08/05/28 01:07:33 LyKSrB4Q
2対2のまま延長15回裏無死、満塁策を取って愛知代表豊田大谷の
打者持田君を迎えた、山口代表宇部商の2年生エース藤田君は
211球目を投げようとしていました
延長に入ってからは両校とも投手が踏ん張り0が続く緊張感溢れる試合内容
宇部商捕手上本君がサインを見破られたような気がして(本人談)
出した2度目のサインに驚いた藤田投手は投球動作を中断し
無意識に腕を後ろに戻しました
炎天下、3時間52分に及ぶ緊迫した試合はこの瞬間、甲子園史上初の
サヨナラボークでゲームセット それまでポーカーフェースだった悲劇のエースは
試合終了後初めて子供のように表情がくずれ、
彼の泣き顔と共に語り継がれる伝説試合のひとつになりました。
試合後、豊田大谷の上田(かんだ)投手が
呆然としている藤田投手に声をかけているシーンも印象的です