07/01/05 15:30:48
[切断遺体]逮捕兄 被害妹と「3年間話すことなかった」
東京都渋谷区の歯科医、武藤衛さん(62)方で長女の短大生、亜澄(あずみ)さん(20)の切断遺体が見つかった事件で
、死体損壊容疑で逮捕された次兄の予備校生、勇貴(ゆうき)容疑者(21)は「(事件までの)3年間は(亜澄さんと)
話すことがなかった」と供述していることが分かった。
司法解剖では、亜澄さんの遺体に首を絞められたり、水に沈められた跡が見つかった。
警視庁捜査1課は殺害の経緯や方法についてさらに追及している。
調べに対し勇貴容疑者は殺害の動機について「『夢がない』となじられた」と供述。
その後の調べで、亜澄さんとの関係について「妹と仲が悪くなり、家の中でも避け、
この3年は話をすることもなくなった」と供述した。また「(亜澄さんが)テレビを見ている居間に行った時、
なじるような言葉をかけられた」と殺害に至る経緯を供述しているという。
亜澄さんの言葉について勇貴容疑者は「一生懸命勉強しているのに、いくら勉強してもだめだという意味に受け止めた」
と説明しているという。
一方、亜澄さんの死因は特定できていないが、司法解剖の結果、
遺体には、首を絞められた際に生ずる所見がみられ、肺には水が含まれていることが分かった。
こうしたことから、絞殺や、浴槽に沈められたことによる溺死の可能性がある。
また頭部の傷は、鈍器で殴られた跡らしい。
遺体の切断に使ったのこぎりと文化包丁について勇貴容疑者は「洗って血を流した」と供述している。のこぎりは自分の部屋に、包丁は台所にあったもので、遺体の切断後、それぞれの保管場所に戻したという。【鈴木泰広】