06/12/08 01:35:09
妹：「最近周りの男の子の会話でよく耳にするけど、『フラグ』って何？」
俺：「コイバナで出てくる『フラグ』なら、その気がある、ってことを感づかせる信号みたいなものかな」
妹：「そうなんだ。具体的にはどんなの？」
俺：「『フラグ』の捉え方は人それぞれなんで一概には言えないけど、何気ない言葉や仕草にも『フラグ』はあるね。
無理して気のないセリフ言おうとしてどもってしまうとか。たとえばバレンタインデーとかで手作りチョコ渡すときに
『べ、別にあんたのために作ってあげたんじゃないんだからねっ！材料が余ったんでもったいなかっただけだからねっ！』
こういうのを『ツンデレ』って言って、これも人によっては『フラグ』だ」
妹：「べべべ、別にあ、ああ、あんたななんかにせせ説明してほしくななんかなかったんだからね」
俺：「それじゃ山下清だ」
妹：「そんなのどーでもいいけど、なぜ『フラグ』なの？」
俺：「『フラグ(flag)』ってもともとコンピュータ用語で、コンピュータの中心部で行われた、計算の結果や状態がどうなったかを
示している信号なんだ。人間にはもちろん見えないけどね。で、それが転じて、普段推し知ることができない、人の心の中を
ふと垣間見ることができるような言葉や仕草を『フラグ』と呼ぶようになった、と」
妹：「コンピュータの内側も人の心の内側も、なかなかわからないもんね」
俺：「そういうこと」
妹：「で、みょーに熱く語ってくれてたけど、それって『フラグ』？」
俺：「……、ま、お前がそう思うならそれも『フラグ』ってことだ。中にはそういう『フラグ』に気づかないでスルーしちまったり、
デリカシーのない発言で『フラグ』へし折ったりしちまうやつも居る。男ってのはそういう『フラグ』にはデリケートだから、
そういう行動が結構トラウマになったりもするんだ。もし意中の人がいるなら、その人の『フラグ』見逃さないように気をつけなよ」
妹：「体験者は語る、か。お兄ちゃんも散々傷ついてるんだね」
俺：「………………」