07/08/08 02:47:35 ZtF8AEvp
■赤の王
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朱理―赤の王は、部下にタタラの首を落とさせ、自ら更紗の父を殺し、そして白虎の村を滅ぼした人物である。
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その上、更紗自身も射抜いた事があり、正に宿敵。
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また、朱理は実は幼い日にも更紗と出会った事がある。
赤の王の騎馬団の前を通ろうとした更紗を、兵士たちは容赦無く攻撃したのだ。
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朱理は止めるどころか「殺せ」と冷酷に言った。白虎の村の者―敵対する者に対しては一片の哀れみも見せないのだった。
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結局その時は通りすがりの青年に免じて更紗を逃がしたが、それさえなければ更紗を殺していた。
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だが、朱理はなにもただの暴君だというわけではなく、彼は彼なりに父王の政治を憂い、
そして自国の繁栄を望むからこそ、その夢のための道を阻む〝タタラ〟を敵として狙うのだった。
BASARAは国を変えるという夢を果たすための冒険ストーリーであると共に、
敵同士でありながらもそれに気付かずに惹かれあう二人の恋物語でもある。