を勝つ以上に強いやつか・・。今日こそは知りたいもんだ」
「牝馬には無理だと・・?」
ファインモーションは、気が付くと心のままに尋ねていた
「いいや、君を見れば、ここにふさわしい主役だと、わかる」
好奇、ではなくライバルとしての目を、ナリタトップロードは向ける
それはとても厳しいものだった
ファインモーションは、それに答えるよう、頷いた
「まあ、手柔らかに頼む」
目つきが緩む、穏やかな気性、そう映った
だが、目には見えない気迫が伝わってくる、激しいまでの執念
ファインモーションは、その後ろ姿をしばらく見ていた

「なんで回避したんだ、おかげで、お前がいないから勝てたなんていわれてんだぜ」
なにやら騒々しい、言い争うような声
芦毛のヒシミラクルと、シンボリクリスエスだ
一触即発、ピリピリとしたムードに、他馬たちは敬遠して周回する
「藤沢の親父はな、今の血統の主流はスピードにあり、3000mを超える距離の好走に
以前ほどの価値がなくなった・・とさ。俺もそう思ったのさ」
シンボリクリスエスは、目を合わせることもなく、静かに答えた。
白と黒のコントラスト。遠目にも、目立って見える
「菊には価値がないってのかよ」
ヒシミラクルは、激昂した様子でつっかかっている
相手が悪い。ファインモーションは、そのやりとりに耳を澄ました
「・・吼えるなよ、それをここで証明するんだろ、なあ?」
シンボリクリスエスの言葉に、ヒシミラクルはひるむように黙った

150:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 23:02:50 luZMWbYx0
「クリスエスか・・苦手なんだよな、おれ」
ファインモーションがじっとその様子を眺めていると、ノーリーズンが口を開いた
「あなたにも、苦手なタイプがあるのね」
「そうなんだよな。わりと馴染めるほうなんだけど・・」
言って、ちらりとファインモーションを見る
「あいつだけはダメだな・・。・・恐いっていうか・・でも女の子にはもてるんだぜ、わかんないな」
「そう、変わってるわね」
ファインモーションはそっけなく答えた。
ノーリーズンが、オスの目で自分を見たからだ。

掛け声とともに、馬たちは歩を止める。
騎手たちが一斉に、自分の馬のもとへと急ぐ。もっとも緊張が高まる瞬間でもある。
武豊。ファインモーションへ颯爽と跨ると、首のあたりを二、三度叩いた。

気づかないうちにイレ込んでいたらしい、ほどよい重力が、気分を落ち着かせる。
手綱を取ると、静かに声を掛けてくる。
それに頷くと、ファインモーションは促されるまま、歩を進めた。

ハミから伝わってくる僅かな震えが、いつもとは違った。

151:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 23:03:08 luZMWbYx0
『檻の中』

地下馬道。静かに蹄の音だけが響く。

古代ローマの剣闘士。グラディエーター。
観衆を楽しませるため、円形の闘技場に送りこまれた剣闘士たち。
彼らが思うことは一つ。
勇ましく勝て。

本場場へと、長い道を通る。出口からはわずかに光が漏れる。
それを眩しく見ていると、一瞬にして世界が開けた。
スタンドを埋めつく大観衆。まるでそびえたつコロシアムだ。
ファインモーションは、軽く、脚を慣らす程度の返し馬をこなし、体温を高める。
武豊は再び首を叩いた。レースの前は、こうしたスキンシップが緊張をほぐす。

輪乗り。うろうろと歩く馬たちの中、静かに立ち尽くしている馬が一頭。
シンボリクリスエス。遠く、ゴール地点を眺めている。
ファインモーションは、その姿に見覚えがある。
もしあの時、あんなことをしなければ、先にゴールをしたのはどっちだったか。
あの言葉が、よぎる。
こんな大レースを、まるで遊びかのように賭けレースに指定してきた。

集中、しなければ。ファインモーションは、呼吸を整え、歩を進めた。

ゲート。順調に枠入りは終わる。着々と舞台は整う。
ファインモーションは、ゲートへ収まると静かにハミを噛んだ。
戦いの幕が上がる。コロシアムさながらの熱狂。
一瞬の静寂の後、ゲートは開かれた。

152:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 23:03:30 luZMWbYx0
檻から放たれた獣は、一様に疾走する。
しっとりと湿り気を帯びた馬場が、いつも以上にスピードを開放する。
アルミニウム製の蹄鉄は、微塵もスピードを殺さない。
一度きりの、勝負鉄。レース後には使い物にならないだろう。
深い溝はアイゼンのように芝を捕らえ、蹴る。
絶好のスタート。
ファインモーションは呼吸をおいて、先頭に立ったことを確認する。
同時に内から一頭の馬、タップダンスシチーが上がってくる。
武豊の目線がその馬を追い、手綱を引く。抑えろというサイン。
ファインモーションは二番手に控え、様子を伺う。
後ろからぴったりと、気配を感じる。色濃く意識に染み付いた気配。
シンボリクリスエス。最内からペースを保ち、追走してくる。
後ろと前、プレッシャーの檻に閉じ込められたかのようだった。

ふっと手綱が緩んだ。ファインモーションは指示のまま、スピードを上げる。
レースを作るのはこの手。自分を制し、駆り立てる手。
ファインモーションは、前をいくタップダンスシチーを捕らえ、さらに突き放した。
三、四馬身のリード、内ラチ沿いに、疾走する。
それを見てタップダンスシチーが逃すまいと、スピードを上げる。
空気が震え、外から一気に抜き去ると、そのまま先頭へたつ。
逃げ馬。
スピードを緩める気配はない。距離が離れても行く手を阻む壁のようなプレッシャー。
武豊は手綱を引く。このとき僅かだが、呼吸がずれた。

併せて消耗するのを控えたのだろう。
息巻いていたファインモーションは、ハミを噛む。冷静にやろう、そういう指示だ。

153:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 23:03:50 luZMWbYx0
のこり12ハロン。
タップダンスシチーの脚色がやけにいい。主導権は、完全に前をいく牡馬のものだ。
自分があの牡馬ならどうする。
ファインモーションは追いながら、シミュレートを始めた。
ロスのないコーナーワーク。前半の貯金。
もはや後ろにそれほど注意を払う必要はない。スタミナの余力が、脚色の良さから計れる。
今のタップダンスシチーは、すべての条件を揃えている。
完璧な、逃げだった。

のこり8ハロン
終盤にはいり、各馬に動きがある。レース全体のスピードが上がる
タップダンスシチーとの距離は五、六馬身までに広がっている
ここから届くか
ひやりと冷たいものが、ファインモーションの心臓を鷲づかむ
ペースを握ったものの余裕。逃したものの焦り
ターフにはこのいずれかしかない

最終コーナーを回る
ハミからも焦りが伝わってくる。離されすぎている

あれは、届かない

冷静な、冴えた思考の、答え。疾走する四本の脚は、いづれも凍りついたかのように感覚がない
ムチが入り、最大限のスピードを要求する。だが、もはや余力は残っていなかった
内からコイントスが追ってくる。脚色の違いは歴然、抜かれるのを待つのみだ
ファインモーションは、ただ前を見ている

遠く離れていくタップダンスシチーの、勝利だ

154:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 23:04:32 luZMWbYx0
古馬の脚。完成されたそれ
ファインモーションにとって、それはただ未知のものだった

その時、眠っていた獅子が目覚めるかのように、気配が動いた
凝視する視線が、後方から飛んでくる。狙いを定め、引き金をひくように

弾丸のように、黒い影が跳んでいく
外からあっさりと自分を抜き去り、前をいくタップダンスシチーへと襲い掛かる
ファインモーションは、呆然とその様子を見ていた
身を低くしたフォームで、ぐいぐいと、標的を追い詰める
鮮やかなまでのハンターは、見事にゴール版前で獲物を捕らえ、真っ先にゴールした

シンボリクリスエスは、二たび、古馬たちをねじふせた

155:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 23:05:07 luZMWbYx0
『終』

シンボリクリスエスは、レースを終えると地下馬道を歩いていた

身体中が昂ぶっていた、今なら何頭でもメスたちの相手ができる
厩舎に帰れば、牝馬たちの見る目が一段と熱っぽくなっているだろう
それはそれでいい。だが、これからは多少相手にする基準が高くなる
どれも、という訳にもいかない

後方から、蹄の音が聞こえてくる。シンボリクリスエスはそれに聞き覚えがあった
振り向くと栗毛の牡馬が、真っ直ぐにこちらを見ている、ナリタトップロードだ
「どうも」
シンボリクリスエスは、わずかに頭をもたげた。渦巻く欲望を押さえ、冷静を装う
「見事なものだ、天皇賞の借りをかえそうと思ったが・・まあ、いい幕引きかな」
引退の挨拶か。シンボリクリスエスは、興味もなく耳を傾ける
「国内には、敵なしといったところだろう。海外に、いくのかね」
栗毛色の額に流れる白い流星。あいつに、似ている
タニノギムレット引退後、天皇賞での標的だった
穏やかな表情が、レース時には一変する。全盛期ならばいい勝負だったろう
「まあ、そうなるでしょう。オーナーはアメリカを拠点にやってる。・・俺の故郷でもある、
ここより思い切りやれるでしょう」
自分らしくない、つまらない郷愁だ。シンボリクリスエスは言っている自分が可笑しくなった
空気も味わっていない故郷が、あるか

