08/05/27 01:35:51 0
「我らはひとまずお前から去ろう、お前を現世に呼び戻す、
お前はあと2度死ね、機関を抹殺せよ、そして最後には真の死を、それがお前の定め」
「光あれ、機関と長束と城栄に呪いあれ─ククククククククク・・・・・・・・・・」
気付くと宗方の意識は、肉体に戻っていた。
「…やってくれるじゃねえか…」
神重は片方の腕で宗方を左腕で持ち上げていた。
神重はどこか満足そうな顔をしていた。
「一撃で力を使い果たしたとはいえ、俺の自慢の剣ごと切り落とすとは
たいした野郎だお前は。」
「いいだろう。協力してやろうじゃねえか
これからの予定を聞かせてもらおうか…」
「宗方は神重の腕をほどくと、姿勢を正して向き合う。
「まずは味方を探す、できるだけ多く。それと治療用の医薬品の調達が必要だ」
宗方は切り落とされた腕を視る。
「あんたみたいに便利な体の奴は相違ないだろうしな、
まあそれは近所の薬局にで揃えるとして─ともかく」
「よろしく頼むぞ」
宗方はニヤリと笑い、神重の残ったほうの手のひらを堅く握る。
(亡霊と吸血鬼、なかなか良いコンビになりそうじゃないか?)
宗方はそう思いつつ、近所の薬局の住所を即座に思い出していた。
あの陽気な店主は戦いに巻き込まれたりしていないだろうか─と
【宗方零 神重との戦闘で能力覚醒】
【広範囲の光源を使う能力″明転〟
命と引き替えに光源なしで戦える能力″明滅〟を得る】
【残り使用数あと2回】
【国東薬局の事を思い出し そこに向かう事を考える】
【能力値 3/6→2/6】