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金城秀三氏が死去 元琉大学長、布令で論陣 82歳
元琉球大学学長で、戦後沖縄における刑事法、公法の第一人者として活躍した金城秀三(きんじょう・ひでぞう)さんが14日午後9時10分、肺炎のために浦添市前田の自宅で死去した。82歳。那覇市出身。自宅は浦添市前田一ノ53ノ一。
告別式は17日午後2時から3時、浦添市前田二ノ15ノ1、サンレーグランドホール中央紫雲閣で。喪主は妻■子(たかこ)さん。
1926年那覇市生まれ。53年に東京大法学部を卒業し67年から琉球大学で刑法学教授として活躍。73年には46歳という若さで同大第九代学長に就任。78年3月まで二期務め、首里にあった同大学の西原移転など大学の基盤整備にも尽力した。
米国統治下の62年に発表した論文「琉球における裁判所の法令審査権」では、琉球政府裁判所に米国の布告・布令を審査する権能があると論じ、米民政府の権力行使に対する歯止めを明示、のちの法令研究に影響を及ぼした。
教え子で琉大名誉教授の垣花豊順氏は「米国統治下で米軍に対しあまりものが言えない時代に、勇気ある主張をした。その後、国家を超えた普遍的人権を主張する論文の増加や、世論形成など、社会的にも学問的にも大きな影響を及ぼした」と評価し、悼んだ。
沖縄人権協会副理事長なども歴任。02年には勲二等瑞宝章を受章した。
※■は昂の「日」なし
(7/16 11:03)
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