08/05/28 22:41:11 0
「ふぁ…」
リンは目を覚ましたようだ、まだ戦場ヶ原は眠っている。
リンは、洗面所で顔を洗い髪を解かす、髪は結わずに後ろに垂らしたままだ。
久し振りにメールをチェックしてみる。
「あぁ、みんな心配してくれたんだ」
リンはメールを順々に見ていく、その中の異能者の戦いの期間の延長のメールを見る。
「はぁ…やっぱり期間の延長か…」
少し予想していた事だが、それはいいだろうと考え携帯を閉じる。
リンは大きく伸びをして、戦場ヶ原の寝ているソファに近づく。
戦場ヶ原の寝顔を見て、リンは少し微笑をもらす。
昨夜の戦場ヶ原の気づかいを思い出し、穏やかの笑みのままただ戦場ヶ原の顔を見つめる。
ただただ、戦場ヶ原の目が覚めるまで。
リンは思考する、兄のこと自分の中のことそして自分の気持ちの事。
兄は何処いるのか、いやこれはなぜか近くにいる気がする。
自分の中には何が入っているのか。
そして自分が戦場ヶ原に抱く感情はなんなのか。
それは今はわからないただ、いまはこの人の寝顔を見ていようと思った。
【煌神:三日目早朝、戦場ヶ原が起きるのを待つ。】