【邪気眼】二つ名を持つ異能者になって戦うスレ3at CHARANETA2
【邪気眼】二つ名を持つ異能者になって戦うスレ3 - 暇つぶし2ch215:天宮香澄 ◆XzQQgkPzlg
08/06/07 13:56:02 O
>>213

「相当イかれてるわね……こんなとこでこういう類の能力を使うなんて」
壁にもたれ掛かっている香澄の表情は歪んでいた。
だが、それは必ずしも苦痛に耐えかねてのことではない。
確かに常人には耐え難い苦痛であったが、彼女からしてみれば、大袈裟に辛そうな顔をするようなものではなかった。
「許せないわ…こんなに多くの人を……」
地に伏して枯れたうめき声にて助けを求める人々を見渡した香澄は、下唇を噛んだ。
この事態を巻き起こした張本人に対する怒りこそ、香澄の表情を歪めている理由であった。
その怒りには、目の前で苦しむ人々に対して何もすることが出来ない自分に対しての怒りも含まれていた。
(…理事長がいてくれたら、すぐに楽にしてあげられるのに)
そんなことを考えながら、香澄は壁から離れ歩き出す。
さっきの男を追いかけたい気持ちもあったが、今からでは追いつけないだろう。
それに─
「これをやらかしたヤツは、すぐ近くにいるわ」
─自分のすぐ近くに、この騒ぎの元凶の気配を感じている以上、それを放っておくわけにはいかなかった。
機械ではない香澄には、具体的な距離は分からない。
それでも、これだけ近くにいれば発見するのは容易なことであった。
駅の北側ロータリーまで辿り着いた香澄は、気配の主の姿を求めて視線を走らせる。
「あれ…ね」
香澄が睨み付けている先には、一台の白い軽自動車が止まっていた。


【香澄、善養寺の軽自動車を発見する】

216:籐堂院瑞穂 ◆FleR8jlnN6
08/06/07 15:01:47 0
>>209
「わかった。その要求、呑もう」
「これが、俺の連絡先だ。もし分からなくなったら、平日の日中に唯能高校の1-4まで来てくれ。
 出席番号は21番、名前は廻間統時だ」
「それと、これは俺からの情報だ。
機関のナンバ-2である、ツバサと言う男がこの街に入り込んでいる。俺はその男と戦った。
どうやら、煌神リンという存在が目的らしい」

「私は籐堂院瑞穂、これからよろしく頼む」

私には携帯電話が無い以上、このままでは統時は私からのヘルプしか対応出来ない一方的な関係になってしまう。
あとで師匠の貯金を下ろしてでも新たに携帯電話を買うべきだな。

「ツバサ・・・・・・ライマース家の長男か、昔は生意気な餓鬼だったがもうNo.2になっているのか、時は早いものだな」

やっと師匠が喋る、今までよく我慢した方だと思う。
統時が協力してくれると言うまで我慢してくれたのは実にありがたかった。
しかし最近色々な人物と逢ったので、私はいちいち師匠の事を説明するのが面倒になっていた。

「気にしないでくれ、今喋ったのはこの刀だ、これも私の能力の一つだと思ってくれて構わない」

「おいおい瑞穂、そんな言い方は無いだろう、俺は天之尾羽張、よろしくな」

私が適当に説明したのが嫌だったのか、自分で自己紹介をする。
統時は少し驚いていたが、私が説明するとすぐ元の表情に戻った。
もう数人の異能力者と出会っているようなのでそこらへんに関しては耐性があるのだろうな。
そういえば、統時は桐北と年が近そうだしもしかしたら桐北と同じ高校かもしれない、聞くだけ聞いてみるか。

「私が今まで出会った異能力者はまずさっき統時が言った煌神リン、それに灰色の長い髪の青年池上燐介、赤髪の着物男戦場ヶ原、謎の少年桐北修貴、『機関』の幹部レオーネ・ロンバルディーニと金髪女、最後に廻間統時、君だ
統時も異能力者に逢ったら出来るだけ報告をしてくれると嬉しい
話は変わるが君は桐北修貴という白髪の少年を知らないか?彼の忘れ物を届けたいのだ」

この30万は多分桐北の物だ、貰ってしまいたいところだが流石にそれは桐北に悪いと思い返すことにした。
それに統時が加わった今なら彼も協力者になってくれるかもしれないという期待もあった。

【籐堂院瑞穂:廻間統時に桐北修貴の居場所を聞く】


217:レオーネ・ロンバルディーニ ◆GWd4uIuzU6
08/06/07 18:09:19 0
>>211 >>212 >>214
テント前に戻ると、丁度ハーケンが調理したインスタント麺が出来上がった所だった。
ハムと野菜がのった、やけに具沢山なインスタント麺だ。
フリーズドライ製法だろうか? 世の中便利になった物だ。
いや、待て。調理した形跡が在る。という事はハーケンが栄養価を鑑みて、具材をのせたのだろう。
案外良い母親になるのかも知れないな。このアルト・ハーケンという女性は……。
小村に機連送を返却すると、彼から当然の如く昨晩の作戦の内容を問い出された。

