03/12/04 02:38 iLLHR9Bm
>>699
あの・・・私も京大なんですが、この方の論文は我々の分野では通用しない
んです。(論文の完成度も低いですし・・・失礼)
なんと言いますか、この論文の表現をもとにして話をされては困ります。
これは刀剣史で言う「反り」と科学的に発生する「反り」(先ほどから私の言っ
ている「歪み」)の違いを理解していない(もしくは考慮に入れる必要がなかっ
たのでしょうか?)表現なのです
熱処理を行うと科学的に組織変化が起こり、刀身を構成する鉄が引き締ま
りますから素人目には反りが生まれたように見えるかもしれません。
が、これはあくまで「歪み」であって「反り」ではないのです
私が主張しておりますのは
「鍛造で刀身を成形する段階から意図的に反りが作られている」
と
「焼き入れ時に真っ直ぐの鉄の棒が自然に反り返る事はあり得ない」
および
「熱処理時に歪みが生じる事はある」
ということです