07/08/31 23:54:24 wiBmrqJP
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ドムは床に落ちていた、刺客の持っていた短剣を拾い上げると
唯一逃げそびれて引き据えられた刺客の首筋にそれを近づけた。
刺客D「う―」
ドム「さあ言え! 誰に命令された? 言えば本来なら斬首のところを
罪一等を減じて名誉ある自決刑を与えてやろう。言わぬなら一思いにこの匕首で……」
刺客D「くっ……」
刺客の男は突然奥歯を噛み締めた。ガチッと鈍い音がして、
男の表情は一瞬、恍惚としたものになった。
刺客D「……ち…地球に栄光あれええっ!!」
ドム「しまったっ!?」
ドムは叫んだが、もう遅い。男はたちまち絶息した。
おそらく万一失敗した場合を考え、秘密が漏れるのを恐れて奥歯に毒を仕込んでいたのだろう。
崩れるように倒れた男の顔は、たちまち変色した。