流浪の戦士ヘイドレクの物語at DENPA
流浪の戦士ヘイドレクの物語 - 暇つぶし2ch86:名無しちゃん…電波届いた?
08/09/05 01:06:01
「そう振られると、書きにくいよな…」
北足立舎人マンは学園のヒロインを駅弁スタイルで抱えあげながら、そう呟いた。

「ああ、そうだよな」「こういうあからさまな振りがあると、やりにくいよな…」
全身をどす黒く染めた相撲部員たちも、勃起したちんこを手でブラブラさせながら、それに応じる。

「ったくよお…ストレートにホモネタを期待されても、ノンケじゃきついんだよ」
北足立舎人マンの騒動に紛れて、その辺の美人の女生徒を組み敷いて犯していた権田も、首を振りながら言う。
時折カクッと腰を動かすたびに、地面に押し倒された女生徒は「あんっ!」と反応するのが可愛い。

学園全体が沸騰したように大騒ぎだったが、ヘイドレクの突然のフリがあった途端に水を打ったように静まってしまった。

騒動に乗じて破壊活動に勤しんでいたヤンキー生徒たちも、窓ガラスを叩き割るのを辞める。
目をつけていた美男子生徒にクンニさせていた英語教師キャサリンも、落胆したように溜め息をつく。

そう、全てが止まってしまったのだ。

面倒くさくなった北足立舎人マンは、面倒くさそうに美少女のヴァギナの中で数回スラストさせ、味気のない射精をした。
やっつけで適当に中出ししたせいか、期待したほどの蜜壺の快楽は得られなかった。

もっとも、神のちんぽをくわえ込んで中出しされた少女は、その瞬間に失禁するほどの快感を味わったが。

もてあましたチンポをブラブラさせる相撲部員たちも、どうしてよいかわからないままその場にしゃがみこんだ。
少し冷めた雰囲気の中で、殆ど義務感だけで勃起しているチンコを掴み、数回こすって射精する。

87:名無しちゃん…電波届いた?
08/09/05 01:07:04
権田も又、組み伏せて犯している自分も生徒の中に適当に射精をし、ティッシュでチンコに纏わり就く愛液と精液を拭う。
そして大きく溜め息をつくと、懐からタバコを一本取り出して火を付け、大きく煙を吐き出した。

祭りが不発に終わったため、学園中にしらけた雰囲気が漂う。
盛り上がりを逃した生徒達も、つまらなそうな表情を浮かべながら、パラパラと教室に戻ってゆく。

北足立舎人マンは、中出ししたその美少女を適当にその辺に放り出した。
まとわりつくその少女を足蹴にし、ヘイドレクを少し見て大きく溜め息を吐いた。

(な、何なの?)
困惑するヘイドレクの前で、北足立舎人マンはブリーフパンツの裾を正して飛び上がった。
そのまま遥か上空に小さく消えてゆき、再び南天に輝くお星様になった。

「…これ、ボクのせい?」
ヘイドレクは呟いた。

来るべき快感を期待して勃起したままのちんこからは、カウパー氏腺液が滲む。
しかしその傷だらけチンポも、吹き荒ぶ秋風の中で虚しく硬直したまま、痙攣一つしない。

「そうだよヘイドレク。テメエのせいだ、この糞馬鹿」
権田が叫んだ。

「テメエがこの祭りの雰囲気をぶっ壊したんじゃねーか、この屑がっ!」
そう叫んだ権田は、何故かその辺に落ちていた100㌧ハンマーを振り上げた。

88:名無しちゃん…電波届いた?
08/09/05 01:12:51
久しぶりの祭り…それを盛り下げたヘイドレクには厳しい罰がくだされることになった。

…それはガチホモ兄さん20人によって一年間アナルを掘られ続ける、という夢のような罰。

ヘイドレク委員会の委員の中からは、「これではヘイドレクに対しての褒美なのではないか!」という意見も出た。
しかし、処断を下すガチホモ兄さんたちを見たとき、今まで処罰の方法に反対していた委員は沈黙した。

大量のドーピングで気持ち悪いほどに怒張した筋肉をムチムチさせながら入ってきたホモ兄さんたち。
ヘイドレクのスナップ写真を見て、ビギニパンツの上から巨大なちんぽをいじくって興奮する彼ら。

そのちんこのでかいことでかいこと…。

「た、確かに凄いわ…幾らヘイドレクが真性のマゾでも、この巨大なものを挿入されちゃったら…」
唯一の女委員であるキャサリンは、溜め息交じりにそう言った。

このガチホモ兄さんたちをつまんで、ちょっと味わってみたいかな、という思いがキャサリンの脳裏を過ぎった。
だが彼らは生まれついてのホモであるし、こんなの入れられたら…私裂けちゃう!