>「報告は終わりましたか?なら今度はこっちに昨夜何があったか教えて欲しいですね
>もともと私が出向くはずの任務・・・結果を聞いても別にいいでしょう?」
確かに一理在る。だが、在りのままを伝えるべきだろうか? フィルタリングを掛ける必要が在るのでは?
失敗は失敗と伝え、問題の籐堂院親子の事は隠した方が良いだろう。
>「失敗の原因はですね――どうも、厄介な相手が出てきましてね。
> 籐堂院神――とある反機関組織の創始者にして、籐堂院瑞穂の父親。
> 機関の人間ならば、ご存知ですよね。年齢から考えても、知っているはずですし。
> ――あの外道、生きてやがった」
私よりも早く発せられたハーケンの言葉で、私の心配は一瞬で意味の無いものと成った。
――この女は何者だ? どうして籐堂院の事を知っている?
機関の人間でも下級構成員はこれほどまで詳しくない。
思えば、私と共に籐堂院と戦い、その上で私をここまで運ぶ身のこなしは、
一般人の延長線上の凡庸異能者の動きではない。
明らかに慣れている。これからは彼女の動向に気を払うべきか……。

>「それで、ロンバルディーニさん。今後はどうするのですか?
> 追撃か、それとも他の誰かを向かわせたのか。
> そしてその場合、今後はどのような行動を取るのか。
> ――貴方は、彼女に少しばかり執着していらっしゃったようでしたが」
「……質問は一つずつだよ、ハーケン君。
 煌神リンの確保はNo.2が引き継ぐ事となった。我々はお役御免という事だ。
 籐堂院が出てきた以上、一筋縄ではいくまい。
 私はこれからNo.1と会い今後の作戦を聞いてみる」
現在の時間は…八時半。恐らく城栄は今ナガツカインテリジェンス本社ビルに向っている筈だ。
九時には既に社長室で仕事に取り掛かっている事だろう。
外道院の事も気になる。私が任務に失敗し、ツバサが追っ手として差し向けられた事を知れば、
目的がリンで在る事を嫌でも気付くだろう。そうなれば、あの女の事だ、確実にリンの命を狙う。
当然、ツバサはリンを守ろうとするだろうが、守りきれるか微妙だ。
外道院の能力の射程範囲はツバサの射程を遥かに超えている。射程範囲外から亡者ごと腐らせてしまうのは簡単だ。
最悪、No.5には空席になってもらう事になるかも知れないな……。

「それと、最後の質問に対してだが……。
 子供の居ない私には、あの年頃の子供は可愛く思えるものだ」
私がシナゴークで教育係を務めたのもその所為かも知れない。
だが、私には生徒達を幸せに出来なかった。刺客として育てられた子供達の末路は哀れな物だ。
野たれ死ぬか、それとも逃げ出して仲間に討たれるか……。
そんな、どうしようもない運命しか残されては居ない。
思えば永瀬には悪い事をしたと思う。一般人と同じ学校に行かせてやるべきだった。
普通の、何処にでも居る平凡な少女のように、笑って泣いて、恋をして……。
そんな当たり前の生活を歩ませてやるべきだった。
あそこまで偏った考え方にしたのは、私たち幹部なのだ。

「ともかく、私はこれから自宅に戻り着替えをしたい。
 No.1に会うのはその後だ。流石にこのままでは人として不味い。
 二人はどうする?」

【レオーネ:現在地 アルトのテント前】
【アルトを若干不審に思う。小村が盗聴をしていた事には気付いていない】

218:国崎シロウ ◆Jd2pQO.KKI
08/06/07 22:19:45 0
>>205
俺は、真っ先に備え付けの電話で119番を押した後、
白衣を羽織り、在庫が少なくなってきた包帯と消毒液を用意しながら考える。
先程、入口前で倒れていたあの男。あの男が異能者かどうかは判らないが、
一般人ではないのは確かだろう。
それは、破れた服の隙間から見えた筋肉の付き方と、負傷状態であったという事実、
そして何より、男が纏う気配が証明している。
ただし、それが表側なのか裏側なのかは判らないが……

……訂正。やはり裏側の様だ。
シャッターを再度潜り抜けた時、一瞬だが
男が山吹色に光る物を隠したのが見えた。即ち、銃弾。
(ったく、次から次へと……まあとにかく、こいつを店に入れる訳にはいかねぇ訳だ)
状況こそ似ているが、この男が七重の様な表側の住人でないと確認出来た以上
今のこの状況で薬局内に導く事は悪手だろう。
かといって、明確に敵かも判らないので、薬を打って入院させる訳にもいかない。
ならば、『一般的な』選択肢をとるのが妥当だと俺は考えた。

「意識が戻ったのか。 おい、お前さん大丈夫か?
 ああ、動くな。直に応急処置してやるからじっとしてろ。
 心配すんな。救急車は呼んどいた。もう直来るはずだ」

俺は何も気付いていない様子を演じ、男に傷口の消毒と的確な応急処置を始めた。
【国崎:救急車を呼んだ。 五徳を店に入れる気は0。 ツバサの乗った車の事は意識から外れている】

