06/11/04 18:36:20 MGGx0S9T
第84話 独【ヤコ】
弥子は再びアヤに面会に行く。アヤと看守の井伊朋子は仲良し?になっていた
朋子は「空母の近くにあたしんちがあるのよ」と嘆いていた
看守に席を外してもらい、弥子は昨日の事を話し始める
ネウロは店の服をパクって着替える。服を修復する魔力も残っていないとか
そして3日後の予定を確認した時、弥子は自分の役割に疑問を持つ
もし間違ってしまったらどうするの、とネウロに問う弥子
ネウロは「その時はその時、間違っていたのなら我輩は謎に負けたという事だ
我輩は魔界の謎を食い尽くした男、喰うのを諦めた謎と同じ世界に生きるなど
我輩の脳髄の空腹は許さない」と言って姿を消す
今まで自分一人でやってきたのに、何故自分の命がかかった時に私に任せるのか?
そして、犯罪の目的そのものがパスワードであり、HALがこれだけ沢山の人を苦しめてまで
犯罪を犯す目的なんて私にはわかりっこない、と言う弥子
するとアヤが静かに口を開く。
私が殺した2人にも沢山の家族や友達がいてその人達は皆苦しんでいる。そんなつもりじゃなかった
でも犯罪とはそういうもの。1人のエゴが大勢の人生を狂わせてしまう。ひとりきりになりたかっただけなのに。
目的、すなわち動機。欲望が生み出す動機は、突き詰めれば単純なもの
もう一度よく考えてみて、複雑だと決め付けたら大切なものを見落とすかもしれない
弥子は何かを感じ取りアヤにありがとうと言い部屋から出て行く
後ろから朋子が「怖くて自宅に近寄れないから勇気の出る歌を歌ってよ」と涙目に言う
弥子は一人気持ちを整理する
確かにネウロは人間の細かな感情を読むのが下手だ
回想ネウロ「ドラム缶があるぞ サイズを計ってみよう 上から300・300・300 ヤコ!! 貴様の仲間だ!!」
簡単に言えばデリカシーが無い
今までの事件でも犯人の動機などを理解に苦しむのを何度も見た
パスワードは確かにそれとよく似ている。好きな言葉、好んで使う文字列
それを知るにはその人自身を深く知る必要がある
ネウロはそれを予測してHALと私を関わらせたに違いない。私の力を見込んだ上で
それじゃ、そうして知ってきたHALの考えは?
「春川と私の目的は同じだ 生きる事だ 0と1の狭間の世界で何としてでも生きる事だ」
これだけじゃ何の事やらわからない。でも目的が同じなら春川教授を知る事でヒントが見付かるかもしれない
おおよその方向が見えてきたところで改めて決心をする弥子
一方吾代の元にいるネウロ。吾代は車大破で泣きっぱなし
ネウロは弥子の体に染み込んだガソリンに引火したせいだとなすりつける
それはそうと頼んだ物の調達の見通しは立ったかと聞くネウロ
あんなモン俺のツテじゃ無理だから調達できそうな奴等を呼んでおいたと言う吾代。指差す場所には早坂兄弟が
「…やあ化物 一杯おごる代わりに… 一発ブチ込んでもいいかね?」
と青筋を立てながら、懐から拳銃を取り出す早坂兄
弥子の好物:牛乳マシュマロ
潜水艦のラジコン買っちゃいました。風呂の中で膝の裏くぐらせて遊んでます<優征>
URLリンク(imepita.jp) 折角のカラーなのにちょっと残念