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新薬の治験、石川で 新型インフルエンザに効果 研究の先駆、評価受ける
URLリンク(www.hokkoku.co.jp)
2月1日付日本経済新聞の15頁に記載されている。記事からです。
新型インフルエンザ発生の懸念が高まっているのを受け、治療などを目指した
企業の研究開発が活発化している。新しい抗ウイルス薬の治験(臨床試験)
が相次ぎ始まったほか、感染の拡大を防ぐ製品などの研究開発も進んでいる。
富山化学工業は一月八日、インフルエンザの抗ウイルス薬「T―705」につ
いて、患者を対象とした治験を国内で始めたと発表した。二〇〇九年度中の
発売を目指す。治験は通常のインフルエンザ患者が対象だが、新型インフルエ
ンザにも効果が期待され、「根本的な治療につながる可能性がある」
(国立感染症研究所の田代真人部長)と研究者の間でも評価は高い。
インフルエンザウイルスの増殖を抑える薬としては従来、スイスのロシュの
「タミフル」や英グラクソ・スミスクラインの吸入薬「リレンザ」がある。
そんな中で富山化学の薬が注目される理由は、全く異なる原理で増殖を抑える
点だ。
インフルエンザウイルスは人間の細胞に入り込んで増殖した後、外に飛び出し
、別の細胞へ乗り移る。タミフルなどはウイルスが再び細胞から飛び出すのを
抑える仕組みだが、T―705は細胞内のウイルス増殖そのものを妨げる。
米ユタ州立大学がH5N1型の鳥インフルエンザウイルスに感染したマウスに
投与し、ほとんどのマウスが生き残るなど高い治療効果が確認された。
(以下略)