219:梓川 博之 ◆acBW5xlTro
08/06/07 22:47:38 0
>>202
「梓川君・・・ねぇ。俺は恋人の恋に八景島の島で恋島。下は…別にいいか
 それより飯食おうぜ。冷めちまう」
お、反応アリ。良かった良かった。
スーツの女性が俺の横を通って…多分、洗面所の方に行く。
女性だし、身嗜みは大事だろうしなぁ。

「飯かぁ…頂くぜ。本気で腹減ってるし」
朝はパンと牛乳、ちょっとしたサラダと決まってるが、この際そんな贅沢なんて言ってられない。
昨日はなんも食ってないも同然だしな。

俺は席について手を合わせる。頂きます。
まずは味噌汁を啜る。

「……ぅ~~~ん、旨いな~~~…ホッとする」
昨日の七重カレーと比べてみろ。月と鼈という言葉が之ほどまでに合う料理は無い。
言わずとも分かるだろうが、念の為月の方がこの味噌汁だという事を言っておく。
「これは国崎が作ったのか?それとも、恋島さんが?
――いや、国崎だろうなー、なんせアンタはあのカレーを平然と食った味覚異常者だし」
恋島に嫌味を言いながらも国崎に感謝し、この素晴らしき朝食を食い進めていく。

恋島と他愛の無い世間話をちょこちょこしながら、あっと言う間に平らげる。
実に旨かった。朝のメニューとして和食も考えてみても良いかも知れない。
「ふー食った食った!さて後片付けだ」
恋島の分の食器も台所に運び、スポンジで次々と洗っていく。

…なんか不思議な気がする。おかしい。
だけど一体何が…あ、そうか。
「すまないけど恋島さん、あの…さっき洗面所に行った人の様子を見てきてくれないかー?
幾らなんでも長すぎる」

【梓川:朝食後、台所にて食器を洗う。恋島に葦川の様子を見てくるよう依頼】

220:恋島達哉 ◆KmVFX58O0o
08/06/08 00:00:21 0
>>206>>218>>219
話しかけてみたものの、会話が続かないな…俺は目の前の朝食を食べながら、梓川君との会話の糸口を探した
梓川君も言葉が続かないらしく、また重いというか暗いというか妙な雰囲気が流れた
ふと、葦川さんがのそっと起きると小さなあくびをした。なんつうか艶っぽい

そしてすっと起き上がると居間から出て行ってしまった。俺と梓川君はその様子をポカンと見送った
そういや何か店のほうが騒がしい気がする。・・・なんとなく行こうか迷うが、話が拗れそうだから止めておこう
梓川君が朝食を食べ始める。・・・あ、そうだ。俺も思い出したように朝食を再開する

二人でひたすらパクパクと朝食を食していると、梓川君がニヤリとして、俺に話しかけてきた
>「これは国崎が作ったのか?それとも、恋島さんが?
 ――いや、国崎だろうなー、なんせアンタはあのカレーを平然と食った味覚異常者だし」
い…言うじゃない。まぁ褒め言葉とは言わないがジョークとして受け取っておくよ

好きで味覚障害になったわけじゃないぞ。大学時代に変なのを食いすぎただけだ
それにしても…国崎さんも葦川さんも何してんだろう。そろそろ朝食が冷めてきてるぞ
梓川君と世間話をしながら、ペロリと朝食を食べ終える
キレイになった皿を重ねて、梓川君が自分の皿と俺の皿を乗せると居間から出て行った。ポツンと居間には俺一人

・・・あり、梓川君も葦川さんも何か薬局内を把握してるみたいだな。ココに来るのは初めてじゃないのか?
うーぬ・・・妙な感情だ。つか結構広いのな、国崎薬局。畳の部屋はあるわ居間はあるわ。おそらく台所や浴室も
まぁ個人経営だしな・・・家と兼用でも何ら可笑しくなかろう。・・・暇だなー俺

また蛍光灯をボーっと眺めていると、スポンジを手に持った梓川君が居間に戻ってきた
んっと顔を梓川君に向ける
>「すまないけど恋島さん、あの…さっき洗面所に行った人の様子を見てきてくれないかー?
  幾らなんでも長すぎる」
葦川さんか…確かに長いね。俺は梓川君の意見に頷き、洗面台に向かう事にした

少しだけ迷ったが、どうにか洗面台に辿りついた。てか何故迷う俺
だがちょっち待て。…もしかしたら朝シャンの可能性がある。立ち止まって洗面台に耳を向ける
シャワーらしき音がかすかに聞こえ、小さくなっていき静かに消えた。やっぱそうか

これは…どうすれば良いんだ。女性は清潔に気を使うからな…長いのも可笑しくない
にしても長いな。化粧でも…は無いわな。何か物を持ち込んだ様子は無いし
…よし、当たり障りの無い言葉で呼びかけてみるか

