08/02/17 22:41:53 R24sEe5Y
>>668
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タイラー「アンドレセン……」
つい本日、宮廷警護隊長を仰せつかったばかりの部下が彼の足元に横たわっていた…。
アザリン「おお、そうか……。アンドレセンが咄嗟に庇ってくれたようだな。
もしそうでなかったら、朕はどうなっていたかわからぬ。しかし、重いな……。体が動かぬ」
ラインハルト「それはそうであろう……」
タイラー「アンドレセンの巨体が覆い被さっています。畏れ多くも、陛下の玉体の上に……」
アザリン「道理で……」
タイラーやラインハルトのひどく沈んだ声にアザリンは苦しそうに笑って答えた。
アザリン「これは不敬よな。命を救ってもらって悪いが、どいてもらわねば。
これ、アンドレ、どかぬか……。いつまでも無礼であろう。(笑いつつ)これ、どかぬか。どけと申すに」
タイラー「どけません。もう彼は、自分では……」
アザリン「なに? 戯れを―」
本郷博士「戯れではございません」
タイラー「アンドレセンは、もう動けぬのです。自分の意思では……」