89:名無しちゃん…電波届いた?
08/09/05 01:13:47
そしてモニター画面には、捕えられたヘイドレクの映像が映る。

既に拷問官に激しく拷問を受けたヘイドレクは、肛門から激しく出血して吊るされていた。
尿道には太々としたピアスリングが填められ、睾丸は数本の太い針で貫かれている。
乳首にもピアス…直径一センチ近いボルトナットを加工したもの、が装着され、今にも乳首が千切れそうだ。

血まみれのヘイドレクを見ながら、委員たちは納得した。
嬉しそうに痛がるヘイドレクの艶姿を見て、やはり彼には厳しい罰を下すべきだと。

最終的には委員会の全会一致でヘイドレクへの処断が決定されることになった。

それとともにマッチョなガチホモ兄さんたちが筋肉をムチムチさせ、ウホウホ言いながらヘイドレクの独房になだれ込む。
重い鉄の扉が開かれ、天井から吊るされたヘイドレクに群がるガチホモ兄さん。

「ひ、ひいっ!」
ヘイドレクの驚愕する表情がモニター画面に写った瞬間、その画面は消された。

「せめてもの慈悲です…見ないでおいてあげましょう」
委員の一人がリモコンのスイッチを押しながらそう言った。

遠くからヘイドレクの悲鳴が聞こえる…。

90:名無しちゃん…電波届いた?
08/09/05 01:54:28
さて、過酷な拷問が終わったころ、恐怖の新学期が始まった。

ヘイドレクも停学が解け、軽やかな足取りで登校する。
既にヘイドレクと友達になろうなんて思っている奴など学校には一人も居ないのにも関わらず。

そして新学期早々クラス替えが行われ、初めてのホームルーム…そのとき事件は起きた。

「この中に宇宙人、未来人、異世界人いたら、私のところに来なさい!」
自己紹介で唐突に電波な発言をした気の強そうな美少女…そう、涼宮ハルヒだ。

水を打ったように静まり返る教室…そのど真ん中で周囲を睥睨した美少女は、
フンッと人を小馬鹿にしたように笑うと静かに席に座る。

別にヤフー動画で配信された無料の動画を見てインスパイアされたわけではない。
だがヘイドレクはこの発言に思いっきりインスパイアされてしまった。

(き、綺麗な人…)
その気の強そうな美人を人目見て、理由もなくチンコがピクピクするヘイドレク。
彼の中のマゾッ気が軽く刺激された模様だ。

だが、宇宙が開闢したその瞬間に既にフられる運命が確定している以上、ヘイドレクに何のチャンスもなかった。
ただ短めのスカートから見える太ももを眺めて、軽く興奮するのが関の山だった。

91:名無しちゃん…電波届いた?
08/09/05 01:55:23
しかしヘイドレクである…ファンタジック・スーパーヒーローを自認するただの落ちこぼれは、
ここで彼女に対抗して、カッコイイところを見せて気を引こうという愚かなことを考えてしまった。

身の程をわきまえろよ。ヘイドレク。

ヘイドレクは立ち上がった。

誰も興味がないヘイドレクの自己紹介に、クラスメイトは適当に聞き流す態度を見せる。
そんな不真面目なクラスメイトたちの態度に少し眉を顰めながら、軽く咳払いするヘイドレク。そして、

「この中に、魔法使い、エルフ、ドラゴンの血脈の者がいたら、僕のところに来なさい!」
と高らかに叫んだ。

しかしガン無視。

クラスメイトは誰一人ヘイドレクの言葉など聴かず、周囲の席の新たなクラスメイトと雑談してたりする。
教師も名簿の名前を確認し、まるでヘイドレクなど居なかったかのように次の生徒の名前を呼んだ。