「…ええっと、朝食冷めますよ~」
…うん、頑張った、俺
【現在地:洗面台前廊下】
【葦川に声を掛ける】

221:五徳 静慎 ◆YUm3AOdOaA
08/06/08 00:07:19 0
>>218
タイミングがきわどいな・・・
バレたか?
ほかの人間に感知できない程度に『運命』を覗く

やはりばれているな

「いやあ、済まない私としたことが蝙蝠に襲われてね」

事実、嘘ではない
しかし演技が上手い、『贄』はやはり伊達ではないか・・・

「ところで、さっきから何か懐疑心のようなものが見えるが」

懐から弾丸を取り出し

「こいつのせいかい?」

ばれているなら隠しても仕方ない
逆に見せ付け警戒を解く

「安心してくれ、私は今誰の敵でもない、興味本位で動いているだけだ」

電卓を持ち出し

「条件次第じゃ味方につくが?」

と、言うよりぜひ着きたい物だ、こんなに楽しそうな運命見逃す手は無い


【五徳:能力数秒消費 交渉中】

222:宗方零 ◆BSFghFxWJY
08/06/08 01:03:49 0
「シャワー?使っていいぞ」
宗方はそう言いつつ、身支度を始める。
懐中電灯1
電池.10個
発光ダイオード×10
極細光ファイバケーブル1メートル分

おもちゃの光線銃を分解し、発光ダイオードを入れ替えホルスターにしまう。
電池とダイオードをポケットケースに詰め、内ポケットにしまい、光ファイバをベルトのようにズボンのループに通し
その上にベルトを締める。

ホルスターを肩に掛けるとジャケットを羽織った。
準備完了。
【宗方零 神重にシャワー使用許可をだす】

223:宗方零 ◆BSFghFxWJY
08/06/08 01:23:00 0
「さて、シャワールームを…使ってもよかったのかな?」
神重敬の声だった。
とっさの事態に宗方は今まさに飲み込んだ紅茶を吹く。
「ブハッ!あ、ああ…かまわんぞ別に」
うっかりしていた、そういえば二人居たんだった。
「二人分のスペースは無いがゆっくり使ってくれ」
そういいながら宗方は慌てて雑巾でテーブルを拭く。
シャワールームへ去った神重を見送ると
宗方は煙草に火を付け…ようとしたら煙草は紅茶でしけっていた。
宗方は気を取り直して、しけった煙草に無理矢理火を付けた。
ケチな紫煙を吐き出すと同時に、腹の虫が鳴った。


224:神重智&敬 ◆6eLTPQTFGA
08/06/08 09:05:18 0
宗方は紅茶を噴出して慌てている。
やはり、2度質問してしまっていたのだろう
「では使わせてもらおう」
俺はそう言って、シャワールームに向かう。
シャワーで纏わり付いていた血を流す、勿論血は取り込んで再利用だ。
シャワーを浴びるのは、血の臭いをとるという目的のため、血の無駄遣いはしない。
(ところで…私に制御権が戻るのはいつだ?)
智が問いかけてくる。
(さぁな…だがそう遠くはないぜ)
(どういうことだ?)
(俺と智の精神は確実に一つになりつつある)
(!?)
(お前が自分の過去を忘れたくて封印したのが俺だ。だから今まではバラバラだったが…
 少しずつお前は過去のことを思い出してきている…全てを思い出せたわけではないが。
 あとは最後のキッカケさえあれば俺と智は再び一つになることができるんだよ)
(一つになると…どうなるんだ?)
(主人格であるお前に全て組み込まれる、俺の能力や記憶が―
 もっとも、能力は元々お前のなんだがな)
(…お前は怖くないのか? 自分が消えることが)
(怖くないね、お前に組み込まれることで人格はなくなるにしろ永遠に生き続けるんだ。
 それにだ、そうなればお前の能力が強力に――いや、もういいだろう
 シャワーが長すぎたな。出よう)

シャワーを終え、宗方が用意しておいてくれたらしきタオルで体を拭きながら
服を着ようとする神重だったが――
「…しまった…これじゃあダメじゃないか」
自分が着ていた服は戦いのせいでボロボロ、能力の所為で血まみれ
これではシャワーを浴びた意味がまったく無い。
タオルを腰に巻きつけて、宗方に言いに行く。
「宗方―服を貸してもらえないか?
 流石にこれだと行き道に警察の厄介になりそうでな」
そう言って血まみれの服を宗方に見せる

【神重:シャワー終了 宗方に服を要求する】
 

225:廻間 統時 ◆7VdkilIYF.
08/06/08 12:36:15 0
>>216
>「私は籐堂院瑞穂、これからよろしく頼む」

「あぁ、よろしく」

瑞穂と女は名乗った。
正直、見かけとあってない名前だが…まあそのへんはどうでもいいか。

>「ツバサ・・・・・・ライマース家の長男か、昔は生意気な餓鬼だったがもうNo.2になっているのか、時は早いものだな」

「…・・剣が喋った?」

思わず疑問の声を上げる。
これまで様々な能力を見てきたが、剣が喋るなんて聞いた事も無い。
ハッキリ言って、俗に言う妖刀なんじゃあないだろうか。これは。

>「気にしないでくれ、今喋ったのはこの刀だ、これも私の能力の一つだと思ってくれて構わない」
>「おいおい瑞穂、そんな言い方は無いだろう、俺は天之尾羽張、よろしくな」

