【版権あり】召喚戦士達の戦い【TRPG】at CHARANETA2
【版権あり】召喚戦士達の戦い【TRPG】 - 暇つぶし2ch129:上条当麻 ◆dMCq11hv6U
08/01/25 00:30:38 0
>>119
>「な、何をするー。そういうことは大魔王様にやった方が良いだろー。
 大魔王様の方がふかふかふかで気持ちいいぞー」

「ま、待て!待ってください!状況を冷静に考えろ、これは……そう、事故!不可抗力だ!!
 いや、ふかふかとか関係ないしRPGのラスボスっぽいのにセクハラする趣味も無いから!
 つーか上条さんにはいきなり女性の胸にタッチする趣味はありませんよ!?ゴメンナサイ!」

記憶には無いが、体が覚えている過去の様々な経験から来るのであろう何かによって
固まっていた上条は、ウサコの台詞を聞いてからハッとし、飛びのくように左手を離す。
そして、全身から汗をダラダラと流しながら、挙動不審なボディーランゲージをも用いて
全身で事故である事を訴える。
反応に一切の色気がないウサコと、逆に全身全霊で弁明しながら慌てている上条、
端から見れば随分と滑稽な眺めだろう。

>大きな瓦礫が、すぐそこまで迫っている!
>「私は一足先におさらばだろー。他人の胸を気安く触りよった罰を嘆いて死ぬがよい」
「……は?」
慌てていた上条が、ウサコの言葉に反応し後ろ振り向くと
天井から崩れ落ちたのだろう、真上から巨大な瓦礫が上条に迫ってきていた。
「な――!?」
上条が慌てて視線をウサコに戻すと、既にウサコの姿は無かった。
だが、今はウサコを逃がして閉まった事を気にする余裕は無い。
上条は歯を食いしばり、飛び跳ねるように瓦礫の落下地点から遠ざかるよう走り出す。
上条の右手に宿る『幻想殺し』は、それ異能の力ならどんなものであろうが消去できるが、
銃弾や斬撃といった普通の物理法則で起きる現象には何の効果も無い。
巨大な瓦礫などに潰されれば一巻の終わりなのだ。
全身の筋肉を限界まで酷使し疾走する上条、
しかし、瓦礫の重力落下速度は上条の足を容易に上回っていた。
(畜生っ!間に合わねえ!!)
上条がそう思った時

>>122

>「爆裂呪文(イオ)っ!」
声と共に、突如瓦礫が爆砕した。

「ぐっ!?」
突然の爆発の余波で、数m程吹き飛ぶ上条。
体を石畳にしたたかに打ち付けるが、瓦礫に潰された感覚は無い。
「ゲホッ!ゴホッ! ……助かっ……たのか?」
そう言って、打ちつけた箇所を摩りながら起き上がる。

そして見た。
粉塵が何かの羽ばたきの様な物で晴れたそこには、瓦礫では無く、
巨大な鳥に乗った、先程上条を助けてくれた少年の姿があった。

>「脱出するぞ!捕まれーっ!」
目まぐるしい情報の変化に脳の処理が追いつかなくなりつつあった上条は、
だが、少年の言葉を聞き、思考を回復し、様々あった疑問を吹き飛ばす。
今必要な事は、目の前の少年を信じる事だと感じ取った。

そして上条は、延ばされた杖を左手で――掴み取った。


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