「くっ…」
ヘイドレクは絶句した。そして涼宮ハルヒの方をチラ見する。

92:名無しちゃん…電波届いた?
08/09/05 01:56:32
彼女もまたヘイドレクなど存在しないかのように、すぐ傍の男子生徒と話している。

キョンと名乗る女生徒人気上位の美男子が、少し皮肉な笑顔を浮かべ、彼女を誘惑翻弄していた。
そしてなんか部活の設立の話で盛り上がっている。おそらく部室に連れ込んでセックスでもする算段なのだろう。

結局、女はツラで釣れるのだ。

今後、この物語では彼女と彼女の仲間達がヘイドレクに関わることは一切ない。
著作権の問題と、作品内容剽窃の問題が複雑に絡みあうためだ…まあ所詮そういう運命さ。

しかしヘイドレクのこの発言に大ノリだった連中もいたのだ。

そう、彼の言葉が現実のものとして具現化してしまったことを、このときのヘイドレクは知らなかった。
この学園に、人間とは異なる存在が、引き寄せられるように入り込んでいたのだ。

魔法使いと、エルフと、ドラゴンの血脈の者…ではない。
悪魔メフィストフェレスと死神ハデス、断罪の天使ガブリエルが人の姿に身を変えて、この学園に来てしまったのだ。

教室で一人孤立し、自分の席で鼻くそをほじっているヘイドレク。
呼び寄せたこの世の者ではない禍々しい存在たちをよそに、ほじり出した鼻くそを美味しそうに口に運んだ。

93:名無しちゃん…電波届いた?
08/09/05 04:45:04
休み時間になってトイレに向かうヘイドレク。

思い切りうんこをしようと便座にドカリを座り込んだ瞬間、尻のポケットの中でバリッ!と何かが砕ける音が。
大慌てで立ち上がり、ヘイドレクは尻のポケットをゴソゴソと探った。

取り出したのは…何かの卵だった。今朝学校に向かう道に転がっていたものだ。
殻全体が鮮やかな紫色に染まり、所々に黄色の水玉模様の散らばるコブシ大の卵。
それが今、ヘイドレクが座ったために、表面にヒビが入ってしまった。

「ど、どうしよう…お昼に食べようと思ったのに」
ヘイドレクは落胆した。

そんなヘイドレクの手の中で、その卵がなにやら蠢いている。

(えっ?)
生きてるの、とヘイドレクは思った。

確かに、ヘイドレクの手のひらに乗せられたその卵は、僅かだが揺れ動いている。
そして割れた部分を、内側から一生懸命押し広げようとしているのがわかる。

(もしかして、雛が孵るのかな…?)
一瞬、ヘイドレクは自分がパパになる、という想像をした。
そもそも女ッ気などまるでないヘイドレクだが、それを通り越して父になる喜び…。

そんなヘイドレクの目の前で、割れ目はどんどん大きくなってゆく。
そしてついに中から、それは出現した。


94:名無しちゃん…電波届いた?
08/09/05 04:46:10
”それ”は全身黒とオレンジ色の縞模様をした節足動物であった。

無数の複眼がビッシリと並ぶ頭から、巨大な牙が二本生えてガチガチと音を立てる。
体節からは異様に長い足が二本ずつ伸び、その総数は百本近い。
その無数の脚は先端は鉤爪状になっており、それを地面を引っ掛けて前に進む。
さらに尻尾にはオレンジ色の長い尾が生えており、その先端には毒針。

そんな可愛らしい雛が、ヘイドレクの体を這い回り、方々の肉を食いちぎりはじめた。

「あははは、痛いなやめろよ!」
さすがに殺気を感じたヘイドレクは、笑って誤魔化すしかなかった。

あちこちから出血し、毒針でチクリとやられたところは紫色に腫れ上がり、どす黒い血と膿が流れ出てきた。
”それ”が這い回った後の皮膚もなぜかかぶれてゆき、刺すように痛い蚯蚓腫れとなる。

毒で徐々に衰弱してゆくヘイドレク。

するとどうであろう…”それ”がヘイドレクの背中で止まった。
尻尾の根元辺りから、巨大な注射針のようなものが伸びる。

「うぎゃっ!い、痛いっ!」
その針の先端が、ヘイドレクの皮下脂肪を突き破り、その中へ侵入する。

そう、コイツはヘイドレクの肉体に産卵しているのだ。
もはや毒で動けないヘイドレクは、怯えながらもなすがままだった。

数十分後、全身にビッシリと卵を産み付けられたヘイドレクは、そのまま学校の寮に運ばれ、座敷牢に閉じ込められた。

95:名無しちゃん…電波届いた?
08/09/05 05:27:42
全身いたるところイボだらけになって、座敷牢のゴザの上で横たわるヘイドレク。
体の中で卵や幼虫が蠢くのか、あちこちボリボリと書きながらシクシクと泣き濡れていた。