ナリタトップロードは一言一言に耳を傾けている
シンボリクリスエスも、世代は変われど共に走った戦友にちがいなかった

「頑張ってくれよ」
一言いうと、視線を合わせ、ゆっくりと歩き去っていく
シンボリクリスエスは、黙っていた。なんという清清しい顔だろうか、負けたというのに

156:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 23:05:31 luZMWbYx0
すべてを終えたものの姿。冷水を浴びせられたかのように、熱が引いていく

「よお・・」
遠くからやって来る影、蹄の音が、止まる
ファインモーションは、明らかに憔悴していた。足取りに、覇気がない
「・・・負けたわ」
力なく、言った。連勝は、ここで打ち止めだ
だがそのこと以上に、何かが引っかかっているのか、顔色も冴えない
「みたいだな。大したことねえな、あんた」
ファインモーションは、目を閉じた。今日のことを回想しているのか
単なる疲れか、そして口を開いた
「これが私の実力ってことね、思い知らされたわ」
「メス同士でやるのとは、違うだろ」
ファインモーションは黙っていた。反論も弁解もない

上気し、汗を流す身体

シンボリクリスエスは、軋しむような疲れにもかかわらず
目の前のファインモーションを、舐めるように見た
レース後に、したことはない。周りには何の気配もない

沈静化した熱が、再び上昇していく
「あのオッサンに、前を譲ったのがマズかったかな・・。今となってはだが」
自分を焦らすように、下らない解説をしてみせる
「そうね」
ファインモーションは色々といいたいことはあっただろうが、短く、答えた

157:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 23:05:55 luZMWbYx0
「賭けのこと、忘れてないよな」
そういうと、予想通りファインモーションは、強張った表情を向ける
実に、そそられる目つきをする
シンボリクリスエスは、手負いの獲物にゆっくりと、近づく
「男とやった事、あるかい」
下卑た言葉を真面目に受け付け、困惑する、顔
中々新鮮だ
ファインモーションは、後ろへ後ずさる。怯えた目を向ける
「奥手そうだもんな、あんた。男のモノも、見たことねえだろ」
じりじりと、詰め寄る。疲れているが、さらに汗にまみれるのもいいかもしれない


「おい、やめろよ」
地下馬道に、声が響く。ファインモーションは、はっとして振り返る
ゆっくりと、シンボリクリスエスは声のした方へ、首を曲げた

ノーリーズンが、立っていた

158:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 23:06:24 luZMWbYx0
『射る剣』

「おまえか・・」
シンボリクリスエスはじろりと目の前の牡馬をねめつけた
そして愉快そうに、いい獲物が見つかったとでも言う風に。笑った
「彼女から離れろ」
低い声でノーリーズンは言った。静かな怒りが、伝わってくる
普段みせる陽気さは、微塵もない
「なんだ、こいつはお前のオンナか・・?」
不適に笑い、身体ごと振り返る。シンボリクリスエスにとって、恐いものなどないのだ
「そうか、お前もやりたいんだろ、こんなトコまでつけて来てなあ・・」
低く、笑った。挑発し、反応を愉しむゲームだ

ファインモーションは、ただ2頭のやりとりを見ていた
あまりにも対照的な2頭。動と静。明と暗
このままでは収まらないのは分かる、だが、どうすれば・・
「お前・・」
ノーリーズンは、蹄を鳴らし、シンボリクリスエスの元へと歩み寄る
「同意の上だ、引っ込んでな・・坊ちゃんはよ」
距離が縮まり、2頭は顔を突き出し、睨み合う

シンボリクリスエスは、蹄を、床で擦った

ゆっくりとした動作に、静かな殺気がこもる。ただなら気配

「やめて、・・同意よ」
ファインモーションは、無意識のうちに叫んでいた
好戦的なシンボリクリスエスは、間違いなくノーリーズンを襲う、生死を問わずに仕留める
あの蹄は、心臓をえぐりぬく、剣
「嘘だ、こんな奴。君は・・・嘘だろ」
戸惑った、声。ファインモーションに向けられた視線が、一瞬にして凍りつく

159:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 23:07:00 luZMWbYx0
ファインモーションは、シンボリクリスエスへ口づけた。軽く、歯があたる
目を細めたまま、シンボリクリスエスはそれを受けた

