03/10/04 05:41 h+p9lNxz
剣道日本11月号 特集◎日本から世界へ
和久貴洋(国立スポーツ科学センタースポーツ情報研究部先任研究員)
(中略)
こうしたオリンピック参入への逆風の中でも例外はある。1988年ソウルオリンピック、
1992年バルセロナオリンピックにおいて公開競技とされ、2000年シドニーオリンピックより
正式種目となったテコンドーである。これにはIOC(国際オリンピック委員会)の幹部役員に
韓国のテコンドー関係者がいて、その政治力が強く働いていたといわれている。
国際的な場面における韓国の政治力、発言力の強さには日本は到底及ばない。
しかもそれがテコンドー関係者ということが、日本の剣道界にとって大いなる危機では
ないかと和久氏は警鐘を鳴らす。
というのも、2001年に韓国に発足した、世界”剣道連盟という組織の中心的役割
を担っているのが、そのテコンドー関係者だからである。
周知の通り、世界の剣道連盟を統括しているのは、日本に本部のあるIKF(国際”剣道連盟)だ。
2003年7月現在、44の国と地域を代表する団体が加盟、先に行われた世界剣道選手権大会の
開催はもちろん、各国に剣士を派遣して講習会を開くなど、剣道の国際的普及・振興の
リーダーシップを取っており、剣道はここから世界に発信されている。韓国においても、
剣道関連で唯一政府機関から承認を受けた大韓剣道会が国際剣道連盟に加盟している
一方、世界剣道連盟は韓国の雑誌『剣道世界』のよると韓国剣道連盟という団体が母体に
作られたもので、テコンドーに習い、オリンピック参入と国際化するために結束したという。
しかも電子防具を着用、判定を電子化したり、蹴り技も点数になるなどと記事中にはあり、
本来の剣道とはかけ離れたものであるらしい。
しかしである。IKFが伝えている日本の剣道と世界剣道連盟が行う剣道のどちらが本当か、
剣道を見たことも、経験したこともない世界各国の人々にわかるだろうか?
(次レスに続きます)