そんな不気味な姿になったヘイドレクを見下ろす3人がいた。
悪魔メフィストフェレス、死神ハデス、断罪の天使ガブリエルだった。

彼らは折角人間界に具現化し、これから様々な騒動と冒険を繰り広げようと楽しみにしていたのだ。
しかし肝腎の召喚者であるヘイドレクがこの体たらく…いきなりの展開に彼らはあきれ返った。

絶え間ない痛みとかゆみに襲われ、ヘイドレクはうめきながら尿を漏らした。
その尿が足元近くまで流れてきたのを、不快そうによけたのはメフィストだった。

「こんな阿呆だとは思わなかったよ…その辺の若人たちと悪魔の契約を結んで、魂を奪って稼ごうと思ったのによ」
黒い羽をバタつかせ、尖った耳をピクピクさせたメフィストは、ヘイドレクを侮蔑いっぱいの視線で見下す。

「確かに予想外だったなメフィスト。お前は俺の商売仇になると思ってたんだが…これ以上ここにいられんみたいだ」
ハデスは答える。

「お前は死神なんだから、お前がコイツの魂持っていけばいいのではないか?」
断罪の天使ガブリエルもまた、ヘイドレクにあきれ返っている。

ヘイドレクの召喚に応じてやってきたものの、腐りきったこの世の中に神罰を下すヒマもなく帰らねばならない。
炎の剣レーヴァテインをぶんぶんと振りながらも、ガブリエルは結構腹が立っていた。

96:名無しちゃん…電波届いた?
08/09/05 05:28:53
「…お断りだね。こんな汚らしいのを連れて行ったらペルセポネが嫌がるっての」
目の前のヘイドレクの不様な姿…これじゃ、ケルベロスどものえさにもならんな、と思った。
ケルベロスの頭は三つもあるが、こいつら普段は仲悪いくせに変にグルメなところがある。

目の前でブタのように喘ぐヘイドレクの姿…皮膚の下に無数の虫が蠢いているのが見える。
それはヘイドレクの分厚い皮下脂肪や貧弱な筋肉、それと内蔵とかを食い荒らしているのだろう。

「んじゃ、俺帰るわ!」
そう言って真っ先に飛び立ったのはメフィストだった。
スケコマシの彼は、今夜もまたどこかで夢見がちな美女をコマして、甘美なひと時を過ごすのだろうか?

「おい、待てよ。俺も行くよ!」
ハデスもまたケルベロスを召喚し、それに跨った。
冥界の扉を目の前の空間に現出させ、それを開けると素早くその中に飛び込んで消える。

…最後に残されたのはガブリエルだった。彼は厳しい目でヘイドレクを見下ろす。
言い忘れたが、彼らの姿はヘイドレクには見えない。その存在すら感知することもできない。

だから今、目の前に大天使ガブリエルが立っていることなど、今のヘイドレクには全くわからないのだ。

そしてさすがに創造主の御使いである…悪魔や死神たちと異なり、ガブリエルには慈悲心があった。
あわれな、そしてあわれすぎるこの醜い男…この彼を救うのもまた、天使の仕事なのではないか?

(如何でしょうか、ヤーヴェさま?)
ガブリエルは天を見上げ、そう呟いた。

97:名無しちゃん…電波届いた?
08/09/05 05:30:26
すると突然、ヘイドレクが体を起こした。

目の下に黒い隈、やつれた頬を見ても、今のヘイドレクは明らかに衰弱しきっている。
苦しそうに息をしながら胡坐をかくヘイドレク…何をする積もりなのだ、とガブリエルは訝った。

彼はそのまましばらく、ジッと壁を見つめている。半ば狂いかけているようだ。
無理もない、彼は数百年も地下牢獄に閉じ込められてきたのだから(それだけじゃねーだろ!)