ノーリーズンは、目の前の出来事が理解できない
怒りが凍りつき、呆然と、立ちつくしている

強引に、シンボリクリスエスの舌が入ってくる。
ファインモーションは驚いたが、されるがままに任せた

「くそっ」
僅かな間、その後ノーリーズンは、走り去った
地下馬道を踏み鳴らし、どこにぶつけたらいいのか分かるはずもない怒りが、響く
悲痛な叫び、そのものだった
「・・・・」

これで、いい
緊張が去り、どっと、疲れが沸いてくる
酷いことをした
ノーリーズンが自分に好意以上のものを持っていたことは、分かっていた

「芝居がうまいな、素質あるわ。あんた」
シンボリクリスエスは、可笑しくてたまらない。がたがたと歯先から震えが伝わってきた
まるで化け物にでも接吻したかのようだ
「あなた・・何をするかわからないもの・・」
力なくファインモーションは言った
「ヒトのモンに手え出すような奴は、最低だろ?」
「私が、あなたのもの?」
「ああ・・」
邪魔モノはもはやいない、シンボリクリスエスは、ファインモーションに向き合った

泳ぐ瞳をしっかりと、捕らえる

160:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 23:07:22 luZMWbYx0
「あんたと俺は似てる・・そう、思わないか?」
「なに・・」
漆黒の瞳が、すぐ目の前にある。視線が縫いつけられたよう、たじろぐ事ができない
ぼやけた焦点が、はっきりと合う。心臓の存在を、これほどに感じたことはない
「遠く、日本に来た。俺の場合は、おふくろの腹に入ってるときに、こっちへ
きたんだが・・。俺を取り出した後、おふくろは売られた」
その言葉に鉄の感情が垣間見えた。シンボリクリスエスは確かに
母を呼ぶ言葉を、言い澱んだ
「・・・寂しいの」
ファインモーションは気が付けば、じっとその目を見つめていた
あれほどの嫌悪を感じた目が、僅かにすぎないが感情を放った
霧が晴れ、闇の正体が現れる
「馬鹿をいえ、俺はそれだけ期待されてたってことだ、あんたも・・だろ?
期待背負って、走ってんだ、負けれねえよな」
真意こそ濁されたが、その言葉はひどく、素直に聞こえた
ファインモーションは、頷いて、言った
「そうね」

「カラダを繋げばわかるさ。あんたは俺から、離れられなくなる」
疲労。そのために思考がひどく鈍っている、でなければこんな事を思うはずがない
馬鹿げている。ファインモーションは、冷静な目で、シンボリクリスエスを見た

昔、思ったことがある
自分がもし誰かに惹かれることがあるとすれば、こんな脚をもつ、強い、馬
一度会った、ピルサドスキーの姿がぼんやりと浮かぶ
「やろうぜ」

この闇になら、呑まれても構わない

ファインモーションは、目を閉じた

161:名無しさん@実況で競馬板アウト
06/06/21 23:07:53 luZMWbYx0
『燃える闇・前』

恐怖。誰かに後ろに立たれることを許すのは始めてだろう
想像よりもたやすいことに、不安は安らいでいた
さすがに体重がかかったときには、悲鳴を上げたが
黒い前脚が、両肩に添えられる。細いが見かけ以上の力だ
ファインモーションの疲弊した身体が、僅かに傾く
「おっと、ふんばれよ。怪我したくないぜ。お前さんにあずけんだ、体重・・」
「・・・っ」
はっきりと、触れてくる感触がある。皮膚から突き出した、牡の一物だ
熱い
自分に触れてくるどの部分よりも、それは熱かった
それを想像して、ファインモーションは首を振った

こんな衝動に襲われることがある
噛み付き、千切り、噛み砕く
相手をズタズタに壊したくなる。破壊的な心に、支配される
今がまさにそれだ

シンボリクリスエスは、首を折り、歯を擦り合わせた
性衝動のそれよりも、はるかに激しいそれは、しばしばあらぬ行動へと走らせる

「どうしたの」
ファインモーションは、不安げに振り返る
いい顔をする、と思ったのは何度目か
こなれたメスたちの、期待に満ちた顔を見るのには飽きていた
見れば、収まっていたはずの汗が首筋からじわりと滲み出している
それを舐め取ると、シンボリクリスエスは息をついた
「黙ってろよ・・・。あー、ヤだねえ、がつがつすんのは趣味じゃないんだが・・・」
牡を受け入れる秘裂、焦らすようにぺニスを触れさせると、僅かに反応する
怯えたように身体が震わせ、ファインモーションは息を呑んだ


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