へえ……そんな能力もあるのか。
しかし、これでまた妖刀説が一歩近づいたな。
剣士だったら一度は持ってみたいものだが…意識を乗っ取られたりはしないだろうか?
もし乗っ取られるのなら持つのはお断りだ。

>「私が今まで出会った異能力者はまずさっき統時が言った煌神リン、それに灰色の長い髪の青年池上燐介、赤髪の着物男戦場ヶ原、謎の少年桐北修貴、『機関』の幹部レオーネ・ロンバルディーニと金髪女、最後に廻間統時、君だ
統時も異能力者に逢ったら出来るだけ報告をしてくれると嬉しい
話は変わるが君は桐北修貴という白髪の少年を知らないか?彼の忘れ物を届けたいのだ」

この中で出会ったことがあるのは…戦場ヶ原と、池上だろう。
池上との出会いは推測に過ぎないが、灰色の髪なんて珍しいのであの氷男に違いない。
それと、瑞穂が言っている桐北だが名前だけなら知っている。
停学をくらったせいで留年したという先輩だ。なにか派手な暴力事件でも起こしたのか?
まあ、それはともかくとして…俺が知っているのは名前だけ。外見やクラスは知らない。
桜なら知っているかもしれないが…あまり関わらせないほうがよさそうだ。ここは黙っておこう。

「ああ、名前だけなら知っているが…・・今何処にいるかは知らないな。
 探すと言うなら一緒に探すが。
 それと、これは俺からの要望なんだが夜まで一緒に行動してくれないか?
 俺の能力は夜、しかも月が出ていないと発動できないんだ。さっき、鉄パイプで戦ったのはそのためだ」

俺から一つ交渉を持ちかける。ハッキリ言えば、ボディーガードだな。報酬は無い。
これから先、【鬼神炎球】だけでは乗り切れないだろう。日中に襲われたら、俺は負けてしまう。
互いが危ない時には駆けつけると約束した事から、これくらいなら引き受けてくれると思うが……

【廻間:夜まで行動を共にする事を持ちかける】

226: ◆7Q1qJNYWx.
08/06/08 21:01:16 0
>>221
俺が目を覚ますと空雲はまだ睡眠中だった。
睡眠中の空雲のほっぺをゆびでつんつんする。
空雲は寝づらそうにうなる。

「ふふ、昨日はお疲れだったのか?」
まだ起きない空雲を何度も突っついていると不意に窓をノックされる。

窓の外を見てみるが誰もいない?
いや、よく見てみると男が倒れている。
中肉中背黒髪か…まさに日本人といったような容姿だ。
しばらく眺めていると男が一人出てくる。
あの二人は二人とも異能者ようだ…

「はぁ~異能者にたくさん会うなでも今日はちょっかい出すのやめようかな?」
リンのこともあるのでださないでおこうか…いやこいつらに善良を装って近づくのも捨てがたい。
とりあえず空雲を起こすとするか。

「おい・・空雲起きろ」
そう言ってゆさゆさ揺らす、しばらく揺らすと空雲が起きる。

「ん~?あ、おはようございますご主人様。」
ようやくいつもの調子に戻ったのかこちらをまっすぐ見て言う。
うん、これなら意識がはっきりしていそうだ。

「なぁ…俺も薬局一緒に入って良いか?」
「いいですが、なんでですか?」
「いや、ちょっと避妊具をお前と弓道のために・・・」

そう俺が返すと平手が帰ってきた。
いや冗談だって、だから泣きながら叩いてこないで!
ようやく落ち着いた空雲にまじめに返す。

「たまには女の買い物に付き合わないとな」
「そうですか、では良いですよ」

まだちょっと涙目だ。
とりあえずそれをスルーして車を降りる。
二人はまだ何か喋っているようだった。
とりあえず近づいて声をかける。無論空雲が
「あの~少しよろしいですか?」

【空雲が二人に話し掛ける傍らにはツバサがいる】

227:国崎シロウ ◆Jd2pQO.KKI
08/06/08 23:36:35 0
>>221,,226
>「ところで、さっきから何か懐疑心のようなものが見えるが」
>懐から弾丸を取り出し
>「こいつのせいかい?」

……驚いた。そして、警戒心が高まった。
この男が銃弾を俺に見せたという事は、俺が異能者だと見抜いたという事。
隙を見せた覚えは無い。そもそも俺の異能の気配は、発動中以外は一般人に等しい程に薄い。
それこそ、感覚の鋭い異能者にしか気付けない程に。
……最も、そうでなければ一般人としての生活など出来ない訳だが。
つまり、それに気付いたこの男は高い確率で異能者であり、
最悪、俺の昔を知っているという事……俺の方は見覚えは無いのだが。