ガブリエルの瞳に慈悲の光が浮かんだ。彼を助けよう、そしてこの苦痛を取り除いてやろう、そう思った。

その瞬間だった。

ヘイドレクはブリーフパンツを下ろすと、自分のペニスを引っ張り出した。
それを手のひらで掴み、しばらくこすりだす…シコシコ、シコシコ、シコシコ。

(なっ!)
あきれ返るガブリエル。

そんなガブリエルの目の前で自分の性器を玩んだヘイドレクは、数分後、情けない喘ぎとともに射精した。
放出した精液は、力なく放物線を描き、カビだらけの座敷牢の壁に飛び散った。

そのころにはガブリエルは既に立ち去っていた。
こうしてヘイドレクは運命を変える最後のチャンスを失ってしまった。

98:名無しちゃん…電波届いた?
08/09/05 15:13:55
拝啓

さっき肛門にウスターソースのボトルを入れて遊んでいたら、抜けなくなっちゃいました。
なんか中で割れちゃったらしくて、尖ったところが直腸の内壁をちくちく刺して痛いんです。
どうしよう、なんか血も出てきたみたいです。

追伸

最近孵った幼虫たちが、ボクの体の中を食い荒らして痛いです。
痛くて夜も眠れません。


…これがヘイドレクの絶筆だった。

この手紙を書き終わり、眠りに落ちたヘイドレクは、そのまま目覚めることなく息を引き取った。
ボロボロになった死体はその場で焼却処分され、遺灰はトイレに流されて処分された。


99:名無しちゃん…電波届いた?
08/09/05 20:55:52
「こうやって神話は終焉を向かえるんだよな…」
馬乳酒をあおりながら権田は呟いた。

パーティーが開かれている広場の中央では盛大に焚かれたキャンプファイヤーが天高く炎を上げる。
ヘイドレクの周囲を固めた無数のキャラたちが、そのキャンプファイヤーの周りで踊っていた。
ある者は半裸で、ある者は全裸で、またある者は思い切り勃起したちんこを炎にかざして。

みんな一様に笑い転げている。

そりゃそうだ。先ほど権田が炎の中に乾燥させた芥子の実を一トンほど放り込んだのだから。
思い切り脳髄までクスリが回った彼らは、ヘイドレクを鞭でしばきながら、酩酊したように踊り来るっていた。

炎の上に吊り下げられ、キャラクターたちに竹刀で殴られながら、ヘイドレクな失禁している。
垂れ流した糞と小便が炎の中に落ち、パチパチと派手な音を立てた。
ヘイドレクもまた酩酊しているらしく、先ほどから何度も射精しては、再び勃起している…。

「まあ、前もヘイドレクサーガは一ヶ月位でネタが尽きたしな…こんなもんだよ」
隣でスコッチをボトルごとラッパ飲みしている源五郎が、そう返した。
源五郎は元々ヘイドレクとはあまり関わりがなかったため、その言葉もどこか冷めていた。

そういうならば権田だって最初からヘイドレクにかかわったわけではない。
途中からヘイドレクの重力に引き寄せられ、このヘイドレクサーガに参加しただけだ。

「一ヶ月か…1年に一度、まあそれくらいがヘイドレクの限界だよなぁ」
権田は再び馬乳酒をあおると、傍らにいたキャサリンを抱き寄せ、尻を撫でた。
キャサリンもまた酔いしれたように権田の愛撫を受け入れ、上気しうっとりとした視線で権田を見つめる。

100:名無しちゃん…電波届いた?
08/09/05 20:57:50
「そうだな、前もこんな感じで終わったし、そろそろこの行き詰った世界に最後の審判を下して潰すか?」
そう声を掛けてきたのは談志…たびたび小粋なコメントでヘイドレクサーガを妨害し、何度も死刑になった男だ。

談志は権田からカップを受け取ると、なみなみと注がれた馬乳酒を一気に飲み干した。
その見事な飲みっぷりに、権田と源五郎は少し驚いてみせた。

談志がハイライトを口に咥えると、源五郎は素早くニッケルシルバーのジッポーライターを取り出し、火をつけた。
軽く会釈して礼をした談志は、煙を大きく吸い込むと、天に向かって吐き出す。

