08/05/26 20:41:09 0
>>65
俺が頭の中で色々と兵士達の始末について考えていたが、なにやら場が騒がしい事に気がついた。
(何だ、何を騒いでいる)
>「そうそう、やめとけって」
この男……誰だ……
兵士達は、この男を知っているようだ。そして、この男に敵対する意思はないらしい。
ここから推測されるのは……この男が兵士達の仲間、もしくは上官ということだ。
桜が、俺の後ろに隠れる。その桜を庇うように、俺は前に出た。
>「いやいや、すまん俺はまったく敵意はないよ。」
本当か?…簡単には信用するわけにはいかないが、それじゃあ話しが続かない。
この場はとりあえず信じることにし、剣を下げた。
>「お前、唯能高校の生徒だろ?お前らの学校に煌神リンっていないか?身長がちっちゃいやつ」
煌神?
あぁ、そういえば違うクラスにいたな…珍しい苗字だったから覚えている。
まぁ、会話をしたことは無いが。
「リン…ちゃん?」
俺の背後に身を隠しながらも、桜が答える。
どうやら桜も知っているらしい。
「…知ってるよ。何度か一緒に遊んだ事があるから。
でも、最近行方不明になってて…貴方は、リンちゃんの事知ってるの?」
なんてこった。桜と煌神は友人の仲らしい。
聞けば、メールアドレスも交換しているとか。
しかし、最近は返事が無く学校にも着ていないとの事。
何かあったのか?……まさか、桜みたいに誘拐されたんじゃないだろうな……?
俺は、名前だけ知っている煌神について様々な想像を膨らませるのだった。
【廻間:煌神の行方について想像】
【桜:ツバサの問に対し、知っていると答える。廻間の後ろに隠れている】