>「安心してくれ、私は今誰の敵でもない、興味本位で動いているだけだ」
>電卓を持ち出し
>「条件次第じゃ味方につくが?」

男の発する言葉。それは即ち、金銭次第で味方に付くということなのだろう。
確かに、この危険な状態で戦力が増えるのは魅力的ではある。
だが、その選択を取る訳には決していかなかった。
店の中には裏側とはなるべく関わって欲しくない奴等がいる。
そんな奴等に、素性も知れない裏の人間と接触させることはしたくなかったからだ。
それに、俺が国崎シロウである事を邪魔をする人間には関わりたくない。
最後に包帯を結び終え、俺は男に返事をする。

「病院行って出直して来い、三流。バイトはもう足りてるんだよ」

普段の俺ならば出す事のない、殺気も敵意も、温度すら一切無い無感情な拒絶。
即ち、これ以上自分に関わる様なら安全は保障しないという意思表示。
そうして、店に戻ろうとした時、後ろに気配を感じた。

>「あの~少しよろしいですか?」
振り向くと、そこには男と女が一人づつ。どうやら先の車に乗っていた奴等らしい。
先程までの様子を消して、いつも通り、やや気だるげな様子で振り返る。
(……)
……嫌な気配だった。特に男の方だ。粘りつく程死臭がする。
多分こいつらは機関の人間なのだろう。
ったく、朝っぱらから次から次へと……。

「あん、客か? いらっしゃい……と言いたいんだが、生憎まだ開店時間じゃねぇんだ。悪ぃな。
 ……というか、お前さん達の車、店の前からどけてくれ。 あれじゃあ営業妨害だ」

安全圏の距離を保ったまま、懐から火をつけないまま煙草を咥える。

【国崎:明らかに怪しい五徳の交渉を拒否。ツバサ達には警戒しながら一般人としての対応を取る】

228:善養寺せつな@代理
08/06/08 23:42:18 0
>>213>>215
パソコンのスクリーンに映る黄色い点が二つに分かれ、それぞれ動き出す。
「二人居た……好都合」
善養寺が小さく口をゆがめて笑うと、点の動きを目で追う。
それぞれの点が、早めの速度で動いている。やはり異能者は、異能者の存在を知っている分対応が早い。
おそらくは善養寺を探し、倒すために走っているであろう。
そのうちの一つが、視認できる距離まで近づいてきた。
「勝負は……これから」
エンジンキーをまわすと二速ギアのまま急発進する。
細かくハンドルを切って周囲の自動車をかわすと、100メートルほど天宮から距離をとる。
「……うふふ」

【善養寺:軽自動車内。四人ともまだ範囲内】

229:葦川妃映@代理
08/06/08 23:53:46 0
>>218-221
「…はいはい。今出るわよ」
悩んだ挙句、昨日着たものをそのまま着なおして洗面所を出る。
後で時間を見つけたら下着だけでも調達したいところだけど、贅沢も言っていられない。
とりあえずは薬局で消臭スプレーを買ってしのごう。

居間へ戻ると二人分並べられた朝食と、二人の青年が目に入る。
昨日は夕食を食べられなかったしいただこうと腰をかけようとして嫌なことに気がつく。
朝食が一つ余っている。国崎の分。
国崎は何処だ?洗面所にはいなかった。
トイレ?二人が食べ終わっている時間ずっとトイレ?
開店の準備?まだ八時過ぎなのに?

杞憂で済めば良いがもし本当にアクシデントなのだとしたら、私たちにとって致命傷になりえない。
何せ全員に対してある程度の信用を持ち、高い戦闘力を持ち、それなりの頭脳も持つ、言わば私たちの同盟の要。
「ちょっと国崎を見てくるわ」
本当にトイレにこもっているのならば問題は無い。見るべき場所は外部との接触のある勝手口と薬局の入り口。
勝手口を確認したが特に何も無い。
薬局へ降りるとシャッターが開いている。通りがけに消臭剤を手にとって、出口へと向かっていく。
半開きになったシャッターを潜り抜けると、負傷した青年と国崎がいた。

>「意識が戻ったのか。 おい、お前さん大丈夫か?
 ああ、動くな。直に応急処置してやるからじっとしてろ。
 心配すんな。救急車は呼んどいた。もう直来るはずだ」
>「安心してくれ、私は今誰の敵でもない、興味本位で動いているだけだ」

どう見ても異能者。
それもこの態度から察するに、この状況になれている人間。私や国崎が異能者であることを知っている可能性もありうる。
「どうしたの、シロウ─ってちょっと!」
私がここに来たのは明らかに悪手。だが、仕方ない。ここで帰るのも不自然だ。
より親しく見えるように、自然に名前で国崎を呼ぶ。
これで「妹」や「同棲相手」とでも思ってくれればよい。少なくとも「ワケありで滞在」と思われるのは避ける必要がある。

