07/07/14 14:57:10 O
…おやおや、どうしたのですこの騒ぎは…ああグレゴリー兄さん、>195
何だか浮かない顔をしていらっしゃる…?はい、…アンシェル兄さんが
引きこもって出て来ない?…どうしてです、つい先ほどまで
お元気そうにしておいででしたよ。具合が悪いなら…、…ああディーヴァが?
…は…、顔も見たくない、と…?
彼女が、彼に…?彼は彼女の最古参の従者ですよ…、一体何があったのです。
よく判りませんけれど、…それでは兄さんは塞ぎたくもなるでしょう。
彼女に余程の事をしたのでしょうね?兄さんは…。
これまで、彼がそこまで彼女のご不興を買った事など…ええ、無かったですのに。
それに今のこの騒ぎ。彼が出て来たら、…また知らない間にご来客の間だけで
お話が進んでいる、と…溜め息をつくでしょうね。
そうだ、グレゴリー兄さん。ああ、
先ほどアンシェル兄さんに、ワインを持って行って差し上げたのですか。
…実は…ここに、オキナワの…まむし酒、があるのです。
ええ、カイ・ミヤグスク>>98が僕にと…元気をつけるのに、とても良いそうなのです。
けれど見て下さい、瓶の中にヘビが…僕はこんな飲み物は
これまで口にした事がありません。ねえ兄さん、
味見をご一緒しませんか…?ええ、ほんの少しです。もし悪くなければ、
塔においでのアンシェル兄さんにもお裾分けしましょう。元気が出るそうですから。
この間は僕が貴方の部屋へお邪魔しましたから…今度は僕の部屋で。
これをくれたカイ・ミヤグスクには…また改めてお礼を言わなくては。
それでは…すみません、ご来客の皆さん、ご挨拶はまた改めて。失礼します。