「イリュージョンが欠けているんだよな…イリュージョンがな」
空を見上げ、寂しくそう言う。

夜空には無数の星達…北斗七星の傍らに見える死兆星の輝きが、ヘイドレクをはじめ、キャストたちに降り注ぐ。
これほど近い場所で死神の息吹を感じたのは、おそらくみんな初めてだった。

三人の男たちは、目の前の喧騒を横目に酒を注ぎ交わし、ゆっくりと酔いしれた。

そんな彼らの目の前でヘイドレクはマッチョな男たちに担がれ、三角木馬に載せられる。
尻が裂ける激痛とともに凄まじい悲鳴を上げるヘイドレク…その緩んだ肛門に、お兄さんたちは次々に肉棒をブチ込む。

女たちは笑い、男たちはそんな女達にのしかかる…みな楽しそうだ。
ヘイドレクの悲鳴だけが高らかに響き渡るなかで、覚醒剤で酩酊しきったキャストたちの乱交パーティーは佳境を迎える。

101:名無しちゃん…電波届いた?
08/09/05 21:02:23
「このままこの世界を魔界にしちゃおうか…?」
権田の言葉に、源五郎と談志はハッとする。前にもそれと似たような終わり方だったよな…。

「だってそうだろ?」
権田は苦虫を噛み潰したような顔をした。
「エログロナンセンス一辺倒なんて、見れたもんじゃねえよ。オチつけときゃなんでもありって、それで本当にいいのかよ」
そう権田は呟き、先ほど中出ししてやったキャサリンが注いだウォッカを、生のままで飲み干した。

「…まあ、ヘイドレクが勇者として活躍する英雄譚なんてありえないし。最初はそういう話で始まってたんだけどな」
源五郎は呟く。

「そうだな。だがそんなのもうどうでもいいんだよ。やはり今回のヘイドレクサーガの世界は、そろそろ寿命だ」
目の前では、ヘイドレクの肛門に巨大な浣腸器がぶち込まれている最中だった。
悲鳴を上げて暴れるヘイドレクだが、その股間は隆々と勃起をし、カウパーを垂れ流している。

やっぱこいつ、マゾなんだな、と思った権田は、スクッと立ち上がった。
そしてそのままゆっくりとヘイドレクがのた打ち回る祭壇の方へと歩く。

キャラたちが道を空ける…まるでモーゼが紅海を二つに分けたように。
権田は腰に帯びた剣に手を掛けた…そして全裸でうめくヘイドレクを睨みつけた。

スラリと剣を抜き去る…なめらかな刀身の輝きが、焚火の炎の明かりを受けて、ギラリと輝いた。

ヘイドレクは気づかない。キャラたちも、権田の行動を固唾を呑んで見守るだけだ。
祭壇上でヒイヒイと喘ぐヘイドレクは、四つん這いになったままシクシクと泣きだした。

102:名無しちゃん…電波届いた?
08/09/05 21:03:54
そんなヘイドレクのアゴの先に、権田は剣の切っ先をツイと向ける。

「ご、権田さん…?」
ヘイドレクは涙目で権田を見上げる。
憤怒、そうとしか思えない表情を浮かべた権田は、彼をにらめつける。
明らかに怯えてるヘイドレク…そのヘイドレクに向けて権田は、静かに言った。