「ちょっと、どうすんのよシロウ。危ないって、この人」
国崎の後ろに隠れ、小声で話しかける。

【葦川:薬局入り口。一般人のふり】

230:五徳 静慎 ◆YUm3AOdOaA
08/06/09 00:17:02 0
>>227>>229

>「病院行って出直して来い、三流。バイトはもう足りてるんだよ」

「おや、非常に残念。まあ、貧血の薬くらいは売ってくれるんだろう?」
駅のほうを見つつ
「救急車が来そうに無いんでな・・・。駅のほう面白い事になっている様だ」
金と望遠鏡を渡す

>「あの~少しよろしいですか?」
声をかけられた、機関の人間は嫌いだ・・・
いつも退屈きわまる仕事しかよこさない
そこで
「よろしくない」
自慢ではないが私の顔は男よりむしろ女のそれに近い
この顔でさわやかスマイル、且つこのせりふ

>「ちょっと、どうすんのよシロウ。危ないって、この人」
人が増えた
再び運命を見る
また能力者か・・・
しかし今のは気づかれたか?
笑顔のままそちらを見る

「怖がらなくてもいいですよ、何もしませ・ん・・か・・・r」

暗転
喋り過ぎた、誰かタス・・・

【五徳:能力数秒消費 残り29分ほど 再び気絶】

231:宗方零 ◆BSFghFxWJY
08/06/09 00:21:57 0
「待ってろ」

宗方は事務所のクロゼットからジャケットとスラックスを取り出す。
それから未開封のシャツと下着と靴下、それから靴。
これは、かつて宗方が警察時代に関わった事件の時に購入したものだ。
サイズが一回り大きい。
監視カメラに映った際に体の大きさを誤魔化すためのものだった。
苦い記憶が頭をよぎった。

宗方は上司から突然、経理帳簿の書き換えを命じられた。
一回り大きいサイズの格好をして。
断ることはできず、宗方はその命令を呑んだ。
だが、服のサイズを誤魔化した程度で監視カメラを欺くことはできない。
無能なその男らしい幼稚な発想だった。
そして宗方は能力を使い、姿を消しつつ所内の記録室に進入し帳簿を書き換えた。
上司は最初から宗方を犯人として挙げるつもりだった。
出世のためだった。
筋書きはこうだ。
宗方はその日、記録室に突然現れて帳簿を改竄し、
廊下の監視カメラの記録を見ていた上司が
それを”偶然〟発見する。

次の日、その男は計画を即座に実行した。
だが、宗方は監視カメラに映っていなかった。

宗方は窮地を脱したかに見えた。
しかし宗方は査問にかけられ、辞職に追い込まれたのだった。
理由は「異常的な能力を有し社会の利益を大いに損ないうる危険分子であるため」
実際は上層部も頭を抱えていただけだった、宗方がどうして監視カメラに写らなかったのかを。

「私のよりサイズは大きい、着られるはずだ」
宗方はそう言うと、神重のいるあたりに衣類を滑らせた。
【宗方零 神重に衣服提供】

232:国崎シロウ ◆Jd2pQO.KKI
08/06/09 01:14:18 0
>>227訂正】
>「ところで、さっきから何か懐疑心のようなものが見えるが」
>懐から弾丸を取り出し
>「こいつのせいかい?」

……驚いた。そして、警戒心が高まった。
この男が銃弾を俺に見せたという事は、俺が異能者だと見抜いたという事。
隙を見せた覚えは無い。そもそも俺の異能の気配は、発動中以外は一般人に等しい程に薄い。
それこそ、感覚の鋭い異能者にしか気付けない程に。
……最も、そうでなければ一般人としての生活など出来ない訳だが。
つまり、それに気付いたこの男は高い確率で異能者であり、
最悪、俺の昔を知っているという事……俺の方は見覚えは無いのだが。

>「安心してくれ、私は今誰の敵でもない、興味本位で動いているだけだ」
>電卓を持ち出し
>「条件次第じゃ味方につくが?」

男の発する言葉。それは即ち、金銭次第で味方に付くということなのだろう。
確かに、この危険な状態で戦力が増えるのは魅力的ではある。
だが、その選択を取る訳には決していかなかった。
店の中には裏側とはなるべく関わって欲しくない奴等がいる。
そんな奴等に、素性も知れない裏の人間と接触させることはしたくなかったからだ。
それに、俺が国崎シロウである事を邪魔をする人間には関わりたくない。
最後に包帯を結び終え、俺は男に返事をする。

「病院行って出直して来い、三流。バイトはもう足りてるんだよ」

普段の俺ならば出す事のない、殺気も敵意も、温度すら一切無い無感情な拒絶。
即ち、これ以上自分に関わる様なら安全は保障しないという意思表示。

「……あと、お前さんのは貧血じゃなくて失血だ。
 んでもって、輸血パックが薬局にある筈ねぇだろ。素直に救急車待っとけ」

気になる言葉もあったが、俺はまず、この男と関わるのを止す為に、
望遠鏡も受け取る事無く、店に戻ろうとした。
だがその時、後ろに一つの気配を感じた。

>「ちょっと、どうすんのよシロウ。危ないって、この人」
後ろから、聞き覚えのある女性の声。
振り向くと、案の定そこにいたのは葦川だった。
髪が濡れている事から、どうやらシャワーでも浴びていたのだろう。
……やっぱり、女っていうは朝風呂するものなのか?
先程の声を聞かれた気恥ずかしさと、不味い場面に現れてしまった事への焦燥から
やや現実逃避しつつも、俺は態度を国崎シロウに戻し、軽くゥといって、今の状態でこちらから攻めにかかれば自ら危険を増やすだけだ。
故に異能力が戻るまでは……殴り込みは控えて置いてやるつもりだ。

