08/03/09 18:27:35 qIz7ghl8
>>489
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そこへ現れたのは、オーブ連合首長国前代表首長ウズミ・ナラ・アスハその人であった。
現在でも公式上は死亡扱いとなっているが、実はタイラーの影の軍師を務め、
今回もイサムに、偽の叛乱騒動を銀河の反対側で起こすよう命じた張本人でもある。
アザリン「その方は何者じゃ!?」
ウズミ「ご無礼の段、平にご容赦の程を、女帝陛下。私はウズミ・ナラ・アスハと申します」
アザリン「そのウズミが、朕に何の用じゃ?」
イサム「アザリン、僕に叛乱を起こすよう命じたのは、この方なんだよ」
アザリン「そうであったか……」
ウズミ「イサム君が叛乱の首謀者になることで、タイラー政権に不満を持つ人物達は、
皆、イサム君の下に集まります。敵は見えないところにいるよりも、
見えるところにいた方が都合がいいのです」
アザリン「それで、叛乱を―」
イサム「実際、一言で不満分子と言ったって、実に多種多様な人間がいる事がわかったよ。
今度の事では、僕もいろいろと勉強になった。今、僕の下にいる連中は、
それこそ雑多な寄せ集めでね。右も左も、てんでばらばらさ。よくひとつ処に
集まっているもんだと、我ながら感心する。亡きヤン提督やタイラー大統領には
遠く及ばないけれど、僕にも少しはカリスマと呼べるものがあるらしいな」
アザリン「それで、イサム……」
アザリンはさらに問う。
アザリン「そういう雑多な叛乱軍を集めて、そちは一体、何をするつもりなのだ?」
イサム「何もしない」
イサムは平然と言ってのけた。