07/08/09 01:31:01 DQp/XOTK
■多々良惣二
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食事を終え、多々良は見返りなしでナカマが必要とするお金をあげようかと持ちかける。
「ありがたいお話ですけどお断りします。
これは自分の力で解決しないと意味を成さなくなるものなんです。
ありますよね。そういうもの、そういうこと。
自分でちゃんと背負って処理して初めて―人に納得してもらえる、説得力を持つ行動」
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多々良は気を悪くする事もなく微笑む。
ナカマの母の美子とは古い知り合いで、かつて同じ事を言われたのだった。
「どうやら美子さんは、ちゃんと背負って処理したということだな」
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はじめて顔を歪めつつ、どうすればいいかと思案していたところ、電話がかかってきた。
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母にばれたのだった。結局ナカマは、コツコツお針子で溜めていたお金が結構な額である事を知り、
そのお金でなんとか目的を果たす事が出来そうだった。
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ちなみに、足長おじさん風味だけど多々良さんはやっぱり変態だったりする様子。