主人公×梨華愛里沙美貴絵里さゆで学園物小説書いてat MORNINGCOFFEE
主人公×梨華愛里沙美貴絵里さゆで学園物小説書いて - 暇つぶし2ch321:名無し募集中。。。
05/06/12 21:21:16 0
期待して待ってますyo
お体におきおつけてne
ze

322:名無し募集中。。。
05/06/12 22:02:32 0
n

323:MS ◆Haz5wayn.s
05/06/12 22:31:15 0
>>281さん
ありがとうですぅ。
いよいよ言っちゃいますよぉ。
>>282さん、>>283さん、>>284さん、>>285さん
あーざ~す。
>>288さん
ホント、終わりがちかいです。
>>294さん
あーざ~す。
続きは・・・こうなりました。
>>302さん
まさにそんな感じで主人公が思っていたと、
想像していただければ幸いです。

それでは>>279の続きです。

324:MS ◆Haz5wayn.s
05/06/12 22:31:38 0
次の日、学校で担任が俺が転校する事を、
朝のホームルームで話していた。
いきなりの転校で、クラス全員か驚いていた。

放課後。俺は美貴を屋上に呼び出した。
俺が屋上に到着してから数分後、
ニコニコが顔の美貴が到着した。
美貴はクラスが違うからあの事を知らない。

「あ、○○ぅー!」
「おう、美貴・・・」
「なぁ~に?大事な話って?」
「あ・・・その事なんだけどさ・・・・」
「あぁー!!」
「な、なんだよ急に?」
「ちょっ、ちょっと待って!」

そう言って美貴は『スー、ハァー』と大きく深呼吸をした。

「い、いいよ・・・」

頬を少し赤くして照れている美貴。


325:MS ◆Haz5wayn.s
05/06/12 22:31:54 0
「お、おい?何照れてんだよ?」
「だって○○・・・・ようやく美貴に告白してくれる気になってくれたんでしょ?」
「・・・は?」
「でも、告白するんだったら、
 もっとロマンティックなところが良かったなぁ~。
 例えばぁ~・・・」
「お前・・・なんか勘違いしてない?」
「え?」
「確かに大事な話って言ったけど・・・俺が話したい事は告白じゃなくて・・・」
「えぇーー!!告白じゃないのぉ~?」
「あ、ああ・・・」
「・・・そう・・・(ショボーン」

美貴は落ち込んで俯いてしまった。

ヤベッ、落ち込んじゃったよ!
こんな落ち込んだ美貴に『あの事』言っちゃったら、
更に追い討ちを喰らわす様なもんじゃねーか!
ど、どうする・・・?
やっぱり・・・止めるか・・・。
でも・・・。
ここで言わないと・・・あとできっと後悔する。
あと4日しかない・・・。
美貴と一緒に居られるのはあと4日しかないんだ。
ここで言わなきゃ・・・。

「美貴!聞いてくれ!」

ゆっくりと顔を上げる美貴。


326:MS ◆Haz5wayn.s
05/06/12 22:32:11 0
「俺、来週の月曜に・・・・引っ越す事になったんだ・・・・」
「・・・・・・え?」

反応が少し遅れた美貴。
たぶん、自分の耳疑ったのだろう。
俺もそう言う時があったからよくわかる。
この美貴の驚いた表情は、俺が今まで見た中で一番驚いた表情だった。

「も、もぅ~○○ったらぁ~!冗談はよしてよぉ~!」
「・・・俺が冗談に言ってるように見えるか?」

美貴は半笑いで言ったけど、
俺の真剣な表情を見て、すぐにその笑顔が消えた。

「どうして・・・?・・・どうしてなの!?」
「・・・俺の親父がさ、今の仕事を辞めて・・・新しい仕事に就く事になったんだ」
「それが?それが○○が引っ越すのとなんの関係があるの!?」
「お、落ち着けよ、美貴?」
「落ち着いてなんかいられるわけないじゃん!!
 もう、わけわかんない!!」

美貴は完全に自分を見失い、混乱している。
美貴が落ち着くまで俺は何も言えなかった。
こんな美貴を見たのは・・・初めてだったから・・・。


327:MS ◆Haz5wayn.s
05/06/12 22:32:26 0
「・・・俺・・・親父とまた家族4人で暮らす事になったんだ」
「・・・・・・」
「親父の新しい仕事場が・・・・『奈良県』なんだ。それで・・・・」
「・・・奈良に引っ越すの?」
「・・・・ああ」
「・・・・・・」

その後、俺達は無言のままだった。
帰る時も無言だった。

美貴と別れて、自分の家の前についたその時、
隣の家から私服姿のアイツが出てきた。
目が合ったが、俺はすぐに逸らして家に入ろうとした。

「待って!?」

アイツが・・・俺を呼び止めた。


328:MS ◆Haz5wayn.s
05/06/12 22:32:44 0
「・・・・なんだよ?」

ドアノブにかけかけた手を放し、アイツの方を振り向いた。
目は・・・逸らしたままで・・・。

「・・・○○・・・引っ越すの?」
「・・・・お前・・・今朝の担任の話し聞いてなかったのか?」
「・・・やっぱり・・・引っ越すんだ・・・」
「・・・だったら・・・なんだって言うだよ?」
「・・・どうして?・・・どうして言ってくれなかったの?」
「・・・どうせ同じクラスだし・・・言わなくてもそのうちわかる事だし・・・」
「違うよ!」

