07/08/20 04:00:38 0
やっとこさサル規制が解けた
>>662より
「あの、そのウイルスってワクチンとかないんですか?
その組織が作ってたんなら、それを抑制するものを
作っていても不思議じゃなさそうですけども……」
スコットは驚いた表情を浮かべ、僕を指差しながら話し始める
「oh-!!そこなんです。これの厄介なところはソレがないのです。
ヤツらも相当資金繰りに行き詰まっていたんでショウ。
そんなもの作る余裕もなかったと思いマース。
脅しの交渉に使い、金をふんだくれるだけふんだくったら
バラまくつもりだったのかも知れまセン……。
全く持ってクレイジー、どうかしてマース……」
「その……、つまり感染したらもう助からない?」
「イエース!!ソノトオリ!!だからこそ日本に逃げた
犯人の情報をあなた方から聞きたかったのデース
こんなヤバイ代物を野放しにしてはいられませんからネ」
スコットは指をパチンと鳴らし、僕に答えた。
おそらく僕達に聞くというくらいだから
昨日のあの人物がそうだったのだろう……。
どこからそんな情報得たのか……。さすがとも言うべきか。
「スコットさん。あの、実はですね……」
僕が彼に説明をしようとしたその時、彼の隣の
大柄な男。確かボブと言ったか。
彼が身を乗り出し、ボクの隣の先輩の肩に手をかけていた。
「アノ、ダイジョウブデスカ?グアイワルソウデスケド……?」
たどたどしい日本語で彼は先輩に話し掛ける。
見た目によらず、中々優しい人のようだ。
それはそうと、さっきから先輩の様子がおかしい。
だがそう思った時にはもう手遅れだった。