07/08/28 12:12:31 A8s4SJWl
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***惑星ラムザン・ベヒモス帝宮***
廷臣A「ご注進!」
廷臣B「一大事にござる!」
廷臣数名が、転ぶように玉座の間に駆け込んで来た。
アザリン「何事じゃ?」
廷臣A「軍港が……親衛艦隊のドックが……!」
廷臣B「何者かに爆破されてございます!」
アザリン「まことか?」
ドム「それで、艦隊は、陛下の親衛艦隊は?」
廷臣B「は……はい」
廷臣C「爆発は同時に数箇所で起こりますれば、艦の弾火薬庫に引火して、
目も当てられぬ惨状。一瞬にして戦艦数十隻が灰燼に帰し、
なお延焼中にございまする。尚誘爆の恐れもあれば、
臣下必死の消火活動さえままならぬ有様……」
ドム「もうよい! 口を動かす間に手を動かせ。ラアルゴンの魂を忘れたか!
火急の用なれば陛下にはこれにて御免。案内いたせ。被害を最小限に食い止めるのだ!
陛下の艦隊、これ以上燃やしてはならぬ!」
ドムは消火活動を指揮するべく現場に向かうために玉座の間を退室し、後にはアザリンと数名の廷臣達だけが残った。
だが、伝えることを伝えてしまったら、あとは廷臣たちは動こうともしない。