アイツの怒鳴り声で俺は今日初めて目を合わした。

「私が言ってるのは・・・どうして○○の口から言ってくれなかったの?って言ってるの!」
「・・・・・・」
「・・・私・・・・○○の口から聞きたかった・・・・」

そう言ってアイツは走って行ってしまった。
ど、どういう事だよ?
お前と俺・・・喧嘩中だったんじゃないの?
お前・・・俺の事嫌いになったんじゃないの?
アイツの・・・亜弥の以外な言葉に俺は・・・・、
ただただ、呆然とその場に立ち尽くしているだけだった。


329:MS ◆Haz5wayn.s
05/06/12 22:33:04 0
転校3日前。
今日は朝から引越しの整理で忙しかった。
学校は休んだ。引越しの整理で忙しかったから。
自分の部屋にある物を、いる物、いらない物に分けて、
さらにそこからいる物を全部ダンボールに入れるというかなり大変な仕事だ。
部屋の整理なんていつ以来だろう?
掃除はした事あるけど、整理はあまりした事がなかった。

部屋の整理をしていると、俺の机の1番下の引き出しから、
懐かしいものが出てきた。
・・・・アルバムか・・・。
俺がまだ幼稚園の頃のアルバムから、
中学校の頃の卒業アルバムが入っていた。
そのアルバム懐かしみながら1ページ1ページ見ていった。

幼稚園のみんなで遠足に行った時の写真だ。
確かこの遠足でアイツ、自分の弁当を忘れてきて、
わんわん泣き叫んでたっけ・・・。


330:MS ◆Haz5wayn.s
05/06/12 22:33:19 0
『さぁ~、みなさん、お弁当の準備は出来ましたかぁ?』
『ハーーイ!!!』

山の頂上でみんなでお弁当。
この日はかなりの晴天で蒸し暑かったのを覚えてる。

『それでは、みなさんご一緒に、いただきm』
『うえぇ~~ん!!!』
『あ、あれ?亜弥ちゃん?どうして泣いてるのかなぁ?』

先生がアイツの所に駆け寄り、少し困りながら声をかける。

『うえぇ~~ん!!!』
『う~ん・・・泣いてちゃ先生もわからないよぉ?』
『せんせい!』
『ん?どうしたの?雄一くん?』
『あやちゃん、いえにおべんとうますれてきちゃったんだって』
『えっ?そうなの?』
『う、うん・・・・グスン』
『あちゃ~・・・それは困ったねぇ・・・・』


331:MS ◆Haz5wayn.s
05/06/12 22:33:33 0
本気で困ってしまった先生。眉間にしわがよっていた。
周りは「はやくごはんにしろー!」とか、「おなかすいたぁ~!」とか、
みんな自分勝手な事ばっか言ってた。
まぁ、幼稚園児だし、他人に気遣えって言う方が無理なのかもしれない。
でも、俺は・・・・。

『・・・あやちゃん?』

泣き続けてるアイツに近づいて、笑顔でこう言ったんだ。

『ぼくのおべんとう、あやちゃんにわけあげるよ』
『・・・グスン・・・・ほんと?』
『うん。・・・だから・・・もうなかないで?ね?』
『・・・うん!ありがど・・・』

泣きながらアイツが嬉しそうに言ってたのを覚えている。


332:MS ◆Haz5wayn.s
05/06/12 22:33:48 0
次は小学校の頃の写真だ。
これは・・・運動会の時の写真だな。

帰り道、俺はやたらはりきってるアイツと並んで歩いていた。

『なぁ?亜弥?どうしてそんなにはりきってるの?』
『だぁって、小学校最後の運動会だよぉ!』
『・・・だから?』
『だから・・・最後に良い思いで作りたいなぁって・・・』
『・・・・そっか』

この時、アイツの長い髪がサラッと風で揺れて、
その横顔が妙に大人っぽく見えて、少しドキッとしたのを覚えてる。
小学校最後の運動会で俺達は優勝したんだ。
あの時の喜びも今でも鮮明に覚えてる。


333:MS ◆Haz5wayn.s
05/06/12 22:34:02 0
そして・・・中学校の頃の写真。
この写真は・・・中3の修学旅行の時の写真だ。

はっきり言って俺は今とあまり変わってない。
まぁ、極端に変わったといえば、背がだいぶ伸びた事ぐらいだな。
アイツはかなり変わったな。
小学校までは『可愛い』ってクラスの男子から人気あったけど、
中学に入ってから『可愛い』から『美人』って言われるようになったし。
最初はそんなに変わったか?って思ってたけど、
よく見てみると・・・かなり変わっていた
幼いアイツから・・・大人っぽいアイツに変わった。
俺がそれに気付くにはかなり時間が掛かったけど。

