08/05/28 06:14:29 0
>>121
…ここは、きっと夢の中なのだろう
そう自覚してリンは、それでも動く事をやめない。
この夢は過去の夢?いや、過去というより…自分の望んだ夢。
目の前にもう一人自分が現れる。
『おい!お前なんでここにいるんだよ!』
「何でいちゃいけないの?」
私の切り返しに彼女は呆れたように答える。
『馬鹿か?おまえ、つかまってんだぞ?』
「でも、私はここがいいんだよ。」
『はぁ、いいか?まだ【天照】も【月讀】起きてないんだぞ?ここで死なれちゃ困る』
私は答えない、否答えたくないのだ。
『いいか?すぐに起きろ兄貴に会いたいんだろ?』
「はい、」
返事をしてすぐに私の意識は覚醒した。
「ん…ここは、あ・・れ?裸?」
しばし私が放心している途中、ハーケンと呼ばれた女性が話し掛けてくる。
「ここはひとつ、素直に機関まで来てくれませんか?
素直について来てくれるなら、着替えを用意しますけど」
「私は、『断る、第一そんなことをしなくても服なんてどうにでもなる』」
私が言う前に裏に言われてしまった。
女性は最初から期待していなかったようにそうですかと一言いうと、早々に帰っていった。
私はとりあえず池上さんの家に入ると部屋にスペアとして置いておいてもらったメイド服を着る。
私はそのまま居間に行った。
【煌神:アルトの申し出を断る、池上の家に入って再度メイド服を着て居間に行く】