08/01/23 02:49:03 0
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「降伏だって?冗談じゃない。
そんなことしたら、今この場で殺されてしまうかも知れない。
大魔王様は恐ろしい御方だろー」
第八世界を狙う魔王の多くは、本来は裏界に封印されている。
地上に現われるのは劣化コピーとも言うべき移し身だ。
だが、その移し身が倒されると、本体の力も大きく削がれることになる。
その場では滅びこそしないが、裏界では常に権力争いが絶えず、よほど強大な魔王でない限りは下克上もよくあるので、事実上致命的である。
「それに、それで私を追い詰めたつもりなら、勘違いもいいとこだろー。
私の能力を見なかった訳ではないだろー?」
この魔王は空間転移を行うことができる。今この体勢からでも。
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そこに、何か鷹のようなものも近付いてきている。
この鷹の動き次第では、逃亡のチャンスくらいはあるかもしれないと考えている。
例えば襲いかかるとか。
だが、逃げた後は?そんな事は考えてはいない。
「さらばだ。また会う日もあるだろー」