少し大きめの宿で泊まったその日の事だ。
みんなが寝静まった頃、俺はこっそり部屋を抜け出し、
見回りの先生に見つからないようにして、ある部屋へと向かった。
その部屋の前に着くと俺は小さくノックをした。
ちなみに俺がココに来た理由は、アイツに呼び出されたからだ。


334:MS ◆Haz5wayn.s
05/06/12 22:34:18 0
コンコン・・・。

『山といったら?』
『・・・・川』

俺がそう言うと、その部屋のドアがゆっくりと開き、
そこからアイツがひょっこり顔を出す。

『さぁ、早く中に入って?』

俺は言われたとおり中に入る。

『もぅ、おっそいよ、○○!』
『しょーがねーだろ、見張りの先生がいたんだから!
 ・・・それより、今時合言葉に『山・川』って古くねーか?』
『いいじゃん別にぃ、わかりやすいし覚えやすいじゃん!』
『・・・あのなぁ、それじゃあ、合言葉の意味がないだろ!』
『そんなの・・・・終わってから言わないでよね!』
『合言葉を決める時、俺の了解も聞かないで、
 さっさと女子の部屋に入って行っちゃったのはどこのどいつだ?』
『・・・ホント、○○って口が達者だよね!』
『そいつはどうも・・・っと、この話はここまでしておいて。
 ・・・で、ココはいったいどこなんだよ?暗くて全然見えないし、
 唯一見えるのはお前が持ってる懐中電灯の灯かりしか見えないんだが・・・』

亜弥が座ったのを見て、俺も近くに座る。


335:MS ◆Haz5wayn.s
05/06/12 22:34:34 0
『○○?部屋の前まで来ておいて、どこの部屋かわからなかったの?』
『う~ん・・・なんとなくわかったんだが・・・ココってもしかして・・・』
『さぁ~てどこでしょうか?』
『・・・・・物置部屋?』
『ピーンポーン!大正解!』
『・・・・・帰る』

帰ろうとする俺の右腕を掴むアイツ。

『ちょっとぉ、待ってよぉ!なんで帰っちゃうのさ?』
『バーカ、何が楽しくて修学旅行まで来て物置部屋に入らなきゃいけねーんだよ!』
『お願い○○!もう少し、もう少しだけ2人きりで・・・ココに居させて?』
『・・・・ったく、しょーがねーな!もう少しだけだぞ!』
『うん・・・・ありがと』

アイツの嬉しそうな、照れくさそうな表情は今でも覚えてる。
この時からだっただろうか?
俺がアイツを幼馴染としてではなく・・・1人の女性として見始めたのは・・・。


336:MS ◆Haz5wayn.s
05/06/12 22:34:49 0
もう少しって言っておきながら、結局朝まで物置部屋にずっといた。
どうやらあの後、2人して寝ちゃったみたいなんだ。
朝になって俺達が居ない事を知った先生達が、
慌てて探している頃、俺達は物置部屋から出た。
当然、すぐに見つかって、たっぷりと叱られた事も覚えてる・・・orz

なんか・・・今思えば俺・・・ずっとアイツと一緒に気がする。
どの写真を見ても俺の隣にいるのは・・・アイツだった。
正直・・・アイツと一緒に居る時・・・とても楽しかった。
今までのアイツとの思い出を次々と思い出していく。

・・・どうして俺・・・アイツと喧嘩しちゃったんだろう?

ふと、そんな台詞が俺の頭の中によぎった。

「○にぃ・・・?」
「・・・どうした?」

顔を上げると、亜依が心配そうな表情で俺を見ていた。


337:MS ◆Haz5wayn.s
05/06/12 22:35:06 0
「・・・・・・・・・泣いてるの?」
「っ!?」

亜依に言われて俺は初めて泣いてる事がわかった。
だから俺は少し慌てた。

「・・・バ、バカ!そ、そんなわけねーだろ!
 ただ・・・目にゴミが入っただけだ!」
「・・・そう。・・・あ、これ、下に持ってくから」

そう言って亜依は詰め終わったダンボールを持って、
部屋を出て行った。

なんで俺・・・泣いてるんだろう?
懐かしかったから?
アイツと喧嘩したから?
たぶん・・・その両方だからだと思う・・・。


338:MS ◆Haz5wayn.s
05/06/12 22:48:30 0
ふぅ・・・今日はここまでです。
それでは|彡サッ

339:名無し募集中。。。
05/06/12 22:49:47 0
あと3日だけど三角関係復活ですか?
更新乙です

340:名無し募集中。。。
05/06/12 23:23:51 O
先に保全

341:名無し募集中。。。
05/06/12 23:24:41 0
更新お疲れ様です
いよいよ残り三日ですねぇ
楽しみに待ってます


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