07/09/25 12:10:54 iJTPfBtD
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イサム「では君達は、僕達の叛乱が偽装であることを知っていたのか?」
リュック「そゆこと」
実はイサムたちは蜂起してからこれまで、反乱らしい事は何一つしてはいない。
それどころかミサイル一発とて発射していないのである。
当然、惑星で略奪もしていなければ、人ひとり殺めているわけでもない。
艦隊の連中も、とりあえず旗揚げと聞いて、面白そうだからと集まってきただけ。
しかも辺境の地で蜂起したため、その進軍を阻む敵もなく、
戦闘らしい戦闘もまだ1回もしていないという有様。まさしく、叛乱軍とは名ばかりであった。
パイン「うっかり正規の軍艦が補給物資を届けたりでもしたら、
偽叛乱軍の正体が露呈してしまうからな……」
ユウナ「それで、私達がウズミさんという方に頼まれて、必要な水や食糧、
それに燃料をこうして飛空艇でコッソリ運んできたんです」
スナガ「では、それもオーブ前代表首長ウズミ・ナラ・アスハ氏のご指示か……」
そう、全てはタイラーの影の軍師を務めるウズミ・ナラ・アスハの計略であった。
急激な体制の変化で、いずれ出てくるであろう、タイラーのやり方に不満を持つ者達が
Dショッカーや地球教の残党などに取り込まれる前に先手を打ち、
決起を装ったイサム艦隊が不満分子や叛乱勢力を手元に集めるだけ集めて、
後は何もしない。ただ一箇所に、見える場所に集めてそのまま監視しておくのである。
これは、タイラーたちの仕事がやりやすいようにというだけでなく、
無駄な血を一滴も流さずに済むようにと配慮したウズミの策である。
この事はタイラーとウズミ、そして他のごく一部の人間しか知らない。
『敵を欺くにはまず味方から』という言葉通り、統合作戦本部は無論のこと、
ラインハルトやアザリンにさえ伏せた極秘作戦なのである。