08/05/24 09:30:52 O
前スレのあらすじ
永束誠一郎に吉報とは言えない真実を突きつけられた修貴
落ち込む暇もなく襲いかかる機関の敵に内なるヤハウェが目覚め始め、道端で寝る
一方 こちらも異能者に襲われ 住んでた家を破壊された藤堂院 瑞穂は道端で妙にボロボロな人物を見つけ……
「お前さっき"また"と言ったな?それは以前、俺たちのような異能力者に襲われたということか?」
不本意ながら自分の行動を見て笑ってる藤堂院さんとは別の声が部屋に響いた
自分は驚きと恐怖で身を強ばらせた
助けられたとはいえ、度重なる異能者との戦いの後に
見知らぬ人物に見知らぬ場所に連れられ 姿が見えない第3者が現れたのだ
臆病になっても仕方あるまい
「驚かしてすまないな、今喋ったのはこの剣だ。君のような異能者が居るんだ。喋る剣が居てもおかしくないだろう?」
「俺は天之尾羽張。それより今お前が知りうる限りの情報を教えろ、お前に拒否権がない事はこの状況を見ればわかるよな?」
…あぁ、また上目線からの脅し しかも今度は剣に
喋る剣はおかしいですよ 簡単に割り切れますか? いきなりソー○ィアンですか?
てか何でこの人は 自分が異能者だってわかったんだ?
屋敷以前ならともかく[探査]を使ったあの時には人は居なかったはず…
さらに高まった緊張が相手に伝わったのだろう。 藤堂院さんはさらに声色を優しくして話しかけた
「そんなに警戒しないでくれ。師匠も私も使われなければ君にはただの棒だ。もし君が何か知っているなら教えてほしい。私もついさっき襲われ、家を失ったはかりなのだ」
「君は怪我をしている、もし今度襲われたら間違いなく殺されるだろう。だから君の傷が癒えるまで私が敵から守ってあげよう」