08/05/25 23:36:30 WfN8WV/I
>>349
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***とある郊外の古家***
ピノコ「センセー! お客さんなよのさー!」
ブラックジャック「…ん? お前は……!?」
木野薫「久しぶりだったな、ブラックジャック……」
ニコルたちと同様に天使として現世に蘇っていた
アナザーアギトこと木野薫は、自分と同じく無免許の天才医師として知られる
ブラックジャックの住む郊外の古家を訪れていた。
ブラックジャック「木野薫、噂では死んだと聞いていたが……」
木野薫「訳あってこうして生きている。それはそうと、是非ともアンタに頼みがある。
ある少女の角膜の移植手術だ。これはある意味で、颱宙ジェーン撃退計画とは
また別に銀河の希望がかかっている…」
ブラックジャック「たかが角膜の移植手術が、お前さんの手にも余るのか?」
木野薫「その少女にはどうやら地球教の呪いがかけられているらしい。
M78星雲人のマザー光線をもってしても、視力を回復させる事は不可能だった」
ブラックジャック「地球教だと?」
木野薫「…となれば、少女の両目に光を取り戻させる方法はただ一つ。
その呪いを打ち破るほどの願いのこもった人物の角膜を移植することだけだ。
こんな前代未聞の手術が出来るのは世界広しと言えども、
ブラックジャック、アンタを置いて他にいない…」
ブラックジャック「角膜の提供者は?」
木野薫「ふふ…安心しろ。まさか生きた人間から目をえぐるわけにもいくまい。
当然、死者からの移植という事になるが、格好の提供者が見つかった。
カール・ビョルン・アンドレセン少将……いや、今は二階級特進して大将だったかな……」
ブラックジャック「高くつくぞ……」
木野薫「承知の上だ……」