「しばらく眠ってもらおうか、ヘイドレク。この世界ではなく、別の新たな世界で再びめぐり合おう!」
そういうと権田は、手にした刀を大きく振り上げた。

「さらばだヘイドレク!この世界は時間進行の袋小路となり、未来永劫閉ざされ消滅してゆく無効空間になるのだ!」
そう叫んだ権田は、渾身の力で刀を振り下ろした。

キャラたちが悲鳴を上げる中で、ヘイドレクは権田に斬られた。

だが、不思議なことにヘイドレクは血も流さず、そのままの姿で消滅してゆく。
ポカンとした表情を浮かべたまま、こうしてヘイドレクは次元の彼方へと旅立った。

それを合図にキャラたちも時空を超えるべく次々と消滅してゆく。
源五郎や談志、そして最後には権田も消えてゆく…。

最後には燃え盛る炎だけが残った。
それは送り火…寿命を迎えた今回のヘイドレク世界を送り出す、弔いの炎だ。

神々の黄昏…ネタの賞味期限を過ぎては滅び、再び復活するヘイドレクこそ、この物語の真の神であったのだ。

103:名無しちゃん…電波届いた?
08/09/06 18:30:20
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104:名無しちゃん…電波届いた?
08/09/08 19:16:44
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         l゙:r i:i′ .|            ど ん な  か な し い こ と が あ っ て も
      :i^¨''iノー-i (_.vv,、
      i.、/:::::::::::::::::゙彳_ >
     _,ノ i::::::::::::::::::::.('`,.ヽ         や せ が ま ん で も い い
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     .) ,/ソ,:::::::::::,l'_ .).:r          つ よ く い き て い こ う と お も ふ
      ゙'レ'´i''!゙ー/'(゙゙ | .|
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     .ヽ_    ゙メリ| .|
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105:名無しちゃん…電波届いた?
08/09/09 17:38:07
…実はヘイドレクは特殊学級に編入されることとなっていたのだ。

向かう先は北校舎の端にある、普段は学校職員すら行かない薄暗い教室。
かつては無縁墓地であった場所にそのまま建てられたという、古い古い建物だった。

北校舎へ向かう暗く長い廊下を歩くと、腐りかけた床の板がギシギシと軋む音を立てる。
壁にはカビやシミ、そしてかつて空襲があったときに飛び散った人間の血のシミが浮かび上がる。
よくよく見ればそのシミも、なにやら苦悶する人間の表情のようだ。

ヘイドレクは怯えながら廊下を進む。

ヘイドレクを案内するのは、生きた化石のように老いさらばえたせむしの用務員の男だった。
一説では、彼は100年近く前からこの北校舎の用務員室で働いていたという。
そのためかつてこの学校内で起きた鮫島事件の真相を知る、唯一の生き証人だとも噂されている。

「あ、あのう…ボク、どこの教室に行くんですか?」
ヘイドレクは用務員の老人に尋ねた。
しかし老人は無言…脊椎がひん曲がり巨大に隆起した背中は、それ以上の質問を許さないという雰囲気を漂わせる。

ギギギッと音を立てて北校舎を封印する鋼鉄の扉が開けられる。
すると扉の向こうの闇の中から、無数の蝙蝠が飛び出し、ギャッギャッと叫びながら飛び去った。

と、同時に扉の向こうから、「ギャーッ!」「グゴーッ!」と、人間のものとは思えない吠え声。
それとともにか細い悲鳴、すすり泣く泣き声が届き、ヘイドレクは「ひいっ!」と悲鳴を上げて、その場にうずくまる。

ヘイドレクは腰を抜かし、その場にへたり込む。
僅かに失禁し、新品のブリーフパンツ(支給品、学園指定下着)が屎尿で汚れた。

106:名無しちゃん…電波届いた?
08/09/09 17:39:41
そんなヘイドレクを、全く表情の無い目で見下ろしながら、老用務員は手招きをする。
日の光の差さない、薄暗い中で、用務員の老人が持つ鯨油のランプだけが妖しげに光を放つ。

扉は大きく開けられた…生臭い、独特の悪臭が漂う。
目が慣れてくると、扉の向こうの北校舎の中が少しずつ見えてきた。

廊下にはホコリが薄高く積もり、方々に白骨死体や、腐りかけの死体が転がっている。
人間のものもあるだろうが、犬やブタ、牛の死体、それと明らかに既知のものとは思えないおぞましい動物の死体。
そんな死体に無数のゴキブリや地虫が集り、さらに丸々と太った凶暴そうなドブネズミが群れをなしている。

「こ、ここに入るんですか?」
ヘイドレクは震えながらそう尋ねる…しかし老人は無言だった。

ゆっくりとした足取りで、廊下を進む二人。そして廊下の突き当たりに、目的の教室はあった。

” 特 殊 学 級 ”

その書かれた看板(人間の生血で書かれている)の掛かった巨大な鉄の扉の前で、二人は立ち止まった。
方々に御札が貼られ、何かを封じるかのように、頑丈な鉄鎖で鍵を掛けられている。

老用務員は、そこにある巨大な南京錠をガチャガチャと弄り、鍵を開けていた。
そしてくぐり戸が開け放たれ、ヘイドレクはその中に導かれた。

中からはビシバシと何かが打ち付けられる音と、凄まじい悲鳴が聞こえる。
そのおぞましく、恐ろしげな雰囲気に、ヘイドレクは自分が勃起してしまっていることに気づかなかった。


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