俺はビルに背を向け、近場の駅へと向けて歩き出した。
別にその駅に何か思うところがあったのではない。
強いて言えば、単に時間を潰す為であっただろう。

「駅前の喫茶店にでも行くか……」

【池上 燐介:七重らが闘っていることなど露知らず、駅前へと向かう】

233:恋島達哉 ◆KmVFX58O0o
08/06/13 01:02:07 0
>>269
>>269
今後の方針が決まった所で別に考える事も無くなった
そういや眠気が結構ひどいんだよな・・・俺にしては珍しく体力を使いまくったからな
病院に着いたらすぐホテルに行こう。けど駅方面だから結構遠いのがキツイ

なかなか足腰に疲れが溜まってるせいで動く気力が半場摺りきれてる
まぁ一回ベットにぶっ倒れて熟睡すりゃ体力は戻る。だから救急車よ、急いでくれ
この二人が病院に着けば俺の役目は一段落つくのだから。難しい事は休んでから考えれば良い

けど周りが見えないのがホント嫌だなぁ・・・どこら辺を走ってるかを知るだけでも心配は収まるのだが
・・・ってこの町に来て数日も経ってないのに何言ってんだ俺。あー疲れだ、疲れが溜まってやがる
ここはアレだな、目を瞑って迷走すると共に体力を温存しておこう。そう思って目を瞑ろうとした矢先

>「あ~… その、 聞かないんですか? 何も」
うおっ!途中から乗ってきた生傷青年が顔だけを俺に向けて話しかけてきた
安静にしてた方がいいって・・・喋る事も結構体力を使うんだぜ

だが俺の心配をよそに青年は
>「アハハ…、自分も進んで話したいって訳じゃないですけど、この身なりですし… 気にならないのかなぁ、と思いまして」
と続けた。・・・大した体力だね、君
でも止めときな。傷ってのは何てことない動作でも広がっちまうもんだ。特に治療を受けてないときはね
……ここは青年の体を気遣い、あえて俺は冷たく返答した

「病院に着くまで静かにしておきなよ。安静にしてないと・・・傷、広がるよ?」
うわーひでぇ俺。青年自体は結構友好的に話しかけてきたのに
だが許せ、青年。これも君の為だ。と自分をごまかして、俺は軽く目を閉じた

うつらうつらしてると、救急隊員に肩を揺らされて起こされた
どうやら無事に病院に着いたらしい。救急隊員が早急に担架に乗せられた青年を運ぶ
作業の邪魔になりそうなので急いで救急車から降りた。後に簡易ベットに乗せられた青年も運ばれるだろう

救急車を降りて病院に入ると、どうも辛気臭い匂いがして参る
俺が子供の頃からこの匂いが嫌いだ。色々とイメージが喚起されるから
ぶらぶらと廊下を歩いていると、血圧測定器があった。さっそくやってみる

・・・やばい、かなりの低血圧だ。まぁ眠いしな、なんか
後であの二人の様子でも覗いてみるか・・・ふと足腰にグンっと疲れが乗っかる
俺はフラフラと待合室に向かい、多人数が座れる横に広く長いソファーに腰を落とした

はぁ~・・・凄い落ち着く。思えば薬局でもけっこう緊張してたし
心から落ち着くってのは今この瞬間が初めてかもしれない。朝方だからか余り人がいないのを見計らい、背を伸ばす
目をこするがまたも眠気が襲ってきた。早くホテルに行きたいが駅方面だからな・・・
足が動くのを拒否ってるみたいだし、少しばかりここで足休めさせてもらおう

バックから文庫本の罪と罰を取り出しパラパラと捲る。何百回も読んだからもうボロボロだ
・・・けれどその分、色々と苦労だの生々しい物が詰まってるから愛着沸いてるんだよな
だが目がぼやけて字が読めない。どうも眠気が・・・って薬局で散々寝ただろ、俺
けれど両手に力が入らない。俺は文庫本をバックにしまい、体力温存の為に仮眠を取る事にした

何だか病院内が妙にざわついている。かなり騒がしい
看護士さんたちの会話は聞き取れないが、駅がヤバイだとかそういった感じの会話がぼんやりと聞き取れる
やっぱ動かない方が良いな・・・ベターな選択肢だ。俺

にしても結構ソファーって心地が良いのな。背もたれが良い具合に硬い
ちょっと待て・・・このまま熟睡しちま・・・う
はい、負け

【現在地:病院】
【病院のソファーで仮眠】


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